教養としての政治学入門 (ちくま新書) [Kindle]

制作 : 成蹊大学法学部 
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感想・レビュー・書評

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  • 表題を政治学としながらも、専門的な政治学の理論をただ羅列的に述べるのではなく、第2章の「公務員制度批判について考えよう」、第9章「生活保障システムを比較する」など多くの読者にとって身近なトピックを扱っています。
    また各章末にある参考文献も本書で述べられている著書の概説・主張を補強するだけでなく、さらに読者に理解を促す書籍が紹介されています。
    紹介されている本もほとんどが2010年代後半の書籍、それも多くが新書と手に取りやすいものが多く、本書を端緒して、さらに様々な分野の政治学の成果物に触れていくことができると思います。私の場合、これまで比較的関心が薄かった官僚制の思想史や福祉政治などに本書を通じて関心を抱くようになりました。
    加えて各章共通ですが各章の著者が今後こうしていくべき、こうなるだろうと断言するのでなく、読者に考える余地を残して議論を閉じているのは入門書ならではなのかもしれませんが、まさに民主主義国家において誰もが思考し、創っていく、変えていく政治というものの本質をあらわしているのかもしれません。

  • 政治学の最新論点12のテーマを専門研究者がわかりやすく解説した本。

    初学者が政治を理解する上で、本書は最初に読むと政治に対する視野が広がる一冊。

  • うーん。いまいち惹かれなかった。

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著者プロフィール

【執筆者】高安健将 [日本政治]西村美香 [行政学]浅羽隆史 [地方自治]遠藤誠治 [国際政治]野口雅弘 [政治理論]平石耕 [西洋政治思想史]井上正也 [日本政治外交史]立石洋子 [西洋政治史]今井貴子 [比較福祉政治]西山隆行 [アメリカ政治]板橋拓己 [ヨーロッパ政治]光田剛 [アジア政治]

「2019年 『教養としての政治学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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