運転者 未来を変える過去からの使者 [Kindle]

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
4.12
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感想・レビュー・書評

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  • 運についての考えが180度変わった。運はいい、悪いではなく、使うか、貯めるかで表現する。
    上機嫌でないと運を掴めない、当たり前に日常を不機嫌に過ごし、自分だけなんでこんなに不幸になるんだなど、努力してるのに結果が出ないと嘆いてる。それは不機嫌だからである。上機嫌でないと運の転機を感じることができない。かなり心に突き刺さる内容でした。ぜひ一度読んでみてもらえると今までの価値観が変わると思います。私自身もこれから生き方を変えていかないといけないと感じました。

  • 保険会社の営業マンが、タクシー運転手との出会いから人生を変えていくファンタジックな話でした。とても読みやすくあっという間に読了しました。
    何か自己啓発本を物語化したようで違和感を覚えました。運の貯金とか、上機嫌がどうとか、運転手の押し付けのような語りかけが苦手でした。もちろん「あとになってあれでよかったんだと思える。」という描写は経験から共感できました。だけど、道徳を文学作品に盛り込むと途端に面白味が減少してしまうのだと思います。そして内容が薄まってしまいます。せっかく小説なのだから、人間と言うものは何なのか、どんな感情があって、どんな深層があって、どんな本質があるのか新たな視点で描き出してほしかったです。

  • この本に書かれていることは自分にとって足りないことばかりだと認識させられる。常に上機嫌でいること。そうすることでいつでも自分のアンテナを最大にしておく。分かっていながらできないんだよなーと思って読み進めていたが、それがいかに重要なことかを徐々に気づかされる。素晴らしい本でした。

  • とても気持ちよく読めます。
    それはそうだよね、と説得力のあるお話。いつの間にか応援してしまっています。
    そうですね、同じ生きるなら、楽しい方がいい。笑っている方がいい。
    不機嫌な人,すぐに怒る人とは距離をおきたくなります。
    あたりまえです。

    インドネシアに観光で行ったとき。
    この国では、「人前で怒ることは恥ずべきこととされています」、と聞きました。
    感動しました。なんていい国なのでしょう。
    怒ったところで、不機嫌になったところで、何もいいことはないですね。

    • 辛4さん
      かなさん
      こんにちわ~
      コメント、ありがとうございます。

      インドネシア、いいでしょ。
      ひとつの心がけ次第でもしかしたら生き方、人...
      かなさん
      こんにちわ~
      コメント、ありがとうございます。

      インドネシア、いいでしょ。
      ひとつの心がけ次第でもしかしたら生き方、人生が変わるかもしれませんね。
      かなさんはほんとに多くの喜多川さん作品、読まれてますね。尊敬です。
      私は読むものいっぱいあって、溺れそう。そこまで辿りつくかどうかです。

      >技能実習生も
      アジアの方ですか? 私はベトナムのひととお仕事してました。
      人懐っこくてとっても楽しかったです。いまもFBはベトナム人のお友達がたくさん(もう交流はないですけど)。

      こちらこそよろしくお願いしますね~
      2022/12/12
    • かなさん
      辛4さん、こちらでもこんにちは!
      喜多川泰さんは本当に素晴らしい作品ばかり出していますよね(^^)
      だから、できるだけ多くの作品を読みた...
      辛4さん、こちらでもこんにちは!
      喜多川泰さんは本当に素晴らしい作品ばかり出していますよね(^^)
      だから、できるだけ多くの作品を読みたいんですけど
      ほかの作家さんの作品も気になって…
      ブクログを始めてから、あれもこれも読みたいと
      贅沢な悩みを抱えてます。

      うちの職場の技能実習生はインドネシアの人たちです!
      だから、辛4さんのレビュー、すごくわかります。
      穏やかで、とっても優しくて真面目、
      目上の人への敬意を常にもって仕事をしていますよ。
      2022/12/12
    • 辛4さん
      かなさん
      おはようございます!

      インドネシアでしたか。
      >目上の人への敬意を常にもって
      人として素晴らしいと思います。(溜息しか...
      かなさん
      おはようございます!

      インドネシアでしたか。
      >目上の人への敬意を常にもって
      人として素晴らしいと思います。(溜息しかでない・・・)

      海外実習生ですけど、お互いに異文化に触れて、お互い刺激を得る、それが活力になるんだ、と心から思ってほしいです。どうも安く使ってやろう、という意気込みしか感じられないんですよね。

      私も仲良くしたいです~
      2022/12/13
  • 「手紙屋 蛍雪篇」に続いて2作目の読了。
    今作もやる気スイッチを押してくれる本です。

    「努力は必ず報われる」とここまで言い切られると清々しい。反論の余地もなく納得してしまいました。ずっとやろうやろうと思っていた英会話でも新しく始めてみようかな。努力して運を貯めてくぞ。


    [メモ]
    ・運は貯めて使うもの。良い悪いではない。
    ・常に上機嫌でいないと運を使う機会が来ない。

  • ずっと気になっていた本作。
    たった今、読み終えたばかりですが、途中からとめどなく流れる涙に自分自身困惑しているところです。
    こんなに泣いたの久しぶり……昔読んだ百田尚樹さんの「永遠の0」以来かもしれないです(笑)

    運を転じさせる不思議なタクシーに乗った主人公は、ずっと自分は運が悪いと思っていましたが、それは運が悪いのではなく運を「貯めている」のだと言われます。
    運がいいと思うのは貯めた運を「使っている」からだと。

    主人公がそのタクシーとの交流を通して、人生を見つめ直す過程に私が涙したのは「感動」ではなく「懺悔」の気持ちだったように思います。
    私は子供の頃から「私が今生きていられるのは数え切れない人達の力のおかげだ」と心に刻んで生きてきました。
    でも、実際生活していく中で、嫌なことや生きづらさに苛まれて「なんで私がこんな思いをしなきゃいけないんだ」と落ち込むこともあります。

    今回「運転者」を読んで、私の「運」は私だけのものではなく、先人たちの貯めた運、生きた証を使わせてもらっているんだと思い直せました。

    本当に読んでよかったです。

  • あまり自己啓発的な内容の本は敬遠してしまうのだが、読み終えて思った。
    読んで良かったと。人の一生が、自分の人生だけで終わるものではなく、永遠に続く連鎖の中で息づくものだとしたら…
    運に対する考え方に反論しようもないほど納得させられた。むしろ良かったんじゃないか!とは正に塞翁が馬であるが、なかなかその境地に,マインドセットできるものではない。それを私に説いてくれた、この本との出会いに感謝します。

  • ピンク色のハイライト | 位置: 504
    最高の運気がやってきているのに、機嫌が悪いだけでアンテナがまったく働かないから、すべての運が逃げていっちゃうんです。
    ☆自分のアンテナを高めておく。気のよいところに行く。笑顔の人に会う。

    ピンク色のハイライト | 位置: 540
    保険の営業だけじゃなく、どんな仕事をしている人でも、不機嫌な人が成功したことなんてないですよ。逆に、上機嫌でさえいれば運が好転する場面が自分でわかるのに。
    ☆上機嫌でいる。
    これが難しい。でも、意識することはできる。


    ピンク色のハイライト | 位置: 575
    「僕は、『運転』のプロなので、『運』というものについてのお話をします
    ☆だから運転者さん!!なるほど。ようやくわかった・・。
    さすが喜多川さん。

    ピンク色のハイライト | 位置: 592
    運は後払いです。何もしてないのにいいことが起こったりしないんです。ポイント貯めてないのに何かもらえますか?
    ☆もらえません。
    まず、運を貯める所から。

    ピンク色のハイライト | 位置: 796
    この前はそういう未来を手にするチャンスがあったのに逃してしまったんですから。その未来はもうやってこないですよ。人生にはいろんなチャンスがあるってことです」
    ☆チャンスの神様は前髪しかない。
    その時に「これが最適」だと思っていても、今は違う、ということもある。

    ピンク色のハイライト | 位置: 843
    ほとんどの人が相手のそれまでの人生になんて興味がないんです。代わりに、この人お客さんになってくれるかなって、自分の財布の中身を増やしてくれる人かどうかばかり
    ☆自分の得になるか考えている人が多いってことかな。

    ピンク色のハイライト | 位置: 845
    でも相手のことに興味を持って、何でもいいから接点を見つけて、会話が始まれば〈見知らぬ人〉ではなくなり、それが重なると〈知人〉になり〈友人〉になり、ときに 〈恩人〉になっていくわけ
    ☆興味をもつこと
    ②接点を見つけること
    ③会話すること

    ピンク色のハイライト | 位置: 847
    だからそのきっかけを生む方法を知っておかなければ、すべての運は通り過ぎていくだけで、奇跡を起こす種すら手に入らないんです」
    ☆うーん。

    ピンク色のハイライト | 位置: 857
    ☆基本姿勢が〈不機嫌〉っていうのもいろんなチャンスを逃しているとは思いませんか
    ☆思います。
    だって、不機嫌な人には誰も話しかけないよね・・。
    いつも怒ってるとかね。

    ピンク色のハイライト | 位置: 890
    「ちょっと損得から離れるといいですよ。
    ピンク色のハイライト | 位置: 892
    もっと純粋に未知のものに対して『楽しそう』『面白そう』って思ってみていいんじゃないでしょうか」
    ☆面白がる。
    小林正観さんと一緒。

    ピンク色のハイライト | 位置: 895
    じゃあ、『何が楽しいんだろう』って興味を持つことはできるじゃないですか」
    得しそうだと思ったら動くけど、そうじゃないと判断したら動かないという基準を変えた方がいいです。どこでどうつながるかわからないし。
    ☆どこでどうつながるか分からない。
    これは本当にそう。
    一つ一つを大切にしていく人生

    ピンク色のハイライト | 位置: 976
    「損得じゃなく『興味を持つ』
    ☆これ!!
    この人は自分に何をしてくれるかな、ではない。
    興味をもつ。

    ピンク色のハイライト | 位置: 1,003
    上機嫌でいるというのは、楽しいことを期待するのではなく、起こることを楽しむと決めるということなのかも
    ☆楽しいことを探す、のではない。期待する、でもない。起こることを素直に楽しむ。

    人間の身体は、どんな仕様にも対応できるように、最初はあらゆるところが柔らかくできているんだと思うんですよ。それであることに興味を持って身体を使い始めて継続すると、それに必要な部位が成長したり、硬くなったりして、それをするのに適した身体になってくれるんです。でもその間には必ずあるものがある」 「その間にあるもの……」 修一は赤くなり腫れた左手の指先を見た。 「そうです。『痛み』です。ジンジンするでしょ。痛みがあってようやく身体はそれをやるにふさわしい仕様に
    ☆このたとえがすごい。
    自分を変化させるためには、痛みがつきもの。

    ピンク色のハイライト | 位置: 1,260
    「上機嫌でいるということは、運の転機に気づくというだけで、運を貯めるということではないのか」 「そんなことありませんよ。日々上機嫌で生きるだけで運は貯まります」
    ☆おー、面白い。

    ピンク色のハイライト | 位置: 1,264
    でもバカにしてはいけませんよ。上機嫌で毎日生きている人と、不機嫌に生きている人では一年間で貯まる運の量には、どうあがいてもひっくり返せないほどの開きがありますからね」
    ☆塵も積もれば山となる。
    毎日の心がけ。

    ピンク色のハイライト | 位置: 1,270
    最初から山みたいに運を貯める方法ってないのかよ」
    「誰かの幸せのために自分の時間を使うんです」
    ☆誰かの幸せのために自分の時間を使う。

    ピンク色のハイライト | 位置: 1,290
    誰かのために相当すごいことをやってあげたのに、何もしてもらえなければ運が相当貯まるということで間違いないな」

    ピンク色のハイライト | 位置: 1,589
    ☆誰かの努力、ひたむきな姿勢は、他の人に幸せをもたらす力があるということです」
    ☆なるほど。一生懸命生きているだけで、価値ある人生。

    ピンク色のハイライト | 位置: 1,723
    少しでもたくさんの恩恵を残してこの物語を去る。つまり、あなたが生きたことで、少しプラスになる。それこそが、真のプラス思考だって言えるんじゃないかと思うんです」
    ☆使う運より、貯める運を多くする。これがプラス思考。
    自分の所で完結しない。

    ピンク色のハイライト | 位置: 1,780
    「まず誰かと比べるのをやめるといい ですよ。他の人の人生と比較するのをやめて、自分の人生に集中して。☆自分の人生に集中する。
    誰かに振り回されない。人と比べない。

    ピンク色のハイライト | 位置: 2,282
    「起こった直後は『最悪』と思っても、時間が経って考えてみると『むしろよかったんじゃないか』って思えることばかりですからね、人生なんて。だから、最初から『むしろよかったんじゃないか』って思うと、結構いろんなことが楽しめるもんです
    ☆むしろよかったんじゃないか。
    良い言葉だ。

  • 「運」についての意見ほど人によって違うものはないかも。
    ツイているツイていないの基準。そもそもツキの存在を認めない人。運はこうすれば貯まるという考え方、等々。100人に聞けば多分100通りの考えになる。

    とはいえ、(運というものの存在を肯定している人たちの)多くの人の考え方では、いわゆる「徳」にリンクしているように思う。つまり良い事をすればそれだけ運が貯まる的な考え方だ。如何せん「運」の測定方法がなく、その量の蓄積プロセスが分からないので誰にも確かなことは言えないが、そういう考え方が建設的だし希望的でもあるし、日本人には割合受け入れられやすい考え方だと思う。

    その中で本作が多少異色なのは、自らの善行(徳を積む行い)で運は貯まるが、必ずしもそれを自分で使い切るのではなく、その後の誰かに蓄積された財産として引き継がれるという点。
    確かにニュースで事件や事故で亡くなった気の毒な若い方や子供の話を見ると「運って不公平だな」と思うが、本作の考え方であればその方が気の毒であるのは違いないが、その蓄積されたポイントは他の誰かに引き継がれることになる。
    そう考えるとほんの少しだけ救われるかもしれない。

  • 心温まる話でした。

    とっても素敵な物語でありながら
    他人事ではないな。

    これは自己研鑽に繋がる
    著書であるとおもいました。

    人生が好転する秘訣は

    上機嫌であること。


    なにがキッカケで
    自分の夢が見つかるのか、
    あるいは叶うのか

    未来のことは分からない。

    けどアンテナを貼っておくには、

    不機嫌では

    なかなか見つけられない。


    上機嫌でいること。

    これは人生において

    楽しく生きる

    大切な秘訣だったなって

    大人になってから改めて

    強く感じました。

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著者プロフィール

1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。2005年から作家としての活動を開始。『賢者の書』でデビューする。10年『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』が13万部のベストセラーとなり、映画化、舞台化された。「喜多川ワールド」と呼ばれるその独特の世界観は、小学生から80代まで幅広い年齢層から愛され、その影響力は国内にとどまらず、多数の作品が台湾・韓国・中国・ベトナムでも翻訳出版されている。執筆活動だけではなく、全国各地での講演やセミナーも開催している。主な著書に、『おいべっさんと不思議な母子』『One World』『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』『[文庫]福に憑かれた男』『君と会えたから……』『手紙屋』『株式会社タイムカプセル社』『運転者』等がある。

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