下北沢について (幻冬舎文庫) [Kindle]

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  • 幻冬舎
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感想・レビュー・書評

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  • すごく前に読んで、でも感想は書いていなくて。ただずっとこの本の中の、「今の貴方があるのはこれまでの出会った人、経験があるからで、そのおかげで今貴方を好きになれている」(詳細は多分異なる)という表現がすごく染み渡っている。

    過去の壮絶な経験も、嫉妬してしまうような想い人の過去の出会いも、「今の貴方に出会えて向き合って話ができるのはそんな過去のおかげなんだなぁ」と思うよにうになり、すっきりとした気持ちになれた。

    自分が向き合うべきなのは壮絶な過去も、栄光に満ちた過去でも、くだらない過去でもなく、今それらを元に形成された貴方に全力で向き合うこと。スマホのレンズ越しに残る記憶ではなくて、自分の目に映る貴方と語ることに比重を置くべきだと思う。

    あと母の愛の偉大さも知る。

  • 記録

  • ★2.8(4.00)2016年9月発行。初めての吉本ばなな。名前はよく聞いたことがあったので、どういうことを書く方なのかと思ったら、この本は下北沢での日常の生活を書いたエッセイ。この著者が好きな人には、こういう本もこの人となりがわかって面白いのかもしれないが、最初に読む本ではなかったかな。結局どういう小説を書く方なのかはわかりませんでした。いつか機会があったら、この著者の小説も読んでみるか?でも、なんでこの本がブクログでの評価が4.00なのだろう?

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著者プロフィール

1964年、東京生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年『キッチン』で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『ムーンライト・シャドウ』で第16回泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞(安野光雅・選)、2022年『ミトンとふびん』で第58回谷崎潤一郎賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞<Under35>、99年マスケラダルジェント賞、2011年カプリ賞を受賞している。近著に『吹上奇譚 第四話 ミモザ』がある。noteにて配信中のメルマガ「どくだみちゃんとふしばな」をまとめた文庫本も発売中。

「2023年 『はーばーらいと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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