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感想・レビュー・書評
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概要を掴むにはちょうどいい。
待ち時間に置いてあったので斜め読み。
カトリックの女子校に通いながらも、聖書を枕に寝ていたので、今更ながら知らないことばかりだった。
古事記もそうなんだけど、神が案外道徳心のかけらもなくめちゃくちゃで、見方を変えると面白い。神とはいえ人間らしい非情さを持ってて、いわゆる聖人でもなんでもないのがいい。
神から知恵の実は食べたらダメって言われてるのに、ヘビにめちゃくちゃ美味しいから食べてみってそそのかされて食べた、って話しを読んで、
神の子でも約束を守らない、神の言う事ですら聞かないなら、子供が約束守らなかったり言う事聞かなくても仕方ないか、って妙に納得した笑
それに神の子でも食欲には逆らえなかったと思うとダイエット失敗しても仕方ないよな、とか勝手に解釈。
他にもこんな感じでいろんなお話があるんだけど、もうめちゃくちゃ神が苦労してんの笑、まるで子育てに手を焼く親みたいな感じで同情したくなる。
読んでない人は創世記だけでも読んでみると面白いと思います。
私が本来とは別解釈で楽しんだというだけで、内容はいたってわかりやすく真面目に書かれています。
聖書とかキリスト教って実際どんなんなん?っていう知的好奇心を満たすための本で、ガチな人向きではないです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
キリスト教徒ではない私にとって、聖書の中の話までよく把握していない。
(アダムとイブやバベルの塔の話は、さすがに知っているが)
知らないエピソードでも、登場人物の名前が、教会とかクリスチャンにゆかりのある学校の名前に使われていたりして、その名前の人物がこういう人物だということが知識として得られたので良かった。
そして、西洋美術ではこの聖書のエピソードに関する絵が山のようにあり、その絵を使って解説してくれているこの本もイメージとしてとらえやすく、わかりやすくてよかった。 -
少し端折りすぎて訳がわからなくなることが多々あった。
聖書自体が膨大なのでしょうがないことのようにも思われる。
なんとなくエッセンスを掴むために流し読みするのが吉か。 -
ソロモンの次の預言者 エリヤとエリシャ
2つの王国に分裂したイスラエル。北王国7代目王のアハブはひどく堕落し、妻の信仰バアル神を祀る。
それに反対したエリヤが、犠牲の雄牛をどちらが焼けるか勝負で勝利し、負けたバアルの預言者450人を殺した。
エリヤとエリシャは、数々の奇跡を起こした。(難病の治癒、死者の復活、パンを増やす)
イエスが起こした奇跡と似てることからも、重要な預言者
旧約聖書後半に登場する三代預言者
イザヤ、エレミア、エゼキエル
イザヤ書は特に重要(新約聖書でも多く引用されている)
アッシリアの猛攻にさらされるイスラエル王国とユダ王国。驕りや欲深さから信仰を忘れ、王国存続の危機に。
そんな時にイザヤが「絶望の中にも希望がある。救世主メシアは到来する」と預言する。
エレミアの時代に、バビロニアに滅ぼされる(バビロン捕囚)
エゼキエルは、バビロン捕囚の最中にイスラエルの復活を預言する。「わたしはお前たちを自分の土地に住まわせる。」捕囚されてる間も、コミュニティを作り、ユダヤ教の信仰は続けられた。
ダニエル書
旧約で1番最後の書。
最後の審判、死者の復活、永遠の生命
「ユダヤの民は終末のとき、大天使ミカエルに救われるが、それまでは苦難が続く」という預言で締められる。
➡︎民衆の間にも、救世主を求める意識が醸成されてきた