- Amazon.co.jp ・電子書籍 (65ページ)
感想・レビュー・書評
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「書く」ことを仕事にしている人が、いわゆる「仕事術」「ライティング術」以外にどんな工夫をしているか。
本人は「工夫」とも思ってないような細かなことが重要なのでは?
そんな「書くための名前のない技術」にスポットライトを当てたこのシリーズ、とても良い試みだと思います。
で、1巻目のこの本は……
残念ながら、私はあまり真似できるところはなさそうです。
でも自分とは違うペースで仕事を進められる人の考え方にインタビュー形式で触れられたのは、結構大きな収穫だったと思います。
趣味の書き物よりむしろ今後の仕事に役立つかもしれない。
知らなかった、よさげなツールも知れたしね。Androidで同じやつか似たようなアプリあるかな……?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
- 煮詰めて流れができてしまったら作り直すのは心理的に抵抗が出るので、新しくアウトラインを作ると作業が進むようになる。
- 理想を持たないで書くと精神的に楽だし、結果として質もスピードも上がる。 -
佐々木正吾さんへの、執筆に関するインタビュー。
書くのに苦労していない、というのは凄いし羨ましい。
書けない人は「ハードルを上げてる」。馬鹿にされたくないとか、感心されたいとか。
心当たりがありすぎる。 -
あまり参考にならなかった、
以前に読んだ、case3, case2の方が身近な感じがします。 -
アウトライナー使いのTak.さんが、「書き方を面と向かって聞く」という対談をまとめたもの。
“その人にとっては当たり前で、わざわざ言語化したことがない”技術に光を当てる作業は、大変そう(会話が平行線をたどった…とTak.さんご自身が書かれていた)だけどとても面白かった。
「アウトライナーをどんな風に使っているのか知りたい」が読むきっかけだったが、「本がどんな風にできていくのか」も興味深かった。
何より、“佐々木さんは必要になったらすぐ書きはじめられて、特にスランプもない”というのが衝撃!いくら文芸じゃないといっても、そんな人いるのか(佐々木さんご自身は「幼稚園の時から変わらない」と言われていましたが)。
そして「書きたいことがちゃんと伝われば、表現にはこだわりがない」という姿勢。文章には編集担当者さんがかなり手を入れるそうですが、そういうものだと思っていらっしゃるとか。
さすが、職業にしている人は違う。
Kindleのみの書籍ですが、「自分が読んだ本はこんな風にできているのか…」と楽しめます。
もちろん、本を書くためのツールと使い方も紹介されています。たすくまでメモを取る理由も意外でしたが、納得。 -
真似はしない。
そんなやり方もあるんだなぁと思った。
いろんなやり方があるので、それらを知ることはとても楽しい -
気張らずに書く。積み重ねが大事。
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面白かった。本書のコンセプトも興味深いし、今回のcase (佐々木さん)は面白く参考になった。
自分は趣味でブログや電子書籍を書いてるだけだが、今後も文章を書き続けていきたいと思っているので、参考になる技術や考え方がたくさんあった。
まさに、名前をつけるような技術ではないけど、文章を書く者にとっては有益で他ではなかなか知ることのできないきめ細かい情報がたくさんあった。