大人の週末起業 [Kindle]

著者 :
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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    会社に在籍しながら、まずは週末にちょっとだけ副業して、定年退職後に備えたい。

    こういったニーズに真正面から応えた本。

    会社が人生を保証しない今、こういった本を参考に、まずは週末慣れていくのが良いかと思う。

    すぐにお金にはならなくとも良い。まずは試行錯誤してみることが必要だから。

    自分は何の専門家だろう、と考えていくと面白い。

  • 【動機】具体的な<週末起業>のステップが知りたくて

    本書の半分くらいが<週末企業>のコンセプトの説明や「起業の内容を決める」というところまでで、知りたかった「顧客の獲得方法」が期待したよりページもすくなく、新しく得られる情報がすくなくて残念。

  • 仕事ほど楽しいものはない。

    長寿の時代になり、誰もがサラリーマンを卒業してからも働き続ける必要がある。
    稼げる力は出来るだけ早く、できれば今の会社にいるうちに鍛えておきたい。

    売り込みや営業は必要ない。
    「売り込む」のではなく「呼び込む」

    自分の専門分野について、継続的に「情報発信」をする。

    本業をおろそかにしない。
    安易に仲間と始めない。
    お金はできるだけ使わない。
    途中であきらめない。
    安易に法人化しない。
    納税を怠らない。
    安易に資格に走らない。

  • 会社に勤めながら、副業として起業するための基本的な要点やアドバイスをまとめた本。
    お金をかけすぎないことや、本業の会社は辞めないこと、人を雇うなどの固定費は極力避け、例えばどれだけ稼げるようになったら、法人化にした方がいいなど、細かいアドバイスが書かれている。
    起業したいけど、何から始めたらいいかわからない人には、最初に読む一冊としてオススメできると思う。

  • p.154 肩書を作る 前例のないもの
    ・プロフィール:誰れの、どんな問題を、どのように解決するか。
    ・基本情報、事業内容、実績、ストーリー、プライベート
    ・継続的に情報発信、セミナー開催、メディア
    ・HP、メールマガジン、名刺交換、勉強会・オフ会、

  • 定年退職後に備えた起業戦略。
    今あるスキル、人脈を使って、得意分野でのコンサルをおこなう。
    具体的な進め方も記載があり、良本。

  • リスクをできるだけ廃し安定的な売上をつくる。
    会社でいつも考えていることにもかかわらず、
    自分で稼ごうとなると急にわからなくなる。
    ビジネスモデルを定める、
    稼ぐ型を作ることの難しさを痛感する。
    でも仕事だって、
    最初からすべてうまくいくわけではない。
    一度うまくいっても、それが続くとも限らない。
    試行錯誤しながら、その時々やっていく。

    最初の一歩を踏み出すことが大事なんだろうと思う。
    やりながら課題をみつけ、
    ひとつひとつ改善して次の一歩につなげていく。
    うまくいくことは約束されていない。
    ただ始めてみなくては、うまくいくことはない。

    人生100年時代を迎え、
    80歳まで働く稼ぐスキルを身に着ける。
    何かしらの専門家となって講師となる。
    なぜ専門家になる必要があるかというと、
    高く売ることができるから。
    ミドルからシニア向けの指南本。
    若者と違いミドルやシニアには、
    会社で身に着けてきた経験と人脈があり、
    多少の元手資金と貫禄もあるという。
    うーむ、該当しない部分もあるけれど・・・

    でも何かやらないといけないだ!
    ということはわかる。

  • 会社員が週末を使って、小さく副業を始めるヒントが書かれている。個人事業主そして法人、独立するタイミング、税金についても書かれているのはかなりよかった。本業や人生を通して得た何かしらの知見をきっかけに、スペシャリストという肩書きを見出して副業をするのは、収入窓口が増えるだけでなく、生きがいにもつながると感じた

  • 大人の週末起業とあるが、この本の主張は「自分の仕事の経験を生かして副業をしてそれだけで生計を立てていけそうになったら会社をやめて起業を考えよう」というものなので、対象者がすごく狭かったのが残念だった。新しいスキルを身につけて副業を始めるというほうに僕は興味があったので、求めていたものと違ったが書かれている内容は参考になる部分もあった。


    「売り込む」のではなく「呼び込む」

    個人事業主の場合、所得に所得税や住民税が課せられる。このうち「所得税」は累進課税で、最終的な「所得税」と「住民税」を合計した最高税率は55%になり、儲けの半分以上を納税することになる。
    そうなったときに法人化する。法人化の場合も、税率は利益の額によって上昇するが、その差は「所得税」に比べて小さくほぼ一定。
    しかし、法人化すると以下のような出費が必要になる。
    ① 赤字でも年間7万円程度の法人住民税負担
    → 個人事業主なら赤字の場合、所得税も住民税も発生しない。
    ② 決算や申告に関わる税理士報酬 (通常10-20万円)
    ③ 社会保険への加入
    → 個人事業主の場合、従業員が5人以下なら加入は任意。
    ④ 厚生年金保険、健康保険への加入

    法人化の目安は所得が年間500万円程度になった時

    新設法人は2年間の消費税免除

  • 人生100年時代と言われる中で、老後のお金は大丈夫だろうかと心配になることがあると思いますが、働いている今のうちから老後も収入を得る準備をしておくことの大事さと、そのためにすべきことを学ぶことで、不安に対処する助けとなる1冊でした。実際に副業が可能な方は副業を始める方がよいと思いますが、今はできないという方も、近づく定年に向けた準備を始める上で使える話がいろいろあるはずです。

    【気づき】
    ・自分が何の専門家であるのか、自分の強みは何かを再認識する作業を行い、強みを生かせる方法で戦うことは、今の仕事に取り組むうえでも大事なことですよね。
    ・若い頃のように、時間を多く使って成果を出すやり方はいつまでもできないと実感します。仕事の経験値や社会の位置を有効に使って、強みを生かせる戦い方にチェンジすることを意識したいです。
    ・ビジネスにはトライ&エラーがつきもので、お金をかけていなければ大胆なチャレンジもできるという教えは、起業時だけではなく、日々の仕事の中にも通じる。現状維持は後退と同じともいわれる。小さくてもチャレンジできるか。

    【本のハイライト】

    ・人は誰しも老いていくが、生きている以上は誇りをもって、楽しく生きたいもの。そのための肝は自立していること。それには努力も必要。心と体の健康を保ち、家族や仲間と良好な関係を保ち、何よりお金を稼ぐ力を持つ。自分の得意なことや好きなことでそれができれば最高。武器となる「稼ぐ力」を手にするアクションを今から取るべき。

    〇人生100年時代を生き残る
    ・アラフィフは若い頃より仕事の経験値や社会の地位が上がり、自由に使える時間も増えているはず。給与の増加などでお金の融通も利くようになっているはず。これらを強みとして生かしながら、自力で稼ぐことが「長寿」という現実を「受難」から「福音」に変えるコツ。
    ・大人の戦い方をする。自分の強みと弱みを客観的に分析し、得意な分野で戦う。体力でなく頭を使う。

    〇こんな定年後は嫌だ
    ・職場を去った後の年月が30~40年になる可能性がある。年金も支給額の抑制や、支給開始時期の遅れとなる可能性がある。再雇用、転職もライバル多いので収入がわからない。
    ・終身サラリーマンを目指しても限界がある。何があっても自分を守れるように備えておく。
    ・仕事ほど楽しいものはない。趣味は仕事あっての楽しみ。感謝されて「誰かの役に立っている実感」を持てないと、生きている実感は持てない。

    〇小さな起業を成功させる
    ・問題意識こそネタの宝庫。起業を考えている人も、一番敏感にそれを察知できるのは本業の活動。
    ・ビジネスは苦手を克服しなくてもよい。強みを生かせる方法で戦うことが大事。賢く振る舞う。
    ・従来の「教育→就業→老後」の3ステージは崩壊し、誰もが「教育→サラリーマン・起業家」を行ったり来たりするようになる。大人には時間や気力の余裕は少ない。残りの時間で本当にやりたいこと、得意なことをやってみる。

    〇ネタを見つける
    ・未来を考えるためにあえて過去を振り返る。忘れていた思いや気持ちが蘇る。その中に未来のヒントが見つかることは多い。特に、自分が心底やりたいことのヒントが多い。自分年表を作る。まとまった時間を確保し、先入観を持たず、必ず実際に書く。書き終えたら改めて眺め、自分にまだ時間が残されていることに気づく。「どうしたいのか」を知り、「そのために今すべきこと」を知る。
    ・自分が何かの専門家であることがビジネスには不可欠、自分のこれまでの経験、趣味、こだわりなどから「何のスペシャリストと呼ばれたいか」を考え、「これこそは」という1つに絞る。これをビジネスに生かす方法を考える。
    ・「自分の棚卸し」をしてみる、自分の経歴を書き出し、「強み」「特技」「好きなこと」「セールスポイント」などを見つけ出す。答えは「自分の中」にある。自分を客観視する。手を動かし、先入観にとらわれず、具体的に書いてみる。自分という人間の編集作業、書き出したキーワードの組合せや比較により意外な可能性が浮かび上がることもある。
    ・専門分野はビジネス性を「市場性(顧客はいるか)」「発展性」「収益性」「継続性」「独自性」「実行可能性」の6つの観点でチェックする。これはガイドライン。基本は「何としても始める」。

    〇顧客を獲得する
    ・専門家の顧客獲得方法は、顧客から手を挙げてもらう。そうなるよう仕向けるのが専門家のマーケティング。売り込んだ途端、相手のこちらを見る目は「営業マン」になる。手順は、自分の専門分野に関する情報の発信→セミナーなどで集客→共感してもらい、個別相談に応じる→相手からコンサルティングを要請させる、の順で行う。
    ・ネットでの情報発信の注意点は、気合を入れすぎないこと、とにかく続けること、仕事と関係のある内容にすること。情報発信で、専門家としての名声、信頼、コンテンツそのもののビジネス化といった副産物も得られる。

    〇タブー
    ・知恵や企画を絞り出すのは1人の方がうまくいく。方向性が決まるまでは、安易に仲間を作らない。
    ・ビジネスにはトライ&エラーがつきもの、お金をかけていなければ大胆なチャレンジもできる。初期投資は少なくして、軌道に乗ってきたら徐々に投入する。
    ・「稼ぐ力」は、試行錯誤や失敗を経験する過程で身につく。できるだけたくさん経験しておくとよい。どうしても始めたことがうまくいかないなら、別の事業をスタートさせる方法もある。その繰り返し自体を楽しむ。
    ・資格取得には知識を体系的に学べる、専門性が決まる、資格持ちのコミュニティに参加できるというメリットはある。一方で、時間やお金がかかる、事業が制約される、取ったことで安心してしまうといったデメリットもある。こだわらなくていい。

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