俺だけ見てろよ~御曹司といきなり新婚生活!?~ (ベリーズ文庫) [Kindle]

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  • スターツ出版
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感想・レビュー・書評

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  • 好きな作品が多い作者様なので安心して読めるかな…と思い読んでみました。
    御曹司ものっていうと、どうしてもありがちな展開でチープな印象(御曹司のくせにw)になってしまうのですが、今回のお相手の彼は御曹司らしさも見せつつも、それ以外のところでも素敵なロマンスを感じられたなぁと。
    御曹司らしさとは言ったものの、そういえば読んでいる最中は、彼が御曹司と発覚するまですっかり忘れていましたけどね…w(キンドルの不便なとこ)
    偶然にもヒロインとお相手の彼の関係性が似たようなお話(世界観は全く違うけど)を読んで、一途ってすごいなーという小並感のある感想を抱いたのでした。
    世界観がつながっている別のお話のメインヒーローが友人として出ていて、
    おそらくそのうちのどれかは読んだことがあるはずだろうと思ったけど、
    あれだ!とまではいかず、感想見返してみようかな…と。

  • ヒーロー妹は一目見てわかったのに、ヒーローのことには気づいてなかったことにちょっと違和感。何か読み飛ばしてしまったのかなあ。
    それ以外はすんなり読めた。というか横槍は軽いものだし、ストーリーがあまりにも順調に進むので物足りないくらいだった。
    あと、濡れ場はR15でもいいくらいあっさり。一応TLに分類したけど。
    ★は3

  • トントン拍子に話が進む。鈴乃の悩みは瑞樹によってアッサリと解決してしまうのが頼もしい様で物足りない感じもします。でもブレナイ瑞樹の愛情がとても心地よいです。

  • Kindle版読了。

    発売から1年半近く経っているので、現在(2020年7月)はKindle Unlimited対象作品になっていました。
    …積んでた自分が悪いです。

    大学時代のトラウマが原因で会社ではクール系大人女子を演じているけど本当は地味系眼鏡女子の真面目でお人好しで初心な26歳庶民ヒロインと、大手文具メーカーの33歳御曹司ヒーローとのシンデレララブストーリーです。

    読み応えがありました!

    『エリート弁護士は独占欲を隠さない』の弁護士ヒーローがヒーローの友人として登場し、『君を愛で満たしたい〜御曹司のとろ甘な溺愛〜』のヒーローが同じくヒーローの友人として名前だけ登場し、『エリート社長の許嫁〜甘くとろける愛の日々〜』のヒーローがデザイナーとして登場していました。
    ヒーロー達が友人同士という、クロスオーバー設定が楽しいです。
    ちなみに、3作品全て未読です。

    年齢差7歳のカップルです。

    ヒロインは大学時代のトラウマが原因で、会社ではクール系大人女子のファッションと言動を意識した行動を心掛けていますが、素は彼氏いない歴=年齢の地味系眼鏡女子のままでした。
    ひょんな事から、ヒロインと同じ会社の営業部に所属する有能イケメンヒーローが好青年の猫を被っている事を知ったり、実家の借金を返済しているヒロインの事情を知ったヒーローが全額返済の肩代わりをしてくれたり、ヒロインが無理してクール系大人女子を演じている事がヒーローにバレてしまったりと、色々な条件が重なってヒーローと結婚をする事になります。

    …ヒロインは小学生の時の親友が事故に遭って車椅子生活になった事がきっかけで、手が不自由な人でも使いやすい文房具作りを夢見て文具メーカーに就職した、前向きで素敵な女性です。

    最初の登場シーンでは、ヒーローはヒロインと同じ営業部所属のエースと紹介されていますが、タイトルで身バレしているので、「はいはい、有能な御曹司ですね」と思いながら読み進めました(笑)。

    ヒーローの「渡会(わたらい)」さんという苗字が珍しく、スムーズに読める迄時間が掛かりました。

    猫を被ってない強引な俺様ヒーローの口調が少し子供っぽい事もあり、年齢差が7歳あるようにはあまり感じませんでした。
    序盤のヒーローがヒロインに対して強引だったのは、ヒロインが男性社員から人気があった為、余裕がなかったと後に告白されます。

    タワマン住まいのヒーローで、車はBMWでした。
    家事は苦手で、週に何度か家政婦さんを雇っていたようです。
    …珍しく、家事も出来るスパダリヒーローじゃない(笑)!
    その分、ヒロインが料理上手で家庭的でした。

    毎日のファッションを頑張るヒロインで、オフィスコーデのファッションショーが楽しかったです。
    ヒーローも言っていたように、ヒロインは元々美人系で、メイク映えする顔立ちなのだと思いました。

    何百万円もするエンゲージリングをカード一括払いで購入した御曹司ヒーローに、ヒロインじゃないけどビビりました!

    ヒロインが文具メーカーに就職したきっかけになった小学生時代の親友が実はヒーローの妹で、今は不自由な手で色鉛筆を握り、個展を開いたり画集が発売されるくらいの有名な画家になっていました。
    ヒーローともヒロインが小学生の時に顔を合わせており、当時はヒロインがヒーローにプロポーズしたという微笑ましい思い出が語られていました。

    ヒーローが自社の御曹司だった事を、ヒロインは物語の中盤で知ります。
    ヒーロー家族が良い人達で、ヒロインはヒーロー家族にとっては恩人で、ヒロインの家族とも交流があった事から2人の結婚を喜んでくれます。

    初Hはヒーローのマンションで、全ての種明かしの後にきちんと想いを伝え合って両想いになった後だったので良かったです。
    同棲しながらも、ヒロインの気持ちが追いつく迄我慢していたヒーローが紳士でした。
    H描写は詳細ではなく、微妙に少女小説展開でした。
    ヒロインはSJでしたが、ヒーローの年齢を考えたら残念ながらDTではないだろうと思いました。

    結婚して終わりではなく、後半は社内では結婚した事を伏せたままの新婚生活が描かれていました。
    前半は2人の恋の攻防戦がメインでしたが、後半はヒロインのライバルとなる同じ部署内の女性先輩の存在やトラウマの原因となった大学時代の同期くんが営業で会社に訪問するようになったりと、仕事だけでなくプライベートも慌ただしくなります。

    外見は美人だけど素は気弱なヒロインなので、絡まれて困っていると何処でもすぐに助けに現れるヒーローが神出鬼没…もとい王子様で、格好良かったです。
    とりあえず、ヒーローを敵に回すと怖い事が分かりました。

    ヒーローが細マッチョなのは、護身術を習っていたからだったようです。

    ヒロインの企画にヒーローもメンバーとしてサポートしてくれるのですが、流石、次期社長といった感じで、素材や道具に対しての情報量が半端なくて驚きました。

    ラスト近くで、ようやくヒーローが自社の御曹司である事とヒロインと結婚する事を社内に発表し、ヒーローは副社長に就任します。

    ラストは2人の結婚式で終わりました。
    披露宴ではヒロインとヒーローの馴れ初めとして、実は幼馴染(?)に近い関係である事を公表したのか気になりました。
    それがなければ、御曹司ヒーローが社内で高嶺の花だったヒロインを射止めた…だけに思われてしまうので、少し悔しいです。
    ヒーロー家族と円満なので、ヒロインの結婚生活は間違いなく幸せになるだろうと予想出来ます。

    ヒロインは不器用ながらも夢に向かって真摯に頑張っていましたし、きちんと仕事をする2人なので読んでて安心出来ました。
    ただ、ヒロインの夢を考えたら、営業よりも企画が向いていたのでは…?と思いました。

    ヒーロー視点がなかったのが残念でした。
    出来れば、番外編を収録して貰って、そちらで読みたかったです。

    あとがきを読むと、どうやらカリスマ美容師のヒーロー弟くんは他の作品にも色々と登場しているようです。

    人と人の温かな繋がりを感じた素敵な作品で、ヒロインの成長物語でもありました。
    それだけに、タイトルとあらすじが残念だと思いました。

    ベリーズ文庫は予想外に名作があったりするので、あなどれません。

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著者プロフィール

2013年「レッスン~甘い恋の手ほどき~」(スターツ出版)でデビュー。

「2021年 『新妻初夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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