DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2020年 1月号 [雑誌] (常時接続の時代にビジネスはどう変わるか 顧客体験は進化する)
- ダイヤモンド社 (2019年12月10日発売)
- Amazon.co.jp ・雑誌
- / ISBN・EAN: 4910059690106
感想・レビュー・書評
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●「5G」に象徴されるような新たなデジタルテクノロジーを企業はどのように活用して顧客との関係性を築いていけるのかを特集している。
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USJの事例がとても参考になりました。統合データ基盤を開発した話、アプリをリニューアルした話など。また、他の記事に「大企業の持つ目に見えない資産」についての紹介も参考になりました。
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-5Gで経営はいかに変わるのか
5Gのビジネスインパクトの全体俯瞰と、ビジネスを作る上でのフレームワークの解説。
-コネクテッド戦略:顧客と深く、長くつながる
戦略を類型化し、特徴を解説。どれか一つに特化するのではなく、特徴を理解した上でポートフォリオを組む。
-USJの顧客体験
デジタルという言葉がいくら持て囃されても、結局はリアルな顧客のニーズを満たす手段。その際に、デジタルでできることを理解した上で顧客のニーズ、体験を眺めてみると、また違う世界が見えるということかもしれない。 -
USJの情報収集の仕組みや活用方法についての記事ですが、データを集めることが目的ではなくて、顧客の体験を進化させることが目的なんだよね、っていうのはとても大事なポイントです。
そこから導かれる、「見合った体験をお返しできないならデータを取得しない」というのも偉いなあと思いました。 -
5Gで経営はいかに変わるのか マッキンゼー 野中賢治
P31 5Gの3つの特徴とユースケース
1。超高速通信
2。多数同時接続
1平方キロメータ当たり最大100万の接続数
ドローンの遠隔制御、新しい形状のモバイルデバイス
3。超低遅延
1msまでレイテンシーを低減
遠隔手術、自動運転
p37 常時接続時代の事業構想を促す3つのレンズ
1。マーケット・顧客のレンズ
有望な顧客は誰で、そのペインポイントは何か。
2。エコシステムのレンズ
上流・下流にどのようなパートナーがいるのか。
非効率はどこにあるのか。
新しい価値創造の機会はあるのか。
3。ビジネスモデルのレンズ
業界・業際で見られる新しい事業・サービスは何か。
自社の持つ既存のアセットは優位性をもたらすのか。 -
CRM を増収に結びつけるために
・点検ではなく増益のためのツールと考え直す
・マーケ活動と営業活動を統合する
・営業マネジャーは、CRM を営業プロセスを改善し戦略作成するためのツールとして活用し、営業チームをコーチする -
ー 私は当初、デジタル・トランスフォーメーション自体をイノベーションだととらえていたが、真のイノベーションとは組織文化が時間をかけて変化していくことであり、それはすなわち、経営陣から現場までが働き人の感情を伴って変化していくことである。当時を振り返って、デジタル活用やデータドリブンマーケティングとは、組織文化のイノベーションプロジェクトだと、とらえ直している。 ー
その通りだと思う。
担当者は、自分が特別なことをやっていると思い上がってはいけないんだな。
『顧客とつながり続ける時代に持続的成長を実現する』と
『USJは顧客体験をデータドリブンで進化させる』が特に面白かった。