保守主義とは何か 反フランス革命から現代日本まで (中公新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 元々評価が高かった本書だが、近時は社会時事の関係でまた脚光を浴びてるそう。

    まだきちんと読みきれていないので、改めて読んでいきたい。

  • 面白かった。
    オークショットの主張が刺さった。「自由」や「民主主義」などを、経験から独立した原理として学んでも十分ではない。それらが発展してきた文脈や伝統を学ぶ必要がある。

  • フランス革命時の革新に対して定義された保守が現代ではその立ち位置を失っているという解説。革新を継いだ進歩が日本では勢力を失っている(もしくは自民党によって左側に寄られて独自性を失った)ために、それを対称として存在価値をもっていた保守の意義がわからなくなっている

  • 「保守主義とは何か」を説明できる人は自称保守の人にも、自称反保守の人にもほとんどいないと感じるし、自分もそうだった。保守とは何を守ろうとしているのか、ということである。
    しかし、どちらを自認するにせよ、この本を読むとその本流がとてもわかりやすく記されている。
    フランス革命、社会主義、アメリカにおける独特の発展という大きな枠組みと、日本における「保守の本流」の発見はとても興味深い。
    同時に、安倍政権含む現自民党とその支持層が「何を守りたいのかわからない」という自分の疑問も大きく解消した。

    現政権に違和感を持つ人も持たない人も、「保守」という意味を考える上で必読だと思います。
    文章も、保守主義への賛否に基づいて書かれていないのでとても中立的だし、その意義と課題が明示されていて、ほんとにどちらを自認するにしても知らねばならないことだらけ。
    まじで現政権支持者は読んでくれ、、、
    その上で語ってくれ、、、

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著者プロフィール

東京大学社会科学研究所教授

「2023年 『法と哲学 第9号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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