社会認識の歩み (岩波新書) [Kindle]

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  • * 参加(Take part):一人一人の決断と行動と責任を背景に持った厳しい言葉
    * 郵便:配達する人、仕分けする人、などが組み合わさって総体(ボディ)としての郵便制度を作っている。その制度を前提として始めたハガキがある。なければただの紙。
    * 賭けるとは:知って知って知り抜いた上、やぱり最後に賭ける。偶然のえいや、が賭けではない。
    * 主観を捨て、網をかけて事実を知ることが重要。
    * ダンテ:自分の責任において自分の行動を決めることが、人間の最低条件。
    * 決断の機会を失った今となってはもう死ぬこともできず、しまった、あの時俺はこうするはずだったのについ人にひきづられて、というため息を未来永劫しなければならない。それが地獄。
    * 良い番組、と、実際に見る番組、というのは違う。
    * ホッブス:人間いかに生きるべきか、ということと、人間の実態は大きく異なる。あるがままの人間を、自分を含めて見なければならない。
    * 国家は自己目的でなく、昔からある自然物でもなく、人間によって人間のために創造されたもの。そこで、国家の研究をまず第一に人間の研究から始める。
    * 賢明さとは、書物を読むことではなく、人間を読むことによって獲得しうる。
    * 何のためにある人がある行動をしているのかということ、行動の基礎にある情念を理解せずして人の行動さらには人が作る社会を理解できない。
    * 言葉より行動をみよ。
    * 運命を巧みに操作し、自分の目的を遂行する力としてしまう(マキャベリ)。
    * 運命も我々の支配に身を任せている、と見るのが真実であろう。運命は完全に一人歩きをしているのではなく、操作すれば変えられる。そこに人間の自由がある
    * 運に任せてもダメ。主観的に振る舞ってもダメ。運を知って操作する。しかも先手を打って操作する
    * マキャベリ:君主は、たとえ愛されていなくても、人から恨みを受けないようにして恐れられる存在にならなければならない。つまり、遅られることと、恨みを買わないことは両立する。
    * 社会科学的認識とは:自分が見たくないもの、そう思いたくないものでも事実は事実として受け取める。
    * スミス:社会における人間は、常に自分の外で生きている。彼は、他人の意見の内のみにしか生きることができない。彼は自分自身の存在感を他人の判断から飲み引き出せる
    * エミール:他人と比較するな。常に前日の自分と比較することを忘れるな。
    * 人間の目的設定や行為を抜きにして社会現象を語ることはできても、目的設定そののから直接に社会現象を説明することはできない。

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