ヤマケイ文庫 山怪 山人が語る不思議な話 [Kindle]

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  • 山と溪谷社
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  • ヤマケイ黒表紙の1冊目。

    山と山里で起きた奇談集。

    自分が山で体験したことに近いものがチラホラとあって、そのときの恐ろしさを思い出してしまう。

  • 気軽に山の不思議を体験できるスナック的な本。一つ一つのエピソードが短く、また登場人物の人間関係もほとんど出てこないので「ちょっと活字を摂取したい」というときにとてとおすすめ。内容も本気のホラーとかではないので楽しく読めると思う。描写もしっかりしているのでイメージしやすかった。

  • 山では不思議なことが起こる。山に住む人、山で働く人に聞いた話を集めている。怪異を信じている人も、リンの燃焼のような科学現象と考えている人もいる。作者が解釈や解説を加えるわけではなく、聞き書きが淡々と並べられているのが面白い。

  • 東北をはじめ 各地の猟師さんや 山で暮らす人々を取材して 集めた 山の不思議な 話です。

    狸やキツネに 化かされたお話などは
    昔話のようですが 多くの人が 
    何故こんな場所で迷子に?!
    という 事もあるし
    一概に 何かの間違いと 言い切れないものがありますね。

    こういう話は 怖い部分もあるけど
    継承していってもらいたいですね。

  • ヤマケイと読みます。猟師や山村に住む人々が山で体験した不思議な出来事を、作者が聞き取って遠野物語のようにたくさん綴った作品です。おちやストーリーはあまりないです。狐にまつわる話が多く、狐火って山ではよく見られることのように思えてきます。ばかされるのはいやですが、見てみたいですね。

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著者プロフィール

長崎県佐世保市出身。
佐世保南高校→島根大学農学部→日本写真学園
雑誌、冊子等の撮影、執筆を生業とする。
秋田県の阿仁マタギとの交流は20年に及び“マタギ自然塾”としての活動を行う。
狩猟採集の現場から「地の力」とそこに暮らす人々の生活を常に見つめてきた。
「マタギ 矛盾無き労働と食文化」は阿仁マタギの里での生活を活写。
熊、ウサギ、岩魚、山菜、キノコと山の恵みを享受してきたマタギの暮らしを追った。
今は引退されたり、亡くなられた多くのマタギ達との様々な体験が記録されている。

「2023年 『完全版 日本人は、どんな肉を喰ってきたのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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