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感想・レビュー・書評
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法医解剖の経験を元に、淡々と解剖の事例を紹介する。
文体は読みやすく、かつ専門用語もきちんと紹介されている。ミイラ化など遺体の経過についても詳しく、臨場感がある。
死から人生を見つめ尊ぶ。穏やかな死ではなく、様々な死を見つめてきた筆者だからこそ、その静かな言葉には説得力がある。一気にファンになってしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
法医学者が自分の経験した解剖例を紹介しつつ、それぞれの遺体から見える現代の社会模様や、死生観を語っている。
遺体の記述が思ったより書かれていて、想像するのが・・・と思う部分もあったが、こんなことで、人は死に至るのかとと感じ、又、遺体にはその人の人生が詰まっているのだと思った。
自分の死も含め、死をより身近なこととして捉えることができるような気がした。
きっと筆者は、死をあれこれ考えるより、どう生きるかだと言いたいのだろう。
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