文庫 沈黙の少女 (扶桑社BOOKSミステリー) [Kindle]

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  • 何よりもつまらない

    評価0.8
    kindle 406ページ

     教師のわたしが主人公らしい。4人組と仲間になろうとしているが目的がよく分からない。子供を誘拐したいということか?あえて結論を避けるような、抽象的な記載が多く分かりにくい。このまま続くのであれば先行きは嫌な予感しかしない。 
     相変わらずあえて本筋から離れた表現が多く分かりにくいが、書かれている内容も小児性愛者の暴力的な誘拐事件なのだろうか?ちょっと気持ち悪くて曖昧な表現はかえって丁度いいのか?いやそうではなくて、曖昧な表現も、気持ち悪い残酷な事件もどちらも許しがたい。あえてわかりにくく表現する作者の意図を感じる。色んな意味で自分とは合わない話であることがわかりつつあるが、頑張って読み続ける。 
     どうやら主人公のミカの子供が誘拐されてその復讐らしい。やっと少しだけ話が見えてくるが、物語全体を覆う微妙な空気感はやはり耐え難い。誘拐された姉弟は関係ない?自分の子供を誘拐させる?もうこの霧がかった表現をやめてほしい。
    絶対につまらない小説だがもう意地になって読み続ける。
     最後も突然。謎は残るし、話は解决しないし、かろやかに置き去りにされる。久しぶりに本当につまらない本を読んだ。
     文末の解説もこの解説者が何を言っているかが分からない。しっかりと読み込んで欲しいなどと書いているところを見ると作品の読み取りにくさは自覚しているはずなのだが、それでも異常なまでに褒め称えて解説を終える。もういいから、こいつも誰かに叱られてほしい。

  • 内容的にはよくある「誘拐してきた子供を精神的肉体的に虐待する」なんですが、作者の出身はクロアチアのドイツ人で、ところどころえげつない描写の箇所などがあったような。逆?に言うと、陰惨な場面を描いても(例えばゾンビゲームの世界だとなんとも感じないような?)作者にはリアリズムがあるってことが言いたかった(陰惨部分に限り)。内容が内容だけにスッキリしない読後感なんだけど、やっぱりあんま読んだことないクロアチア人っぽさがあるような、独特の個性を感じた。(ような気がするだけかも)

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