できるリーダーは、「これ」しかやらない メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツ [Kindle]
- PHP研究所 (2019年1月29日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (274ページ)
感想・レビュー・書評
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リクルートでの勤務経験があり、現在は人事育成研修会社を経営している著者。
タイトルの「これしからやらない!」はちょっと言い過ぎの感もあり、リーダーとして心得るべきコツを、包括的に分かりやすく纏めています。とても読みやすく、おそらく2-3時間で行けます(笑)
概ねどこかの本で見掛けた事があるコツですが、自分が印象に残った内容を残しておきます!
・ 今や、「成長できること」が「最大の報酬」(人材を引き付ける要素)となる時代。だから任した方が良い。
・よく「あなたの強みは何ですか?」との会話がされるが、強みとは、「本人が他の人よりも『上手にできること』でやっていて『楽しさを感じること』」。両方の要素が必要。
・自己決定感=自分が考えて決めたといった感覚。これがあると人はやる気を出す。別の本で書いてあった事ですが、これがゆえに、答えを与えずに「それでどうしましょうか?」と振る事も大切。
・任せることは大切だけど新人は例外。新人に対してはバカ丁寧なケアの方がマッチすることも。不安や不明が多いから。新人が「はい、わかりました!」と言った事の復唱は大事。聞いているようで聞いていないから。マイクロマネジメントにならないように注意が必要だが。バランスむずい。
・有名な書籍からの引用多数。次読みたいなとの書籍のヒントも盛りだくさん。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これしかやらないかは別として読みやすいので勧めやすい。
自己決定感についてはリーダーに決めてほしかったり、一緒に考えてほしいときもあるのでそういう雰囲気づくり(心理的安全性)ができてからやらないとしくじりそう。上司と部下のやりとりがちょっと胡散臭かった。 -
読みやすく分かりやすい、次世代管理職候補者向けに最適な内容。
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・1人で頑張りすぎない
・リーダーの業務が増えており、力の入れどころを変える→任せる力
・自分以外の他者の力を活かし尽くすこと
・丁寧な接し方。理由・具体性・how・確認
・謙虚な姿勢、人の意見を柔軟に取り入れる。
・仕事に打ち込めるような役割・課題を与える。
・任せる≠放任。部下がやっている仕事を具体的に答えられること。部下が感じる不便・不安・不満を事実でこたえられること。
・マイクロマネジメントは部下の成長を止める。自己決定感「で、どうしますか?」と問いかける。
・致命的でないミスは経験させる。
・部下に経験をさせる。「どうできそうかな?」と問いかける。わがこと感を醸成。
・あえて失敗談を語る→部下が安心し主体的になる。
・わからないふりをする→部下が考える。
・方針はリーダー、方法はメンバー。
・リーダー:モードを優先。部下を優先。任せないと時間が無くなる。
・自分の考えだけに固執しない。一旦受け止め、考える。
・夜・休日・時間外にメール・指示をしない。
・信用:きっちりしていること、信頼:認めてくれ大事にしてくれていること。信頼しても信用するな。確認を自分ですること。
・能力・内面をほめることで部下のモチベーションが上がる。
・自己決定感:自分で決めること。
・リーダー:すべて自分の責任ととらえる。自己正当化・他責にしない。うまくいかないときはどうするかを考える。
・理不尽≠不条理。不条理を乗り越えることで強くなる。
・常に2:6:2。全員から賛成・好かれることはあり得ない。率先垂範の行動を心掛け、賛成者を増やす。 -
この本でいうところの「不条理」でリーダーシップを取らないといけない状況になっているため、とても沁みる内容が盛り沢山だった
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本屋さんでじっくり速読
違う本買ったから許して -
使えるフォーマット、テクニックなどは多数あるので、1on1や任せるときに取入れを図りたい
読んだ中での格言として「リーダーシップとはジャーニー(旅路)である。
旅路は孤独なこともおおく、孤独を感じてこそ真のリーダーシップの始まりである。」 -
とてもわかりやすく、自分も意識したいと思えることがたくさんありました。まだリーダーとしての立場はないですが、近々そういう立場にもなるだろうなと思って読むと、とても勉強になりました。成功している人の話だけでなく、具体的な著者の経験、身近な人の話が具体的で読みやすかったです。また読みたい!
特に印象に残ったものは
「ボス充」
「厳しいを丁寧に言い換える」
「問題と課題の違い」