OODA LOOP(ウーダループ)―次世代の最強組織に進化する意思決定スキル [Kindle]
- 東洋経済新報社 (2019年2月22日発売)
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感想 : 5件
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感想・レビュー・書評
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最近よく目にするOODAループに関して、発案者であるジョン・R・ボイドの直弟子である、チェット・リチャーズが書かれた本の翻訳本。
ながながと戦略的な概念であることの説明が書かれており、なかなか読むには気力のいる一冊でした。
OODAループがPDCAサイクルとは対照的なものであり、使い分けが重要である旨が詳しく記されている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
OODAループは意思決定プロセスの概念である。監視Observe、情勢判断Orient、意思決定Decide、行動Actのサイクルを繰り返して意思決定を実現する。アメリカ軍で開発され、シリコンバレーなどで利用されている。マーケットや顧客ニーズの激しい時代はPDCAだけでは適用できず、OODAによる機動力強化が求められる。
PDCAは計画のCheckやActionを求めており、決して一度立てた計画を金科玉条とするものではない。しかし、官僚的組織はPDCAを計画遵守の正当化に使いがちである。現実と乖離した計画も推し進めることが行われやすい。現実の情勢を踏まえて意思決定することが大切である。 -
P.2020/3/30
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