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感想・レビュー・書評
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本書、自分の読書の参考となることはあまりなかった。一冊をまるごと読もうとするな、目次を見、興味のある章だけつまみ読みせよ、ということは、大抵の読書術の本に書いてある。でも、(Kindle Unlimited本であっても)これがなかなかできないんだよな。性にあっていないというか。
とはいえ、なるほどと思ったことを2点ほどテイクノートしておく。
速読術について著者は、「「1分で文庫本を1冊読めるようになる」という方法も「見開きを写真のように写し取って、潜在意識に記憶する」という手法も、熱心に勧める実践者が言うほどの効果は得られず」眉唾だと言い切っていている。「■読むスピードを上げると、読んだ気になるだけで内容の理解度はむしろ下がる(理解とスピードはトレードオフの関係にある) ■読書のスピードと時間を決める要素の中で、目の動きや周辺視野が占めるのは10%以下しかない つまり、テキストを写真のように眺める手法にはほぼ効果が認められず、速く読むことに特化した読書法では本の内容のほとんどが頭に残らない」とのこと。速読できないことで人生大損しているんじゃないか、と不安に思うことこともあったが、こう一刀両断してもらえたことで、不安や疑問が解消した。「文章を読むスピードに関しては4分の3が遺伝で決まる」というからまあ希望もないんだけれど。
勉強と勉強の合間に学習効果を高めるための「インターリーピング睡眠」、ぼーっとして頭を休めるだけでも効果があるという。「読書や勉強というインプットの後に脳を意図的に使わない状態にすることで、記憶が定着しやすくなり、必要なときに応用する想起能力も高まる」というから、これは覚えておきたい(あれ、このことは他の本でも読んだ気がするな、記憶、定着するかな?)。
また、紹介されている、短期の記憶力を鍛えるためにのゲーム(「デュアルNバックテスト アプリ」、「デュアルNバックテスト ゲーム」など)、試してみたいと思った。
著者オススメの古典は、「ビジネスの戦略なら、『孫子』リーダーシップなら、『君主論』経済学なら、『国富論』自己啓発なら、『人を動かす』心理学なら、『ヒルガードの心理学』社会心理学なら、『影響力の武器』行動経済学なら、『世界は感情で動く』マネジメントなら、『マネジメント』マーケティングなら、『ザ・コピーライティング』交渉についてなら、『世界最強の交渉術』顧客心理なら、『シュガーマンのマーケティング 30の法則』脳科学なら、『脳を鍛えるなら運動しかない!』バイアスについてなら、『ファスト&スロー』」とのことだが。一つも読んでないな…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
速読すると本の理解度が下がってしまう
大切なのは必要箇所を選んで読む
〜本を読む前に自分に問いかけをしメモしておく〜
・何故のこの本を読もうと思ったのか
・この本から何を得たいのか
・この本を読んでどうなりたいのか
本への興味、本への動機を見失うことなく本を集中して読める
左ページに知っている知識をかく右ページに興味関心が湧いた見出しを書いていく→理解度が高まる、不要なところを省ける
著者の顔写真を見るキャラクターを知る
実際に会えたら何を聞く?など考える
人に教えるつもりで読む
睡眠をはさんで睡眠
本を読んだあと4,5分目をつぶる
ビジュアル化して読む→記憶に定着しやすい
ワーキングメモリを鍛える
読む前とあとと読んだあとの予測読み
どんなことが書いてあるかタイトルなどから予測する
予測を箇条書きしていく
予測と結果を比べる
読みながら要するに読み
感想を交えて簡潔にする
読んだあとのしつもん読み
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本を読んでもあまり身になっている感じがしなくて、どうにかしたいなと思っていたときに、Kindleで発見。
実践できそうなことがたくさんあって、期待以上の内容だった!
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著者が著者だからかちょっとうさんくさい。
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速読は必要ないって何度も確認するんだけど、速読に対する憧れってなかなかなくならないんですよね
なんでだろ?
何が書いてあったのか、1ページ、1章ごとにミニテストってのは良い
簡単に始められそう
本を読む前の準備も苦手