いつか優しい雨になる (ガブリエラブックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 切ない系恋愛小説。あとがきにある通り、大型クルーザーとかは出てこない地味な舞台だけど、心情的にたいへんにロマンティック。
    お嬢様のヒロインは浮ついたところがなく堅実で純粋、ヒーローも内心は一途にヒロインを想っている。濡れ場はあるけど純愛だ。濡れ場も心情にリンクしてるし言うことなし。あと、タイトルも内容に沿っているだけでなく、作中の出来事を示唆してるし、ロマンティック(ばっかり言ってるな)。普通のTLだと『冷徹御曹司は初恋の妻を追い詰める』とかになるんじゃないのかな。実は嫌いだ、そういうの。タイトルと内容がセットでは記憶に残らない。
    あとがきにあった脇役の男性がヒーローである小説も読みたかったが、電書化されておらず、紙本は中古なのに3000円以上の値がついている。手が出ないや。絶版なのかなぁ。残念。

  • ヒロインは敷かれたレールの上を歩んでいる様な人生です。自己主張が出来ないのかって叫びたくなります。思いやりがあって優しい女性だとは思うけれど流されているよね。結婚してから少しずつ変化していましたが、イライラさせられました。

  • 社長の息子、2人兄弟の兄と婚約していて、そろそろ結婚するはずだった財閥の娘の主人公。招待状を送ったタイミングで、婚約者が逃亡。弟と結婚することに。
    2人は夫婦として仲良くやっていけるのか?兄は戻ってくるのか?


    主人公の先輩が主人公を妬む事自体は仕方がないと思った。自分が好きって言った方を、違う方が好きって言ってた人が手にしてたら、そういう気持ちにもなるよね。家の事情があるってわかってても。

    なんだこの父親は!と主人公の父親のことを思っていたけど、肩書きのなくなった、どこか力の抜けた父親になんとも言えない気持ちになった。ヒーローとの寿司の件はうるっと来てしまった。

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