モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 本田さん四角さん、無料化ありがとうございます。
    読んでみて、旅をしながら生きるためにこの二人が積み重ねてきたとてつもない量の努力と実験が目にとれた。自分の時間を生きる!

  • 派遣を重ねることで、自分に必要最低限の物資が判明した。
    仕事は準備・計画と整理整頓や見える化が、大切とわかってきた。
    →断捨離・ミニマリストに傾倒していくことに。
    マルキに来て、自己完結型、自給自足型、必要な物は自ら動いて作る・揃える、という考え方に。
    「お金」リテラシーが高まり、目標も出てきた。
    モバイルリテラシーを上げる。
    ギアにこだわる。
    とても面白かった。デュアルライフをしようとは思わないが、コロナやらで生活様式が変わる中、心身を整え、考え方もアップロードし、シンプルに身軽になりたいと思う。

  • ※2020.4.22購入@kindle版

  • さらっと読んだ
    ATOK 変換
    Tripit 旅スケジュール 
    Hootsuite SNS 管理
    Be foucused 楽をするための工夫

  • 本田さんの本は以前に「ふーん、そうなんだ」と何冊か興味深く読ましていただいたけれど、今回のは「僕たちと同じことをする必要はない」と言いつつ、なんとなく押し着せがましくてちょっと鼻につく。四角さんのことは知らなかったけれど、デビットソローに影響を受けた生活というのは憧れちゃう。とは言っても自分自身でこれを実践する勇気も気力もなく、ただ憧れとして楽しく読ませてもらいました。良い気分転換になった。

  • モバイルボヘミアン 旅するように働くことについては賛否両論あると思うが、私はこの本を読んでとてもわくわくさせられた。モバイルボヘミアンだからこそできる自由な生き方もあるが、今の生活はなも転用できる思考のヒントは多くあった。

  • 私の考えの礎の一つとなっている四方さんと本田直之さんの共著。
    自由に暮らすモバイルボヘミアンを実現しながらも2人の経歴や性格は全然別物。

    初っ端から自分の思ってきたことが書かれている感覚。

  • たまに読みたくなるようなバイブル本。
    モバイルボヘミアンというノマドの生活、個人が主役の経済での生き方について書いてある。
    とても刺激的。

  • ○テクノロジーの劇的な進化と、社会の価値観の多様化によって、 準備期間はぼくたちよりも圧倒的に短くできる。
    ○来たるべき時代に自分がどうなっていたいのかをイメージしてほしい。
    ・ 旅するように生きることで、自分の時間は取り戻せる
    ・ テクノロジーの進化で、この生き方はだれでも実現できるようになったという事実
    ・ これからの 10 年、あなたがどう生きたいのかを今、真剣に考えるべき理由
    ○間違いなかったのは、自分にまだスキルがなかったこと、何者でもなかったこと。ということは自分に必ず原因があるのだろう、
    ○世の中は確実に便利になっているのに 働く時間が増えるのは本末転倒。生きている時間のすべてを 「自分の時間」として取り戻すことは可能である
    ○お金だけではなく、時間というものも、投資しなければリターンを得ることはできない。  ○「忙しい、時間ができたらやる」と言っている人は、いつまでも現状のまま進歩しない。
    ○テクノロジーの発展のおかげで、この生き方はだれにでも実現可能な生き方になった、 ということなのだ。
    ○「すごい人だからできるんでしょ?」はただの思考停止 自由を掴むための準備期間は急速に「短く」なりはじめた
    ○2000年で言うと、ほぼ100%デスクトップだった。2005年にようやくデスクトップとノートが半々になって、2010年にはもはやデスクトップはまったく使わなくなった。ノートパソコン7割、iPhone 3割という割合。2015年以降になると、もはやノートパソコンも開かない日が出てきて、8割はiPhoneで仕事ができてしまっている。
    ○ iPhoneの登場によって、どこにいても仕事ができるようになった、 という点だ。そして今は、国を問わず、場所を問わず、旅するように移動して活躍している人は、みなiPhoneをはじめとするスマートフォンを使いこなしている。
    ○環境もあります、武器もあります、あとはあなたの意思次第である ことをまずは伝えておきたい。
    ○多くの仕事は「会社のそばにいなくてはできないこと」から 「どこにいてもできること」へ
    ○結果、行き着いた答えは、「高度なモバイル・リテラシーを身につけ、自分を移動させる力(モビリティ)を最大限まで引き上げること」 だった。
    ○モバイル・リテラシーとは、「モバイルテクノロジーを武器にする力」のこと。いつでも、どこにいても、だれとでも仕事ができる状態にするためには「デジタルデバイスインターネット(=モバイルテクノロジー)」を使いこなすことが不可欠、ということにぼくたちは早い段階で気がついた。
    ○ただお金を稼ぐだめだけ、食べるためだけに働くのではなく、得意なことや好きなこと、ライフスタイルそのものをコンテンツにして仕事をする。
    ○今わかったのは、こうやって蓄積してきたモバイル・リテラシーこそ、現代社会を生き抜くために必要な、サバイバル技術そのものだったということ。
    モバイルボヘミアンの「モバイル」には複数の意味が込められているが、その一つは言うまでもなく、モバイルテクノロジーのことだ。
    ○モバイルボヘミアンとは、「自分らしくいられる時間をできるかぎり長く持つための工夫」 「仕事、表現、生活のクオリティを極限まで引き上げるための考え方」
    ○重要なことは、過去 10 年で働き方がこれだけ変わったのだから、次の 10 年ではもっと変わる。そのときにあなたはどういう生き方をするのか?という問いを投げかけること。その答えを今、真剣に考えなければ、これだけの変化とチャンスがある中で、働き方や生き方を変えるタイミングを逃してしまうだろう。
    ○人生に置き換えると、今、この瞬間に「これができなきゃ」とか「あれができなきゃ」ということは実はどうでもいい話で、 今この『モバイルボヘミアン』を読んだあなたが、 来たるべき時代に自分がどうなっていたいのか、 を考えて実行していくということ。
    ○だれかにコントロールされて生きるのか、自分でリスクをとって自分の人生を生きるのか。
    ○今この瞬間に「できる・できない」はどうでもいい話 大切なことは、来るべき時代に「自分はどうなっていたいのか」
    ○何時から何時まで会社にいなければいけない、という場所の縛りも必要なくなった。こうしてまず、「場所」が解放された。
    ○労働時間は9時から 17 時まで」、「月に 40 時間働く」、「何時から何時までは会社にいる必要がある」。これが今までの常識だった。仕事にはかたまりの時間が必要で、最低でも数時間は会社にいて、パソコンの前に座って、ミーティングの時間をとって、といった具合に。しかし今はiPhoneがあるおかげで、かたまりの時間をとらずとも細切れの時間でどこでも仕事ができるようになった。
    ○今はまだ、iPhoneのみで仕事をしている、なんていう人は少数派かもしれないが、考えてみてほしい。 15 年前まではノートパソコンを使っている人が少数派で、そこからたった5年ほどでそれが多数派になり、今では仕事に欠かせないものになっていることを。
    ○新しい価値観は、ひとたび「こちらの方が便利だ」、「こちらの方が効率いい」と理解された途端、古い常識や習慣を洪水のように飲み込んでいく。
    ○あなたは新幹線に乗ってまず、パソコンを開きますか?
    ○その行為は少数派だろうか、それとも多数派だろうか?
    ○固定された場所がない、ということは、固定されたチームもなくなっていく、ということ。会社というあり方そのものが「固定的」から「流動的」になっていき、プロジェクトごとに集まって仕事をして、終わったら解散。そんなプロジェクト型の仕事も増えていくだろう。
    ぼく自身、レバレッジコンサルティングという会社を経営し、 10 社のビジネスに関わっているが、社員はいない。1人でやっていて、秘書もいない。スケジュール管理はiPhoneがあればOKだし、経理などはすべてアウトソース(外部委託)している。
    ○会社が社員を雇わなくてもよくなる時代 あなたには「自分にしかできない仕事」がありますか?
    ○働き方は「副業」から「複業」へ あなたにはどんな可能性がありますか?
    ○この生き方と働き方は、今でこそまだ未来的かもしれないが、少しずつ形を変えながらも、 時代に適したスタイル になっていくと、ぼくたちは考えている。いや、この考え方だけで言えば、すでにどんな職場においても必須な状況になっているはずだ。
    ○終身雇用制度が崩壊した今の時代は、だれもが「モバイルスピリット」、すなわち「精神的な独立性」を持って生きていくことがマストになる。
    ○たとえ会社員であってもフリーランスのような覚悟を持って仕事をすること、独力で生きるために必要な、どこでも通用するスキルを身につけようと意識しながら働くこと が重要になってくるのだ。
    ○あなたが目指したい働き方は、「自由裁量、成果報酬」ですか?「監視つき、時間給」ですか?
    ○モバイルスピリットを持って働く人ほど、より多くのメリットを享受できる」 という
    ○個人が、場所や時間、お金や組織に縛られずに、自由自在に働くためには、「デジタルデバイスインターネット(=モバイルテクノロジー)」を乗りこなす技術が不可欠だ。
    ○多額の広告費を代理店に払わなくても、SNSをうまく使えばだれでも無料で自分のコンテンツを数千人から数万人に広めることは可能だし、個人で簡単にECサイトを構築できる「BASE」のようなプラットフォームも複数存在する。ウェブサイトだって、プログラミングという特殊技術がなくても、ドラッグ&ドロップでだれでも質の高いページを構築できる「Weebly」や「wix」といったサービスがある。お金や資産の管理も「MoneyForward」や「Moneytree」といったクラウド家計簿を使うことで、あっさりと解決するようになった。
    多くの人がそういった「苦手な作業」に、一日の、いや人生の大半の時間を費やしてしまっている。「そんな人生はもったいない。」たとえちょっとした作業だとしても、「お金がもったいない」と、なんでもかんでもすべて自分でやるのは、自分で自分の時間を奪いとってしまうことと同じ。
    ○寿命ある人間にとって時間は「命」であり「もっとも貴重な資源」。
    ○生まれ持った才能や家柄、学歴やといったものよりも、モバイルテクノロジーを使いこなす力(=モバイル・リテラシー)の有無が、大きな格差を生み出す社会。
    ○文字さえ使わずにiPhoneの音声入力システム「Siri」を完全に駆使する、という世代。そんな次世代の行動や意見を受容できなくなったら、ぼくたちの進化は完全にストップしてしまうことになる。
    ○生まれもった才能よりも、テクノロジーを使いこなす力の時代は あなたにとって損ですか? 得ですか?
    ・ ワークスタイルではなく、ライフスタイルを基準に住む場所を選ぶ
    ・ 旅するように生きる
    ・ 仕事とプライベートの垣根をなくす
    ○「30 歳までに心の故郷を見つけられた人はしあわせだ」。
    ○今では、10 年以上暮らした 東京はというと「ビジネスの拠点」であり、モバイルボヘミアンに欠かせない「移動のための拠点」 となっている。  
    ○人を惹きつける強烈な個性のある場所だからこそ、東京ではなかなかゆっくり話せないようなキーパーソンが旅行がてら会いに来てくれることがよくある。
    ○福岡以外にも、熊本、宮崎、徳島、島根、沖縄などにホームプレイスとなり得る街が、ここ5〜6年の間に日本国内に続々と誕生している。
    ○あなたが本当にやりたいことはなにか? それを中心にして生きていくために最適な場所はどこなのか?
    ○「なにを中心に生きたいのか」それが実現できる場所で暮らし、 自分の時間と自分自身を取り戻す
    ・「思考のモビリティ(柔軟性)」を得られる
    ・「第3の拠点」をいくつも持つことができる
    ・「〆切のある生活」が優先順位を明解にする
    ○「思考のモビリティ=頭の柔らかさ」 こそ、実はもっとも重要なポイントなのだ。型にはまった思い込みに縛られないこと、古くて機能していない常識をちゃんと疑えること、新たな流れや価値観を受け入れられること、 といった頭の柔軟性のことを指す。つまり、思考のモビリティとは、「変化し続ける姿勢」 のことでもあるのだ。どんなに優秀な人でも、ずっと同じ組織や業界にいると、「井の中の蛙」となってしまい、狭い世界のルールに縛られて頭が固くなり、身動きがとれなくなってしまう。
    ○旅で費やす時間もお金も、ぼくたちにとっては「消費」ではなく、すべてが「収入につながる投資」だ。そして、そこで「見て聞いて感じる」すべての経験は、仕事や暮らしのアウトプットにつながる、大切なインプット行為 となる。
    ○それまで蓄積してきた「好きなことや特技、仕事の専門性や強み」 といったあなたの武器に、「 新たに得るインプット」 を掛け合わせて得られるアイデアは、やがて「自分にしか創造できない、だれも真似ができないオリジナルコンテンツ」 になっていくのだ。
    ○モバイルボヘミアンにとって旅先は、 単なる「休息地」ではなく、「暮らす場所」であり「働く場所」 なのだ。
    ○人に対する時間の使い方にも迷いがなくなり、だれかと共有する時間の過ごし方もより丁寧になってくる。かぎられた時間の中で、どの仕事を選び、だれと出会い、なんに対して「YES」と言い、どれを切り捨てるべきなのか。
    ○高い機動性と行動力を要する「物理的なモビリティ能力」、柔軟性と受容性を要する「思考のモビリティ能力」、そしてテクノロジーを自由自在に活かすことのできる「モバイル・リテラシー」。
    ○旅するように生きることで、「変化への対応力」と「自分を変える技術」 「高いクリエイティビティ」と「取捨選択能力」を手にする
    ○よく言われる「趣味を仕事にしよう」とか「好きなことを仕事にしたい」とは少し違う。そうではなく、「垣根をなくす」という考え方が重要 なのだ。
    ○仕事とプライベートの垣根をなくすことで、「夏休み」も「勤務時間」も捨てる
    ○これまでは1つのスキルを突き詰めることがいいとされてきたが、これからは組み合わせがオリジナリティを生み出す時代。
    ○独自性が強くなれば、ほかの人との差別化にもなるし、「この人しかできない考えやアウトプットだよね」という市場価値につながっていく。「1つのスキル」より「組み合わせ」で 自分だけの「価値」をつくる 。
    ○「すぐに」実現するわけではない、 ということは言及しておきたい。「時間をかけて、しっかり準備をすることが不可欠だ」ということを忘れないでほしいのだ。
    ○ぼくたちが 20 年近くかかったことが 今の時代であれば 10 年未満で実現可能
    ○「生活収支の計算」や「お金の勉強」から逃げていると、「お金の呪縛」から永遠に逃れられず、勇気を持って行動を起こしたり、日々挑戦することができなくなる。
    ○社会人になり、給料が上がるとつい生活レベルを上げてしまい、全体的な出費が増えていく。
    ○自分の「ミニマム・ライフコスト」を把握することだ。
    ミニマム・ライフコストとは、ぼくがつくった概念で「自分や家族が健康的に生活するために必要な最低限のお金」のこと。
    ○ムダな出費こそがもっともハイリスクな行為、 という「お金の本質」を知ることもできる。
    ○自分の生活はいくら稼げば成り立つのか。 完成した収支表(家計簿)は、あなたの「人生のムダ」の映し鏡となる。それを把握した状態で生きる。
    ○お金への焦りや、お金を失う恐怖からの解放につながる「自由への近道」 なのである。
    ぼくは生活レベルを一切上げなかった。
    ○「なにを失うことが本当にこわいのか?」を把握したうえで、「どうなっても生きていける」と確信した瞬間、人は勇気を手にし、行動することができる。
    ○日々の生活でも、モノを厳選する「ミニマム思考」を持って過ごさないと、身動きがとれなくなる。
    ○モノを増やさないコツは、「あればいいかも」ではなく「なくてもいいかも」に焦点を当てること。つまり、足し算ではなく「引き算思考」。
    ○「あなたの人生で本当に必要なことにはお金を投資せよ」、「あなたの人生をつくる重要なモノは必ず手に入れよ」と、ぼくは言いたいのである。
    ○挑戦するための発射台に立つべく 「お金の性質」を完全に理解し、「ミニマム思考」を習慣化する
    ○社会で生きるための基礎となる「ベーシックスキル」 をしっかり身につけたうえで、 実績を生み出すための「専門スキル」 を手にすることだ。
    ○まずは、今あなたがいる 職場を「お金をもらいながら通えるビジネス訓練所」だと捉えること。そして、上司や先輩を「トレーナー」とし、日々積み重なるタスクを「トレーニングメニュー」と考えてみる。
    ○まず、あなたが今いる場所で学べる「普遍的な型」を徹底的に身につけることが、新しい世界に踏み出すための基礎体力 となるのだ。
    ○何者かになるための2つの武器 「ベーシックスキル」と「専門スキル」を身につける
    ○今はマニアックであればあるほど、ブランドとコンテンツの価値が高まる時代。
    ○マニアックメディアは、抱えるユーザー数は少ないが「濃いファン」を持っている、というのが特徴。こういった、わずか数千人から1万人程度のユーザーしかいないようなメディアからフォロワーをつくりはじめることが、実はとても有効なのだ。
    ○メディア出演というのは「ただ出るだけ」では意味がない。 あなたの発信を受け取ったユーザーからの「反応」を引き出して、口コミを誘発して初めて意味を成す のだ。
    「マイクロ・インフルエンサー」
    ○ぜひあなたも、これまで夢中になって取り組んできた大好きな世界の専門メディアを客観的な目線で細かく研究することから始めてみてほしい。
    ○マニアックメディアSNSで培った「オリジナルコンテンツ」はのちに、多くの化学反応を生み出し、すばらしい出会いをもたらすことになる。
    ○無名の個人が世の中に出る方法は 「専門メディアへの売り込み」と「SNSによる発信」
    ○「だれもがアーティストとして生きられる世界」 となったのだ。そんなエキサイティングな時代の真ん中に生まれたのに、このチャンスを活かさずに生きるなんて、もったいなさすぎる。ここでぼくは強くそう言いたい。
    ○「クレイジーになって突き詰めてきたこと」を具体的な言葉で表現すると、「人生でもっとも多くの情熱、時間、そしてお金を投資してきたこと」になる。
    ○発信する情報やコンテンツがマニアックであればあるほど、「個人のブランド」は強くなっていく。
    ○個人ブランドとは クレイジーになれるものに情熱と時間とお金を投資した結果
    ○制約を減らして自由に生きるためには、どこか1つに依存せず、小さなキャッシュフロー(定期収入)を複数得る、というスタイルをぼくはおすすめしたい。十万から百万円単位という「短期の仕事で稼いではまた次の仕事をとって」という形ではなく、月数万円といった「小口の定期収入を複数確保」している状態のことだ。。
    ○ぼくの場合、できるかぎり低い金額に抑え、「責任を持てる範囲をあまり大きくしないスタイルで仕事を請け負う」という方針を貫いている。
    ○ぼく自身の個人ブランド、発信力や表現力、アイデアや知識といった、ぼく独自の「スキル=技」や「コンテンツ」を提供する代わりに、「モノ」や「サービス」をいただくというワークスタイル。
    ○提供を受けるモノやサービスを「もともと愛用していた」か、「心から使いたいと思う」ことだ。
    ○あなたにも、仕事につながる「なにか」が必ずある、と。
    ○1社のみから多額の報酬を受け取る「依存型」よりも、「複数からの小口収入」もしくは「スキル交換スタイル」で、多方面から定期的に入ってくること が重要なのだ。
    ○世の中の景気やクライアントの業績といった、自分でコントロールできない存在に、一度しかない自分の人生が振りまわされる。それはだれもが避けたいはず。
    ○たとえ 小さくとも、種をしっかり蒔かないことには、決して芽は出ないのだ。
    ○1つの組織に依存せず、より自由になるために 「複数の小口収入」と「スキル交換スタイル」を構築する
    ○「今すぐ旅に出てみること」
    ○彼らに共通している特徴は、「断然これが好き。やりたいのは絶対これ」という揺るがぬ自分軸を持ちながらも、年齢に関係なく、自由自在に変化し続けているところだ。
    ○世界は広いという事実を体感として「リアルに」知っていて、土地ごとに多様な人々や、無数の価値観が存在することを理解している人。そのうえで、あらゆる変化や進化を受け入れる度量を持ちながら生きている人。
    ○年に1回でいい。今あなたが暮らす環境とはまったく違う、新しい国、新しい街、新しい土地に行ってみてほしい。いつもいる場所でなんとなく植えつけられてしまった、「固定化された常識や当たり前という呪縛」から少しでも距離を置くことができれば、その旅は成功だ。早い時期に、あなたの生き方をつくってくれるような「原体験」を得る旅に出てほしい。 旅という便利なツールを活用して、揺るぎない自分の軸を構築し、変化に柔軟に対応できるマインドを獲得してもらいたい。なるべく早く。
    ○会社員やフリーランスにかぎらず、不要な制約から解放されて、自由な発想で創意工夫し続けられる人こそが、これからの時代が求める働き手の理想像なのだ。
    ○旅に出て、「揺るがない自分軸」と 「変化し続けるマインド」を両立させよう
    ○あなたの内なる声を、他人の意見という雑音にかき消されてしまわないようにしてほしい。もっとも大切なことは、あなた自身の心と直感に従う勇気を持つこと。あなたの心と直感は、あなたが本来あるべき姿をすでに知っているだから。
    ○多大な苦労やリスクがあったとしても、 人生の自由度が増せば、思考の柔軟性と創造性が高まるだけでなく、瞳や表情の輝きが増すものだ。磨かれたたたずまいは、自ずと上質な人や情報を引き寄せてくれる。
    ○「お金・場所・仕事」、「他人・社会」への依存を減らし、人生という時間を自分でコントロールしよう
    ○最初に知るべきは 「ノウハウ」より「自分に向いているかどうか」
    ○まず、なによりも大切なことは、自分の働き方や生き方に対して、常識に縛られない自由で柔軟な発想を持つこと。つまり、クリエイティブに考える習慣を持つ、ということだ。
    1つひとつは小さなことかもしれないが、既存の常識や違和感を鵜呑みにしたり、あきらめたりするのではなく、「どうやったらできるのか?」、「今までとは違うやり方はないか?」と考え続けることが、クリエイティブに生きるということ。会社のルールは、破ってはいけない法律ではない。これから変わり続けていくことが当たり前だと考えるべきだし、自分たちで変えていくことだってできる。ルールとは 「守るもの」ではなく「変えていくもの」
    ○次に大切なことは、クリエイティブに考えたことを「実験し続ける」ということ。もし、クリエイティブなアイデアが浮かんだとしても、そのままにしてなにも行動しなければ、現状はなにも変わらないままだ。仮にやってみた結果がうまくいかなかったとしても、それはあくまで「1つの実験の結果」として、固執しなければいいだけの話。実験とは 「無謀な挑戦」ではなく「成功するための準備」
    ○3つ目のポイントは、「プロの個人」として生きることだ。ここでいうプロとは、ある分野で生きていくための技術を獲得し、絶対的な自信を持って提供することで、対価であるお金を得られる状態のことを指す。これからの時代の「個人のプロ」とは 「ベーシックスキル、専門スキル、オリジナリティ」
    ○4つ目はセルフマネジメント(自己管理)力だ。これがない人は「個人のプロ」として生きることはできないだろう。自由であることは極論、なにもやらなくてもいいということだ。  反面、自分自身を厳しく管理できる能力が重要になってくる。自由の中でしっかりと結果を出すためのセルフマネジメントをしなさい、ということだ。
    やりたいことがあればトレーニングは必要だし、彼のようなプロ選手が普段どういう自己管理や習慣を身につけているかを調べて、自分に応用してみればいい。
    ○今の立ち位置と、自分の向かいたい方向をしっかりと知っておかないと、あらゆる準備はムダになってしまう、ということ忘れないでいてもらいたい。
    ○自由とは 「自分を甘やかすこと」ではなく「自分を律すること」
    ○モバイルボヘミアンの生き方を実践するために、整えるべきポイントを3つに分けて紹介したい。
    まず「ギア」について。
    ギア」という言葉には道具だけでなく服も含まれる。「UL(超軽量)ライフスタイル」を追求するぼくがギアを選ぶ基準は左記の4つ。
    ・ 1グラムでも軽いこと
    ・ 1立方センチでもコンパクトなこと
    ・ 「折たたみ可能」であればなおよし
    ・ 「複数の機能つき」であればさらによし
    4つ目の観点から見ると、やはりiPhoneは究極のプロダクトと言える。
    ぼくの 公式HP(http://4dsk.co)に、移動生活に必要なギアは7カテゴリーある。「パッキング」、「ベーシック」、「ガジェット」、「ウエア」、「セーフティ」、「コンフォート」、「シューズ+α」。移動生活を続けていく中でわかったこと、それは 実用的にも、生き方という面においても、身軽であればあるほどいい、荷物は少なければ少ないほどいい、ということだ。
    ○iPhoneとMacBookと同レベルで必要なものは言うまでもなくインターネット環境。
    ぼくがいつも使っているのは、モバイルルーターのレンタルサービス「グローバルWi-Fi」だ。行く先々で一番状況のいい電波を自動で拾ってくれて、iPhoneとMacBookの同時接続が可能。日本で契約できて1日1000円程度から利用できる。
    ○できるかぎり軽くて、コンパクトであること 身軽であればあるほど、移動生活の質は高まる
    もっとも効率化できるところはズバリ、文字入力。ぼくはMacBookとiPhone両方に「ATOK」を入れて、文字入力を省力化している。音声認識の「Siri」を使いこなすことだってそうだ。
    ちょっとしたことだが、 旅するように生きるには「楽をするための努力」が不可欠 だ。
    Googleで検索すれば、世界のだれかが解決方法を教えてくれたり、最適なアプリを紹介してくれているし、「YouTube」で検索すれば、わかりやすく動画でその解決方法を教えてくれる。
    ○「Google翻訳」と「Skype」(通訳)
    iPhoneとMacBookで文章を書くときは、テキストエディタの「Textwell」が秀逸だ。
    ・「iPhoneカメラ」と「Evernote」(記録)  ライフスタイルそのものがコンテンツになるモバイルボヘミアンにとって、書くためのツールと同じくらい、記録ツールは重要となる。
    Evernote」には、アイデアやメモ写真、本やウェブ記事の抜粋、音声など、旅先や旅の途中で出会う、あらゆるデータを記録・保管している。
    ・「Hootsuite」(SNSの管理)
    ・「Moca」と「Googleカレンダー」(スケジュール管理)
    ・「LINE」、「Slack」、「Gmail」(コミュニケーション)
    ・「Be Focused」(集中力)  「 25 分間」1タスクのみに集中し、「5分間」休憩するという、「 25 分+5分を一区切り」とする、ポモドーロテクニックと呼ばれる仕事術を活用するためのアプリ。この 30 分をワンセットにし、執筆やクリエイティブワークに取り組むと、驚くほど生産性が上がる。
    以上、ここで紹介したアプリのほとんどをiPhoneとMacBookで同期させている。自分のライフスタイルとワークスタイルに合うアプリを選定しておくことが、旅するように生きるために整えておくべき重要なポイントとなる。
    ○旅するように生きるには、「楽をするための工夫」が不可欠、テクノロジーを使いこなすための努力を惜しんではいけない
    ○プロの個人として生きるためには、心と体のメンテナンスがとても大切だ。 精神と肉体は、お互い大きな影響を与え合っている のはご存じのとおり。「栄養バランスを考えて食事をする」、「深夜飲みに行かない、タバコも吸わない」、「睡眠と休息をとる」、「定期的なトレーニングをする」、というように生活習慣に気を配っていた。
    ○メンテナンスというのは、「鍛える」より「心と体の調子を知り、整える」こと。
    ○集中力がもっとも高くなる午前中をクリエイティブワークの時間にあてる。
    ○トレーニングは、継続できなければ意味がない。持続するコツはシンプルで、楽しくて気持ちのいい方法を取り入れること。体を動かす方法は無数にある。自分の心と体にムリな負荷をかける必要はまったくない。自分が楽しくて気持ちいいと感じれば、体のメンテナンスは習慣化される。ナオさんはトライアスロンをやっていることもあり、ぼくと同じく、基本的に外で運動することがメインだ。
    ○人間の脳は、太陽が沈むと活動をやめようとする構造になっている ため、日没後は基本的に仕事をしない。特に、体が修復されるゴールデンタイムは 22 時から午前2時。あなたはこの時間に熟睡できているだろうか?
    ○人の体と脳は、 朝の光を浴びることによって「活動モード」のスイッチがオンとなり、集中力とクリエイティビティはピークに 向かう。そのまま お昼から夕方に向かってゆるやかに低下 していく。そして 夜になると「休息モード」 に入る。
    ○午後になると街に出る。だいたい1日 10 キロから 20 キロは歩き、あるいはレンタルサイクルで 20 キロから 30 キロと走る。これは、街を見ること、 インスピレーションを受け取ることが目的だが、旅先でなまりがちな体を鍛えるトレーニングも兼ねている。
    ○超フレキシブルで自由度が高い生き方だからこそ、体はもちろん、特に心の調子とライフスタイルを安定させるために、逆に「ルーティンを決める」、「習慣を決める」こと がとても重要になってくる。
    ○プロの個人として、アーティストとして世界を自由に移動しながらしなやかに生き抜くためには、健全な精神と肉体が必要 である、ということに尽きるのだ。
    ○「体と心を整えやすいルーティン」と 「生活や仕事のパフォーマンスを高めてくれる魔法の習慣」を見つける
    ○大きな企業がつくる大量生産・大量消費の社会ではなく、個人のライフスタイルがベースとなっている社会 は、まさにこれからの時代で見直されていくところで、その社会を 20 代のうちに感じておきたいと思った。
    ○スティーブ・ジョブズの『Stay hungry, Stay foolish.』という有名な言葉があるじゃないですか。実は、彼はその前に『Don't settle.』と言っているんです。 正確には『Keep looking. Don't settle.』と。直訳すると『落ち着くな、探し続けよ』 という意味ですが、彼は、もしまだ自分の好きなことが見つけられていない場合には、あきらめずに行動し続けてほしい、という文脈の中で、この言葉を発したんです。
    ○「このタスクとスケジュールの棚卸しをやることで、自分のライフスタイルを真剣に見直し、自分の理想と現実の間にあるギャップ と、本気で向き合ってほしい」。
    ○話していたのは新しいアプリやデバイス、新しい働き方や思考を柔らかくする習慣、旅や移動手段のネタなど、今思えばすべてが「モバイルボヘミアン」につながるテーマばかりだった。
    ○「100人いれば100とおりの生き方がある。1つの正解はない」と、この本にも書いてきた。ぜひ、 あなたにしかできないオリジナル・ワンの人生を見つけ、自身の手でそれをデザインし続けてほしい。「昔の方がよかった」、なんてことはない。もし、あなたの周りでそういう人がいたら、距離を置いていい。
    環境もある、武器もある、あとは「やるか、やらないか」だけ。

  • 新型コロナウイルス発生後に読んだ。
    ここで提示されているような、「世界中を移動しまくるライフスタイル」は、withコロナあるいはafterコロナの時代においてはできなくなりそうだ。

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著者プロフィール

レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役。ハワイ、東京に拠点を構え、日米のベンチャー企業への投資育成事業を行いながら、年の5ヶ月をハワイ、3ヶ月を東京、2ヶ月を日本の地域、2ヶ月をヨーロッパを中心にオセアニア・アジア等の国々へ食およびサウナを巡る旅し、仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを送る。食やサウナのイベントのプロデュースも行う。コロナ禍では各地方にある酒蔵のPR支援などにも取り組む。オンラインサロン「Honda Lab.」主宰。

「2020年 『パーソナル・トランスフォーメーション コロナでライフスタイルと働き方を変革する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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