- Amazon.co.jp ・電子書籍 (211ページ)
感想・レビュー・書評
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榊教授の行動を卑怯ととるか、若者の未来を尊重したととるかは人それぞれだが、あの元子がそうなったかと成長というかなんというかに胸がいっぱい。家族の期待と自分の未来を秤にかけることは人生の節目には必要なものではあるが、無謀な恋に終わらせない元子の誠実さ、丁寧さに胸を打たれた次第。
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5巻から一気読み。
作品の雰囲気が好きでしたが、4巻までで止まっていたのを、完結とのことで、まとめて。
コミュニケーション下手で、自分なんて…と自己肯定感の低い元子。
恋の定義とは何か?
途中五角形のもつれもあり…嫌になりましたが(苦笑)
田中さんや樹里ちゃんという人たちに支えられながら、元子が成長していく姿や榊教授との距離が近づくにつれて内面が磨かれていく姿は素敵でした。
そして、仕事面ではものすごく有能なのでは。
6巻から7巻にかけて、一気に物語が進み、読みごたえがありました。
教授の、元子を苦しめたくない気持ちと、元子の、一緒にいたい気持ち。
最後の笑顔や綺麗になった元子の笑顔が、教授との二人の時間が有意義だったことを物語っていると思います。
田中さんも樹里ちゃんも…巻を進むにつれて、よくなってきた印象。
…これからは、田中さんにも目を向けてあげて欲しいかな。
意外にもチャラい人ではなかったんだなと。応援したくなりました。
表紙カバーで、元子が黒を着ていないことが、とても印象的。
久々に良質な恋愛の作品を読みました。