運転者 未来を変える過去からの使者 [Kindle]
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2019年3月28日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (198ページ)
感想・レビュー・書評
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保険会社の営業マンが、タクシー運転手との出会いから人生を変えていくファンタジックな話でした。とても読みやすくあっという間に読了しました。
何か自己啓発本を物語化したようで違和感を覚えました。運の貯金とか、上機嫌がどうとか、運転手の押し付けのような語りかけが苦手でした。もちろん「あとになってあれでよかったんだと思える。」という描写は経験から共感できました。だけど、道徳を文学作品に盛り込むと途端に面白味が減少してしまうのだと思います。そして内容が薄まってしまいます。せっかく小説なのだから、人間と言うものは何なのか、どんな感情があって、どんな深層があって、どんな本質があるのか新たな視点で描き出してほしかったです。
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この本に書かれていることは自分にとって足りないことばかりだと認識させられる。常に上機嫌でいること。そうすることでいつでも自分のアンテナを最大にしておく。分かっていながらできないんだよなーと思って読み進めていたが、それがいかに重要なことかを徐々に気づかされる。素晴らしい本でした。
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とても気持ちよく読めます。
それはそうだよね、と説得力のあるお話。いつの間にか応援してしまっています。
そうですね、同じ生きるなら、楽しい方がいい。笑っている方がいい。
不機嫌な人,すぐに怒る人とは距離をおきたくなります。
あたりまえです。
インドネシアに観光で行ったとき。
この国では、「人前で怒ることは恥ずべきこととされています」、と聞きました。
感動しました。なんていい国なのでしょう。
怒ったところで、不機嫌になったところで、何もいいことはないですね。-
かなさん
こんにちわ~
コメント、ありがとうございます。
インドネシア、いいでしょ。
ひとつの心がけ次第でもしかしたら生き方、人...かなさん
こんにちわ~
コメント、ありがとうございます。
インドネシア、いいでしょ。
ひとつの心がけ次第でもしかしたら生き方、人生が変わるかもしれませんね。
かなさんはほんとに多くの喜多川さん作品、読まれてますね。尊敬です。
私は読むものいっぱいあって、溺れそう。そこまで辿りつくかどうかです。
>技能実習生も
アジアの方ですか? 私はベトナムのひととお仕事してました。
人懐っこくてとっても楽しかったです。いまもFBはベトナム人のお友達がたくさん(もう交流はないですけど)。
こちらこそよろしくお願いしますね~2022/12/12 -
辛4さん、こちらでもこんにちは!
喜多川泰さんは本当に素晴らしい作品ばかり出していますよね(^^)
だから、できるだけ多くの作品を読みた...辛4さん、こちらでもこんにちは!
喜多川泰さんは本当に素晴らしい作品ばかり出していますよね(^^)
だから、できるだけ多くの作品を読みたいんですけど
ほかの作家さんの作品も気になって…
ブクログを始めてから、あれもこれも読みたいと
贅沢な悩みを抱えてます。
うちの職場の技能実習生はインドネシアの人たちです!
だから、辛4さんのレビュー、すごくわかります。
穏やかで、とっても優しくて真面目、
目上の人への敬意を常にもって仕事をしていますよ。2022/12/12 -
かなさん
おはようございます!
インドネシアでしたか。
>目上の人への敬意を常にもって
人として素晴らしいと思います。(溜息しか...かなさん
おはようございます!
インドネシアでしたか。
>目上の人への敬意を常にもって
人として素晴らしいと思います。(溜息しかでない・・・)
海外実習生ですけど、お互いに異文化に触れて、お互い刺激を得る、それが活力になるんだ、と心から思ってほしいです。どうも安く使ってやろう、という意気込みしか感じられないんですよね。
私も仲良くしたいです~2022/12/13
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「手紙屋 蛍雪篇」に続いて2作目の読了。
今作もやる気スイッチを押してくれる本です。
「努力は必ず報われる」とここまで言い切られると清々しい。反論の余地もなく納得してしまいました。ずっとやろうやろうと思っていた英会話でも新しく始めてみようかな。努力して運を貯めてくぞ。
[メモ]
・運は貯めて使うもの。良い悪いではない。
・常に上機嫌でいないと運を使う機会が来ない。 -
ずっと気になっていた本作。
たった今、読み終えたばかりですが、途中からとめどなく流れる涙に自分自身困惑しているところです。
こんなに泣いたの久しぶり……昔読んだ百田尚樹さんの「永遠の0」以来かもしれないです(笑)
運を転じさせる不思議なタクシーに乗った主人公は、ずっと自分は運が悪いと思っていましたが、それは運が悪いのではなく運を「貯めている」のだと言われます。
運がいいと思うのは貯めた運を「使っている」からだと。
主人公がそのタクシーとの交流を通して、人生を見つめ直す過程に私が涙したのは「感動」ではなく「懺悔」の気持ちだったように思います。
私は子供の頃から「私が今生きていられるのは数え切れない人達の力のおかげだ」と心に刻んで生きてきました。
でも、実際生活していく中で、嫌なことや生きづらさに苛まれて「なんで私がこんな思いをしなきゃいけないんだ」と落ち込むこともあります。
今回「運転者」を読んで、私の「運」は私だけのものではなく、先人たちの貯めた運、生きた証を使わせてもらっているんだと思い直せました。
本当に読んでよかったです。 -
あまり自己啓発的な内容の本は敬遠してしまうのだが、読み終えて思った。
読んで良かったと。人の一生が、自分の人生だけで終わるものではなく、永遠に続く連鎖の中で息づくものだとしたら…
運に対する考え方に反論しようもないほど納得させられた。むしろ良かったんじゃないか!とは正に塞翁が馬であるが、なかなかその境地に,マインドセットできるものではない。それを私に説いてくれた、この本との出会いに感謝します。 -
「運」についての意見ほど人によって違うものはないかも。
ツイているツイていないの基準。そもそもツキの存在を認めない人。運はこうすれば貯まるという考え方、等々。100人に聞けば多分100通りの考えになる。
とはいえ、(運というものの存在を肯定している人たちの)多くの人の考え方では、いわゆる「徳」にリンクしているように思う。つまり良い事をすればそれだけ運が貯まる的な考え方だ。如何せん「運」の測定方法がなく、その量の蓄積プロセスが分からないので誰にも確かなことは言えないが、そういう考え方が建設的だし希望的でもあるし、日本人には割合受け入れられやすい考え方だと思う。
その中で本作が多少異色なのは、自らの善行(徳を積む行い)で運は貯まるが、必ずしもそれを自分で使い切るのではなく、その後の誰かに蓄積された財産として引き継がれるという点。
確かにニュースで事件や事故で亡くなった気の毒な若い方や子供の話を見ると「運って不公平だな」と思うが、本作の考え方であればその方が気の毒であるのは違いないが、その蓄積されたポイントは他の誰かに引き継がれることになる。
そう考えるとほんの少しだけ救われるかもしれない。 -
心温まる話でした。
とっても素敵な物語でありながら
他人事ではないな。
これは自己研鑽に繋がる
著書であるとおもいました。
人生が好転する秘訣は
上機嫌であること。
なにがキッカケで
自分の夢が見つかるのか、
あるいは叶うのか
未来のことは分からない。
けどアンテナを貼っておくには、
不機嫌では
なかなか見つけられない。
上機嫌でいること。
これは人生において
楽しく生きる
大切な秘訣だったなって
大人になってから改めて
強く感じました。