幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論 [Kindle]

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  • 原題は The Happiness Advantage
    原題通り、幸福は成功に「先行する」という主張。
    確かに成功しても幸福になるとは限らない。
    一方で、幸福になるために無理を重ねるというのはよくあること。思考が歪むと「成功するために辛い思いをするのは当然」などと考えてしまったりする。
    日々を楽しむことと、手を抜くことは違うという当たり前のことをもっと意識しようと思った。
    この他にも「周りの人たちとのつながりが最も大事なときに、人はどうしても自分の殻に閉じこもってしまいがちだ」等の心当たりがある指摘多数。
    多くの気づきが得られる良書だった。

  • 一般的なポジティブシンキングとは一線を画した実践的方法を示してくれている方法。やはり失敗を乗り越えることで様々な良い方向に進み、自分が考えているより悪いことがおきないなど、普段、自分がわかっていてもどん底のときに気づかないことがたくさん書かれている。はっとさせられた。

  • 精神科医の樺沢紫苑さんがとてもいい本だと紹介しており購入。ほとんど樺沢先生が言っていることがここに書いてあった。ざっくりいうと、成功を追求するのではなく、幸福を追求すべきということ。そうすると成功は後からついてくるのだという。さまざまな示唆に富んだ一冊。

  • 成功するから幸せ、なのか、
    幸せだから成功するのか。
    そんな疑問に科学的な根拠でもって答えを提示してくれた。

  • 神本。前より明るくなれました。繰り返し読みたい。樺沢先生の推薦書。

  • 不注意による盲目。
    明白だと思われていることでも、驚くほどたくさん見逃していることがある。

    例えば、ある研究によれば、実験協力者に30秒のあいだ違う方向を向いてもらい、次にもとの通りに向き直ったとき、こちらのシャツが違う色に変わっていても、多くの場合が気がつかないという。

    また別の実験で歩行者を路上で呼び止めて道を尋ねたとき、その人が他の方を向いた間に、質問者が素早く別の人と入れ替わっても、多くの人がまったく気づかずに話し続けるという。

    つまり、自分が見ようとしていないものは見えないのである。

    …本当なのだろうか。

  • 幸福であるから成功をつかめる。成功が先では無い。
    その為に実施したい7つの法則である。
    何度も読み直したい本

  • 人の脳は普通の気分のときでもネガティブな気分のときでもなく、ポジティブな気分のときに最もよく働くようにできている、ということが証明されている。
    仕事をし続けることよりも、夢中になる時間や、余暇の時間を持つことが仕事の業績にも恩恵を与えてくれる。

    ■ハピネスアドバンテージ
     ポジティブな脳は平常時の脳やネガティブな脳に比べて生物学的な優位性を持つ。脳を再訓練して積極性を高めることで、生産性や業績を改善できる。
     瞑想(5分でもいい)、何かを楽しみにする(予定をカレンダーに書くなどもよい)、親切な行動を「意識的に」行う、ポジティブな感情が生じる環境を作る(お気に入りの写真、匂い、おしゃれ、天気がいい日の散歩)、運動、経験や他人のためにお金を使う、自分の固有の強みを発揮する

    ■心のレバレッジ化
     自分の置かれた状況をどのように経験するかは心の持ちようによって変化する。
     自分の心が日々の行動をいかに捉えているかが、その行動自体よりも現実を決定する。経験の情報処理の仕方を変えることで、反応と対処の仕方もコントロールできるようになる。
     自分の能力を向上させられると信じることが大事(成長のマインドセット) 自分の能力を信じることがその人の能力を変えて業績を変えていく。
     ジョブ・クラフティング。自分の仕事をどう認識するか。「勤め、専門職、使命」。

    ■テトリス効果
     なにか行動を繰り返すと、脳の中の配線が変化する。世の中をどう捉えるかも脳のパターンに支配されている。脳を再訓練して肯定的なパターンを脳の中につくる
     よいこと、達成したこと、感謝すること、ものごとのプラスな面を書き出す。人の褒めるところを見つける。

    ■再起力
     挫折やストレスや困難のさなかでも、人の脳はそれに対処するための道を見つけ出せる。立ち直るだけではなく、その経験があったからこそより幸せになる道を見いだせる
     挫折を成長の機会と捉えられるかが大事。状況や起きたことをポジティブに再解釈し、楽観性を失わず、現実を受け入れ、問題を避けたり否定したりせずに、真正面から見つめる
     挫折からうまく立ち上がることができる人とは、何が起こったかによって自分を定義せず、その経験から何を得るかによって自分を定義できる人
     反事実や楽観的な説明スタイルによって、


    ■ゾロサークル
     達成可能な小さなゴールに注目してコントロール感覚を取り戻し、それから徐々に範囲を広げて大きなゴールを達成する

    ■20秒ルール
     知識と普段の行動は別物。実践していかないと意味がない。習慣化が大事。
    特定の行動を取ればとるほど対応するニューロン間の通信が増える。年をとっても脳を変化させられる
    習慣化は意志の力でやろうと思わないこと。人間の意志の力に限界があることを理解し、望ましい道を最も抵抗の少ない道にする。

    ■ソーシャルへの投資
     最も成功している人ほど人間関係を大事にして推進力としている。
     周囲からの支えは幸福感に大きな影響がある。
    秀才と言われる人たちはしばしば最も愚かな行為に走る。ストレスがかかると、彼らは成功と幸せにつながる人的ネットワーク、つまり支えてくれる周囲の人との関係を築こうとせず、反対に遠ざかってしまう。
    周りの人との良い関係が、最も幸福度を高め、ストレスを軽減し、うつから引き出してくれ、仕事や学業の優れた成果をもたらすことは、ポジティブ心理学の数多くの研究結果が証明している。
    短時間のふれあいでもいい。
     仕事以外の付き合い、直接顔を合わせる機会、友人とのランチ、廊下ですれ違ったときのやりとり、挨拶、良いニュースの共有
    パソコンのスクリーンから目を上げてその人を見る

  • 人は変われる
    この一言に救われた。

    読み終えて、上2行の途中感想に疑問符を持つ。なぜそもそも変われないと思っていたのか。変化は常にあったのに。
    あとがきの最後には、「謝辞」を書いたことがないという人は午後の時間を空けて書いてみるといいとあった。あぁいいな、やってみようかと前向きになれる本だった.

    幸福優位7つの法則
    法則 1   ハピネス・アドバンテージ               ─ ─ 幸福 感は人間の脳と組織に競争優位をもたらす
    法則 2   心のレバレッジ化
    ─ ─ マインドセットを変えて仕事の成果を上げる       法則 3   テトリス効果
    ─ ─ 可能性を最大化するために脳 を 鍛える
    法則 4   再起力
    ─ ─ 下降への勢いを利用して上昇に転じる
    法則 5   ゾロ・サークル
    ─ ─ 小さなゴールに的を絞って少しずつ達成範囲を広げる
    法則 6   二〇秒ルール
    ─ ─ 変化へのバリアを最小化して悪い習慣をよい習慣に変える
    法則 7   ソーシャルへの投資
    ─ ─周囲からの支えを唯一最高の資産とする

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著者プロフィール

ポジティブ心理学者。ハーバード大学で英語学および宗教学の学士号を、同大学神学大学院でキリスト教および仏教倫理の修士号を取得。幸福と成功の関連性を研究し、この分野の第一人者となった。現在はコンサルティング会社「Goodthink」の共同創業者兼CEOを務め、100社にわたる企業へのコンサルティングや、世界50か国以上でのレクチャーを行っている。著書に『幸福優位7つの法則』『成功が約束される選択の法則』(徳間書店)がある。

「2018年 『潜在能力を最高に引き出す法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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