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感想・レビュー・書評
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コーチングのプロによる、チームをどうマネジメントすると良いのか?というテーマの1冊。かなーり昔にPrime Readingで読み始めて、だいぶ時間をかけて読了しました。
私自身はマネージャーと言えるような立場じゃないんですが、板挟みのプロフェッショナル(笑 として、チームがもっと楽しく回るためには?は常に関心事項です。ということで、手を伸ばしてみました。
さて本著。読んでいて感じたのは「オラオラ系の上司の発想を転換させるための1冊」っぽいなぁというコトです。
マネジメントの悩み=人間関係の悩みを解決するためには「相手との位置関係を見直してみるべき」、そしてそれが「タテの関係」だったのです!という論理展開。
思うんですが、少しでも何かしたらパワハラだと言われるご時世、オラオラ系の上司は生存戦略として茨の道であって、減ってきているはずです。周りを見ても、まぁゼロだとは言いませんが、10年くらい前から考えるともはや絶滅危惧種です。
そういう意味では本著、あんまり2019年に出版された本っぽくないのですが、仮にこれを今にアジャストさせるとすると、「『逆』タテの関係」を「ヨコの関係」に持って行くにはどうすべきか?という問いはあるかなと思います。
マネージャーの方が部下に怯えてるような節もあって、そこを健全かつ対等な関係に持って行って、生産的かつ効果的なチームとするにはどうすべきか、という本の方が今後はウケるかも…。
と、かなり脱線しましたが、本著で紹介されているような「相手に対する敬意や承認」が必要というコトだったり、「本質的な傾聴」が大事というコトだったり、コーチングの基本は忘れちゃいけないんだと思います。
というコトで、オラオラ系上司(パ・リーグとか通称してる会社もありますよね)の方にはオススメの1冊ですが、そういう方はなかなか読まないような気も…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2021/6/26
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チームで働くために大切なことがたくさん学べました。
ヨコの関係、相手の立場に立って考える、自意識に囚われない。具体的な事例もあってとても参考になりました。習慣にします!