笑いのカイブツ (文春文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 相当な努力はすごいと思うけど、人からぞんざいな扱いをされたり、自分のことをなんでわかってくれないのかと常々思っていたけれど本人も本人で周りのことを一切理解しようとせずクソ意地悪いことを思ったり批判しているところに矛盾が生じて最後まで読もうと想わなかった

  • オードリーのANNでハガキ職人や作家をしていたツチヤタカユキさん。
    興味を持って読んでみると、ネタメールよりぶっ飛んだ人生が書かれていた。

    時々の希望と日常のような絶望の中で、前か後ろかも分からない方向へひた走る姿勢は、とても真似できない。
    希望ありきではあるけれど、絶望からエネルギーをもらえる。

  • 自分の中にカイブツがいるのかを考えた。ここまでのカイブツはいない。昨日は一日中シャンデリヤをコピーした。あれはカイブツの子供だったのか。
    ピンクに言われた、ツチヤは退屈を殺すことができているという言葉が刺さった。退屈を殺せるものは今の自分にとって音楽だろう。
    あとがきが詩的でよかった。機会があれば映画も

  • 面白い、おすすめってラジオできいて読みました。
    期待したせいか、僕には読みにくく合いませんでした。
    でもここまでできるというか、やるしかないって人もいるんだなって知れました。たくさんいるんだろうけど、俺にはこれしかない!って羨ましいです。

  • ハガキ職人の手記
    ストイックに大喜利の回答やコントのネタを寸暇を惜しんで出し続けた

    時系列が飛び飛びで、個人的な手紙のような箇所もあって読みにくいが、面白い人であることは伝わった。人間をはみ出した回数がその人の面白さというフレーズで、読み進めよ〜、と思えた
    なかなかこうは生きられないが、全てを捨てて絶望の中でも生きざるを得ない経験は強いとも思う

  • 笑いに狂い続けた、伝説のハガキ職人の私小説です。

    ラジオを聴いていると、ハガキ職人といわれる人たちには憧れがあって、どんな人なんだろうと気になって読んでみました。結果、想像以上に笑いに狂っていました。

    多くの時間を笑いに費やし、失い、絶望し、それでも笑いに狂うことで、お笑いの能力を手に入れていきます。それだけ努力すれば売れるかと思いきや、“人間関係不得意”なため挫折します。現実世界をうまく生きていけなかったのです。

    これだけ何かに対して死ぬほど努力できること、かっこよくも感じました。

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