- Amazon.co.jp ・電子書籍 (198ページ)
感想・レビュー・書評
-
本書を読んでコンサルタントになろう!
コンサルタントってよく聞きますが、どんなことを考えてどんなことをしているのでしょうか。
本書でその一端が分かりますよ。
「日本にある温泉旅館の数」
「羽田空港の1日の利用者数」
「日本全国で飼われているペットの犬の数」
皆さんいきなりこんなこと聞かれて分かりますか?
こういった数字を出す方法が「フェルミ推定」というんですよ。
コンサルタントになるためには必須の技術らしいですね。
本書の前半では実際のコンサルタントの面接試験で出されたフェルミ推定の過去問10問をプロのコンサルタントが解説しています。
そして後半ではフェルミ推定を使った応用問題「ビジネスケース系問題」が10問、解説されています。
例えば
「ある温泉地域の老舗旅館でこのところ宿泊客が減っています。どういう原因が考えられるか論理立てて整理をし、検証するために調べるべきことを簡単にリストアップしてください」
「羽田空港の利用者数を増やすにはどうすればいいでしょうか?」
「JR新宿駅の改札口に設置されているコインロッカーの売上げを増やすための方策を考えてください。」
世に聞くコンサルタントという方々はこんな問題に理屈をつけて理路整然と解答を出していくんですね。すごいですね。
コンサルタントの思考法を学ぶと少し賢くなった気がします。
コンサルタントになるつもりがない人でも読んで損はしませんよ。というかコンサルタントの思考法を学ぶのは今後の人生できっと役に立つこと受け合い!読まぬは一生の損!さあ読んだ読んだ!!
『三四郎』な人生論
過去問で鍛える地頭力 外資系コンサルの面接試験問題【耳読】
https://sanshirou.seesaa.net/article/481886746.html
OLDIES 三丁目のブログ
“同一新聞の複数部割り引き購読というビジネスモデルはあり得るか【フェルミ推定】”
https://diletanto.hateblo.jp/entry/2021/06/10/205051詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クイズみたいで面白かった
-
コンサル転職を目指した際に、転職エージェントの方にイチオシと薦められて読み始めました。
構成としては、現役コンサルの方の頭の中を追ってみようという感じで、その考えに至った理由が細かく書かれています。ただその分、問題数だったり、いわゆるフレームワークのような部分は網羅されてません。
個人的に、ケース面接の最初の本として最適だと思いました。特に忙しい社会人の転職の場合、この本を読んで練習を積めば十分かと。逆に大学生など時間がある方は、他の本も読んでフレームワークを暗記したり多様な問題に触れるのがいいのかなと感じます。
得た学び
・ケース面接の雰囲気
・どんな思考の流れで因数分解し打ち手を考えるのか
・問題の雰囲気 -
就活をしているときにケース系の本はいくつか読んだけどこの本がいちばん面白く読んだ気がする
-
フェルミ・ケース面接の入り口としてはいい本です。
ただ、全体的に文字で冗長に書かれているので、”東大生”の本の方が全体像把握には使えます。ただ、ケースは数こなすことが大事だと思うので、これも読んでも良いかと思います(ただ、Mustではないではない)。