ぼぎわんが、来る 1 (BRIDGE COMICS) [Kindle]

著者 :
制作 : 澤村伊智 
  • KADOKAWA
3.25
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本棚登録 : 17
感想 : 3
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感想・レビュー・書評

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  • Kindle期間限定無料版にて。
    コミカライズである。
    やはりぼぎわんは怖くて面白い。
    めっちゃコワい。
    まあこれはこのマンガが面白いというより原作が面白いからなのだが。
    このコミカライズ版は、絵がかわいすぎるな。
    ホラーの絵じゃないわ。
    なのでコワさが半減する。
    半減してるのにめっちゃコワいのは、原作のおかげである。
    やはりぼぎわんスゴい。

  •  澤村伊智さん原作"ぼぎわんが、来る"のコミックス版。
     とりあえず、絵が……その、雑っぽく見えてしまい、げんなりとしました。
     第一巻は、第一章"訪問者"をそのままそっくりおさめたもの。
     だいぶ端折っています。
     たとえば、"ぼぎわん"が"ちさ"の名前を使って、田原秀樹を呼び寄せようとした部分で、小説だと知紗に何かあったのか、妻である香奈に何かあったのかと若干の心配をしつつ、会社の出入り口に向かって、高梨に話をしながら、
    「まだ、知紗の名前は、誰にも告げていない」
    (無事に産まれてからみんなに報告しようと、香奈と示し合わせていた)
    ということに気づき、首をひねり、そうして、高梨の腕がーーという流れで。
     漫画版ですと、"ちさ"の名前を告げられた時点で不審な面持ちをあらわにし、出入り口に向かい、そこで原作のように"まだ誰にも告げていない、無事に産まれてからみんなに報告しようと示し合わせていた"というモノローグが流れるのです。
     秀樹の傲慢で愚鈍な部分が微妙に削がれて、ええ、そんなん?ってちょっと疑問に思いました。
     また、高梨が痛がっているように見えなくて、あの原作で垣間見えた末恐ろしさが見えず、拍子抜けしてしまいます。
     それはさておき、25年への歳月を経て"ぼぎわん"が秀樹の元を訪れ、それにおののいた秀樹は暗中模索します。
     お祓いでもしようか、でもうさんくさいなぁ、とか思っていた最中、中学時代の同級生・唐草が民俗学を専攻していたことを思い出し、彼と連絡を取ります。
     そうして、オカルトライター・野崎、そして霊能者である真琴との縁ができる秀樹。
     家族に優しくしろと言われ憤り、とっとと帰るものの、幾日かあと、野崎と真琴が訪ねてきて再び色々調べ始めるようになります……。
     と、まあ、流れは原作と同じなのでそれはそれ、ネタバレレビューなどで検索すれば出てくるので、そういった流れに関してはここで終わりにします。

     それにしても、人気が出たからなのか、コミカライズもされるとは、えらいびっくりです。映画化してからのコミカライズ、ですよね。流れ的に。
     しかしまあ、ホラー漫画ってむつかしいですよね。
     "悪の教典"はホラー漫画というよりサスペンス漫画ですか、"リング"とかみたいにおどろおどろしさが欲しかったなぁ。
     今や休刊となってしまったホラーMだとか、レディースコミックになってしまいますが本当は怖いグリム童話シリーズとか、そっち関係の漫画家さんに描いてもらったほうが、もっとおどろおどろしかったのでは……と。
     たとえば、児嶋都さんだとか、外菌昌也さんだとか、蕪木彩子さんだとか、稲垣みさおさんだとか。
     今市子さんやいなだ詩穂さん、烏山英司さんも合っている気がします。
    (御茶漬海苔さんや犬木加奈子さんや日野日出志さん、伊藤潤二さんやうえやま洋介犬さん、押切蓮介さん、関よしみさん、高橋葉介さん、西川淳さんや三家本礼さんあたりはちょっと違う)
     勿論、おどろおどろしすぎない漫画家さんもいますよ。個人的に好きな、大橋薫さんや楠桂さんとか。
     でもなんかなぁ……"恐ろしさ"が欲しかった自分にとっては、なんだかなぁ、という感じです。

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