受験必要論 人生の基礎は受験で作り得る (集英社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 林修先生が受験について書いた本(基本的にインタビュー)。
    最初から15ページくらいまでが一番読み応えがあった。時間がない人はそこだけ読んでもいいと思う。と言うか、どんなに忙しくても読む価値はある。
    以下、印象的だったところを書き抜いておく。

    この社会において、全員が学校の勉強をできるようになる必要はありません。しかし、誰もが豊かな「考える力」を持つべきです。なぜなら、社会に出てからも、ときには答えのないような「問題」まで解いて、物事を「解決」し、「創造」していかねばならないからです。その際に、「考える力」は不可欠です。

    「受験ができることは特権的なことである。」これはすべての受験生に心しておいてほしいと思います。大学にいきたかったけれども家庭の事情でいけなかった人がたくさんいる中で、受験ができること自体は特権的なことであるんです。

    そもそも勉強できるということは贅沢なことなんです。しなければ生きていけない、たとえば食事だったり睡眠だったりとは全然次元が違うことで、全ての人に本当に必要かどうかは疑わしい。なのにそれをやらせてもらえるということは、非常に恵まれていることなんです。

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著者プロフィール

1965年愛知県生まれ。東進ハイスクール、東進衛星予備校現代文講師。東京大学法学部卒業後、日本長期信用銀行に入行。その後5カ月で退社し、予備校講師となる。現在、東大特進コースなど難関大学向けの講義を中心に担当。テレビ番組のMCや講演など、予備校講師の枠を超えた活躍を続けている。

「2016年 『林修の仕事原論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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