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感想・レビュー・書評
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いや~紙の本で読んだのに…まあいいか。
ええ!まさかのルイとシシ組が遭遇!?
次に会った時は殺すんじゃなかった?ルイ~!
でもって、シシ組の新しい組長が~~!!
そしてレゴシ~死なないで~!!
16巻へ続く!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
常に泣く
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ハルの家族との夕食や潜入捜査など、波乱万丈小さいのから大きいのまでイベント盛りだくさんの15巻。
相変わらず面白いが、ハルの家族(特に父親)がレゴシと付き合い受け入れていく過程はもっとじっくり描いてほしかった。
ハルの家族は過去たびたび登場してるのだが、兄姉は純血婚推奨、父親は「ハルは堅実だから」「ウチの娘に限って……」で、いずれも異種族婚、しかも肉食獣と草食獣という下手すれば命すら落とす危険と緊張を孕む恋愛に賛成してるとは言い難い。
兄と姉は冗談で言ってる可能性もあるが、ハルの父の態度にフォーカスすれば、むしろ消極的反対派。
それがたった一回食卓を囲んだだけで「娘を頼むよ」と軟化してしまうのは腑に落ちない。
リアル人間同士のカップルだって、娘が連れてきた恋人と一回ご飯食べただけで父即オチ、両親公認にはなり辛いだろうに……
レゴシの誠実さが買われたのだとしても、ハルの家族との交流は回数かけてじっくり描いてほしかった。
将来の婚姻……はできないにしろ、家族を作りたいと考えているなら尚更。
その方がハル父の態度にも説得力が出たし、レゴシとの交際を巡り一度は衝突して互いの本音をぶちまけた方がドラマも盛り上がり、レゴシへの信頼を背骨にする価値観の変容がストレートに伝わったのではないか。
ハルの家族が軸のホームドラマに振り切る意図はないのかもしれないが、ハル父がいい人じゃなく、都合のいい人にされてしまって残念。大事な娘なら相手を全肯定せず、見極める時間をとってほしい……
この手のご都合主義な展開は結構ある。
異種族同士で交配可能って、生物学的に構造違いすぎてどうなの?とか……動物が擬人化二足歩行してる世界で言い出したらきりがないが、動物の生態に準じるならありえないと思っていたので驚いた。ていうかハル、ちゃんと避妊してたのだろうか……。
メロンとレゴシを二人きりにしてヤフヤが離れたのもご都合主義だが、主人公補正と解釈した。
レゴシはハルとの将来の子供をメロンに重ねて同情しているが、その前にお前やることやってねえだろやれよ!!と激しくツッコミたい。
妊娠・出産の前に、異種族カップルが乗り越えなきゃいけない課題はたくさんあるはずなのだが、まだ本番にすら至ってない童貞が妄想先走ってないか…… -
15巻はイベント盛りだくさんで怒涛の展開。一番の情報量の多さといえばガゼルとヒョウのハーフ・メロン。君でせう。異種族でうっかりすっかり恋に落ちて。当の本人たちはいいけど、生まれてきた子は。メロンがいうところの「異物」という表現は妙にしっくりとくる。メロンの屈折はわからなくもないが、何もそこまで極端に世界を呪わなくても。と思ったりもするわけで。レゴシはメロンの屈折にどう突っ込むのかな。
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この辺りからのルイ先輩は「シカのオスとして大丈夫?この先やってける??」て心配になるよね。