舞面真面とお面の女 新装版 【新装版】舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
3.29
  • (0)
  • (9)
  • (9)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 68
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (219ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • なんとも奇抜なお話だった。
    人の名前もさることながら、登場人物のキャラクターも読む人を惹きつける。
    成功するひとってなにかそんな後ろ盾があるのかもしれませんね。
    仮面、ってそういうことか~

  • 曾祖父が残した遺言の謎を、ひ孫のふたりが解いていくお話。
    前作に比べ、今作は序盤から目的がはっきりしており最初から集中して読める。キャラも好み、会話も相変わらず軽妙、野﨑先生の文体も自分は好きだ。

    ではなぜ評価が低いか。
    『ミステリーや推理モノとして読む場合の前提条件が提示されていない』からだ。
    ループ物や異世界転生が流行り始めてから、推理小説にもファンタジー要素が盛り込まれた作品が増えてきた。こういう作品の場合、事前にファンタジー要素が含まれていることを明記しておかないと、いざ謎解きの段階で開示されても読者はしらける。しらけるで済めばまだマシな方で、以降その作者の作品全て敬遠される恐れもある。

    密室のトリックのしかけは『どこでもドア』でした!と言われるようなものだ。
    そんなのトリックじゃない、ドラえもんがいるなら先に言っとけと誰しもが思うだろう。そういう要素を本作品は含んでいる。

    通販とサブスクの普及で、今や本は書店以外で選ぶことも珍しくない。そうなると平積みの本から「このレーベルはファンタジーの本ばかり発行してるからこの本もそうだな」といった判断ができない。ファンタジー要素を含むミステリーなら事前に宣言するか、ストーリー中で徐々に開示していく必要があるだろう。

    前作『アムリタ』が大変面白かったので、ハードルが高くなったのかも一因しれない。

  • 野崎まどさんらしくて面白かった

  • ほーん、となっただけで得るものは何もなかった。状況の説明はうまくて映像として入ってくるように感じた。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

【野崎まど(のざき・まど)】
2009年『[映] アムリタ』で、「メディアワークス文庫賞」の最初の受賞者となりデビュー。 2013年に刊行された『know』(早川書房)は第34回日本SF大賞や、大学読書人大賞にノミネートされた。2017年テレビアニメーション『正解するカド』でシリーズ構成と脚本を、また2019年公開の劇場アニメーション『HELLO WORLD』でも脚本を務める。講談社タイガより刊行されている「バビロン」シリーズ(2020年現在、シリーズ3巻まで刊行中)は、2019年よりアニメが放送された。文芸界要注目の作家。

「2023年 『タイタン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

野崎まどの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×