株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版 [Kindle]

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  • ダイヤモンド社
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  • 初〜中級の個人投資家向けの一冊。大儲けするぞ!という趣旨ではなく、いかに負けない個別株投資をするかに重点が置かれている。

    「いかに負けないか」を考えると、ファンダメンタルズ・バリュエーション・テクニカルの3つに分解される。

    ファンダメンタルズは会社四季報や決算短信、月次報告や財務諸表の読み取りで企業の今後の業績を占う。マクロな市場動向も大事になってくる
    バリュエーションはPERやPBR、ROE,ROA,ROICなどを用いて企業価値と時価総額の評価をする。将来の企業価値予測にはファンダメも大きく関与する
    テクニカルは株価にトレンドがあることに着目し、下落トレンドでは買わず、上昇トレンドで買い、持株は素早く損切りor長くホールドする眼を養う

    本書は上記3つの要素がバランスよく盛り込まれており、まさにタイトル通り「最低限知っておきたい」内容になっている。
    まだ個別株投資をしたことがない人は、まず本書から勉強を始めてもらうと、大損する可能性がかなり低くなると感じた。

  • ●外国人/投資信託持株比率が数%の銘柄
     徐々に評価されているバロメータ。持ち分減少には注意。
     マザーズ銘柄などはそもそも流動性の観点から保有されないことが多い。

    ●PER:フロー PBR:ストック。
     下落相場ではPBRが重要視される(PBR1倍を目安に)買いが入る場合あり。

    ●PBR=PER×ROE
     ROEが高いのにPERが低く、PBRも低い≒割安に放置。下落相場で出現する場合有
     ROEが高くなく、PER先行でPBRも高い銘柄は割高な可能性あり。

    ●PER=業績予想(N+2)を用いて計算。期待指標のため。
     特別損益を除いた経常損益=税引後利益÷65%で計算。

    ●低PBR銘柄を買う条件
     ・黒字企業=毎期資産は増えるのでやがて上昇
     ・無借金経営など財務リスクが無い(PBRが著しく低い企業は財務毀損リスク有)
     ・CFがプラス

    ●移動平均線
     ・日足+25日移動平均線
     ・週足+13週移動平均線
     ・月足+12ヶ月移動平均線

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著者プロフィール

足立公認会計士事務所代表。『株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書』(ダイヤモンド社)を始め、著書多数

「2022年 『2022年版 株の稼ぎ技232』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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