ブラックホールって なんだろう? (月刊たくさんのふしぎ2019年07月号)

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  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・雑誌 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 4910159230790

感想・レビュー・書評

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  • 。゚+。。.。・.。゚+。。.。・.。゚+。。.。・.。゚
    たくさんのふしぎ
       ブラックホールってなんだろう?
    2019年7号号
    ゚+。。.。・.。゚+。。.。・.。!.゚+。。.。・.。゚

     
    ●感想の前に…
    ・本の感想の前に、最近ブラックホールの話をニュースで見て、どんどん謎の解明が進んでいるんだろうなと感じています。宇宙の謎の一つであるブラックホール!!興味ありますよね。

    ・いて座A*を撮影した話から、M87という銀河名があることを初めて知りました。M78星雲という言葉はウルトラマンから知っていましたが、実際にM78も存在するんですね。知らなかった…


    ●感想
    ・ブラックホールが実在することがとても不思議。そんなものが今もたくさんいるなんて、、,、(´Д`;)’

    ・宇宙って不思議だなぁと、本当に感じます。日本国内でも行ったことのない地域に行くと、新しい世界観を得ることがありますが、海外に行くとそれをさらに強く感じることがあります。同じように、宇宙に出たらさらに世界観が広がるかもしれないですし、別の銀河に行ったら、自分の生きている地域は本当に小さな世界に感じるだろうと思います。

    ・限りある人生において、宇宙は永遠を感じさせるものの一つですね。いや〜、ほんと不思議です。


    ●内容
    ・よくあるブラックホールは、直径50km。そう!!ブラックホールは宇宙にたくさん存在する。
    ・わたしたちがすむ地球は、天の川銀河という星の集団の中にある。そこだけでま100万個以上もある。
    ・天の川銀河は英語だと「Milky Way Galaxy」意味は同じ。
    ・直径50kmのブラックホールで、地球300万個分の重さがある。その分、重力も地球に比べてとても強い。

    ・ブラックホールのもとは重い重い恒星で、強い重力で縮まっていこうとするのを、熱により膨らもうとして反発していく。星の寿命によって徐々に熱を発することができなくなり、圧縮に耐えられなくなり、中心部がつぶれる超新星爆発がおきる。このときに中心にのこされた圧縮されたものがブラックホール。
    ・地球をブラックホールにするとしたら、1円玉ぐらいまで縮めないといけない。
    ・銀河の中心にはブラックホールが存在する。

  • 娘と読んでいて、あまりにわかりやすすぎて、

    これはむしろ、ブラックホールについて知りたい大人が読んだほうがいいのではないかと思いはじめた。

    大人が何かを知りたいと思って入門書を手に取るとき、それは往往にして若干難しいような気がする。たぶん、作り手も、あんまりわかりやすすぎると、読者もバカにされているような気がして気分を害するとでも思っているのだろう。まさか。

    なんか、需要と供給のすれ違いが起きているような気がして仕方のない一冊だった。

  • 水沢天文台の方を教室へ招いて、授業をしてもらった。
    とても面白くて、楽しくて、天文学に興味がなかった子どもたちも大喜びだった。
    中には、天文学に興味を持ったという感想を言う子もいたし、とても詳しくメモを取っていた。ブラックホールという謎の多い天体について、宇宙について、何よりいま最もホットな話題を紹介してもらった感動、感激。幸せな時間だったな。

    ブラックホールの絵本は、その話を聞いたあとだけに感動がよみがえるし、「わかる、わかる」と振り返りにもなった。イラストもわかりやすく、いい絵本。

  • ブラックホールについて、こんなにわかりやすく書いてある本はなかなかないのではないでしょうか。
    科学ニガテな30代主婦ですが、読んでいてそうなんだ!とおもしろく読めました。

    これでチコちゃんに万が一、ブラックホールについて聞かれても答えられそうです。

    科学の本はこども向けでもぶ厚くなり、説明が難しいものもありますが、たくさんのふしぎでは本当にわかりやすく、教えてもらえるのでとても好きな雑誌です。

    色数が少なく、シンプルでおしゃれな感じがあり、リビングに平おきしてあってもステキです。

  • ブラックホールは、まだまだわからないことがたくさんあるようですが、こんなにもわかっていることがあるとは、知りませんでした。(興味のある方達にとっては当たり前なの?)太陽の何倍の大きさとか、どのくらいの重さだとか、その他、ブラックホールの驚くような活動を知り、近くに行けなくてもわかるなんて、技術って凄いな。と、感心しました。宇宙は好きな子も沢山いるので、紹介したい一冊です。

  • ブラックホールについて子どもたちが知りたいと思うことがとても分かりやすく書かれている。言葉も文もやさしいので小学生が難なく読める。少し難しい解説は小さい文字になっているので読み飛ばすこともできるという親切設計。驚きの分かりやすさ。ぜひ多くの子どもに読んでほしい。

  • バリバリの文系の私だけど、世の中の自然科学に興味ないわけじゃない。ただ、難しすぎるのだ、、そんな私にも、たくさんのふしぎ シリーズは、やさしいことばで(児童書だから。)語りかけてくれる。想像できないくらい広い宇宙、まだまだたくさんの可能性が眠っている、、!そんな当たり前のことを思って、震える。宇宙の話って桁違いだ。まだ行けない、触れない場所のことをどうやって研究するんだろう〜

  • 6歳の息子にも分かるような文とイラスト。
    好きなアニメやゲームにブラックホールが出てくるので興味を広げるために借りてきた。
    全部ではないが理解はできたみたい。
    ただ、宇宙の広さとブッラックホールが爆発するなどの表現に人類としての身の危険を感じたのが読み終わった後に「怖いー!この本借りてこないで」と泣いてしまった。もう少し大きくなったら客観的に読めるかも。

  • 6歳息子には難しかった

  • なんとなくおそろしげで、まだまだ謎のほうが多いブラックホール、どのくらいの大きさでどのようにしてうまれるのか、どんな性質があるのか、ブラックホール研究者がわかりやすく説明してくれる。スケールが大きすぎて気が遠くなりそうだけれど、そんな世界のことも少しずつ解明されつつあるのはすごい。ブラックホールに吸い込まれた先については相変わらずなにもわからずおそろしくはあるけれど、すべての銀河の中心にかならず超巨大なブラックホールがあるという事実から宇宙の成り立ちやしくみについて想像してみるのはたのしい。
    モノクロ基調のシンプルなイラストもとてもいい。

    (2022年傑作集入り)

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著者プロフィール

京都大学大学院理学研究科教授。神戸市出身、1986年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了、理学博士。専門は宇宙物理学、特にブラックホール天文学。一般向け講演や一般書執筆に加え、バリアフリー学習教材(点字版や手話版)製作にも力を入れている。2007年井上学術賞、2008年日本天文学会林忠四郎賞、2012年京都新聞教育社会賞受賞。主な著書に、『天文学入門—星・銀河と私たち』(共編著、岩波書店、2005年)、『さわっておどろく!』(共著、岩波書店、2012年)、『宇宙と生命の起源2—素粒子から細胞へ』(共編著、岩波書店、2014年)など。

「2014年 『知のバリアフリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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