よっすーさんの感想
2021年9月13日
最高に楽しめた!! ページを繰るほどに、わからなくなる犯人! その中に、しっかりと描かれる 見事な歌舞伎、日本の芸能について。 人としてのものを見る姿勢の大切さ。 日本という国を、人を、世界を眺め 考えることの重要さ。 謎を解きながら、解けない中で ええ? まさか!? と、解き明かされる展開の中で 心にずしりと残っていくものの 大きさ。 さすが、松井今朝子さん!! と、唸った。 いい読書時間だった。
1953年京都生まれ。小説家。早稲田大学大学院修士課程修了。松竹株式会社で歌舞伎の企画・制作に携わる。97年『東洲しゃらくさし』でデビュー。『仲蔵狂乱』で時代小説大賞、『吉原手引草』で直木賞受賞。 「2018年 『作家と楽しむ古典 好色一代男 曾根崎心中 菅原伝授手習鑑 仮名手本忠臣蔵 春色梅児誉美』 で使われていた紹介文から引用しています。」