マイク　～MIKE～ [Kindle]

著者 : アンドリュー・ノリス 最所篤子

• 小学館 (2019年10月8日発売)

感想・レビュー・書評

[aruuさんの感想 · 2021年9月18日]

読んでいて、何度も今の自分に重ねてしまった。
主人公は強い。あることで、こんなにも成功してきっと誰もが羨むような未来を手に入れる権利を持っているのに、自分の気持ち（マイクとして描写）に正直になって生きることを決意した。

この話は、ノンフィクションです。と書いてあったが、最後のあとがきで、実は本当ではありません。って書いてあって、何だ！って思ったけど、確かに彼にとってのマイクという存在は誰しも見れるものなのかもしれないと思った。

著者プロフィール

1947年スコットランド生まれ。アイルランドの大学を卒業し、イングランドで10年間、歴史教師を務めた後、作家活動に専念。テレビのコメディや子ども向けドラマの脚本を数多く手がけるかたわら、児童文学を執筆。『秘密のマシン、アクイラ』（あすなろ書房）でウィットブレッド賞（現コスタ賞）児童書部門を受賞。ほかの作品に『名犬？エリックのおかしな冒険』（金の星社）など。

「2019年 『ぼくにだけ見えるジェシカ』 で使われていた紹介文から引用しています。」