墓守公爵と契約花嫁　ご先祖様、寝室は立ち入り厳禁です！ (ムーンドロップス) [Kindle]

著者 : 日車メレ 北沢きょう

• 竹書房 (2019年12月10日発売)

感想・レビュー・書評

[黒ソーダさんの感想 · 2024年1月24日]

ユーモラスなご先祖様が楽しかった。★は4。再読する予定がないが、おすすめを聞かれたら挙げる時思う。

[月さんの感想 · 2023年11月25日]

TL展開のお約束はしっかり読ませつつ、濃い取り巻きご先祖様と共に繰り広げられる日常が楽しかった。
呪いと加護。悪霊と霊廟の守護者。日常と非日常。ヒーローとヒロイン、当て馬さんのそれぞれの目線から見ると、同じ事象に真逆の形容詞が付く対比が面白い。

[acid-gardenさんの感想 · 2022年3月5日]

え、すごい好き(笑)！
おバカラブコメ設定で、個人的に超好みです！！
なんですかね、シリアスにもっと思い悩んでしまっても仕方ないような加護という名の呪いを受けてるヒロイン、ミリアムも前向きに明るいし。割とすぐ順応しますし。すれ違っても切り替え早いし。好きなタイプのヒロインでした

[sakuraさんの感想 · 2020年1月19日]

Kindle Unlimited版読了。

霊が見える体質で、男性が近付けない呪いに悩まされている25歳の庶民ヒロインと、初代国王の末裔で代々特別な力を受け継ぐ「墓守公爵」と呼ばれる名門一族の27歳公爵ヒーローとのファンタジーラブコメディです。

WEB版未読です。

家庭教師の職を失い途方に暮れていたヒロインでしたが、街中で偶然助けた公爵令嬢の少女に気に入られ、公爵家で雇われる事になります。
ヒロインは霊が見える体質で、何故か下心を持って近付く男性には容赦なく不幸が訪れる呪いの所為で行き遅れとなっていましたが、公爵令嬢の兄だという「墓守公爵」と呼ばれるヒーローだけには呪いが発動せず、一目惚れしたと告げられ花嫁に望まれます。

実は2人は子供の頃に出会っており、ヒロインに男性が近付けないのは呪いではなく、ヒーローが授けた加護によるものでした。

花嫁修行の儀式が、結婚式後の初夜迄にヒーローの子種を飲んでヒロインの体を慣れさせる…という変態チックなもので、儀式前に真面目にやり取りする2人に噴きそうになりました（笑）。

エロありきの、ちょっぴりおバカなラブコメ設定は大変好みなので、面白かったです！
ご先祖の霊達がプライバシー侵害でヒーローがヒロイン一筋の拗らせ純情DTである事を曝露してくれますが、一途なヒーローなのが良かったです！
年上なのに、時々、捨てられた子犬のようになるヒーローも可愛かったです。

ヒーロー視点あります。
子供の頃に自分が未来の花嫁に与えた筈の加護が、ヒロインにとっては呪いとなっていて、結果として彼女の幸せを奪っていた事への後悔に苛まれます。
中盤では、その事が原因でヒロインとすれ違いが発生します。

500年間封じ込めていた悪霊を、守護霊となったご先祖様達の力を借りて一気に消滅させる展開には驚きました（笑）。
しかし、1番驚いたのはヒーローの妹だと名乗った公爵令嬢が、実は初代国王の妻で正真正銘の精霊だった事でした。

結局、初Hは婚前交渉となり、ヒロインが大変な目に遭っていましたが、これからは初代国王の霊も屋敷の住人となり、今後も楽しく暮らしていくヒロインとヒーローの姿が想像出来ます。

著者プロフィール

投稿サイト「アルファポリス」や「小説家になろう」「カクヨム」で活動中。著書に『男装王女の悪妻計画 ～旦那様がぜんぜん離婚に応じてくれません～』（Mノベルスf）、『予言の乙女は大公の従者になって魔境に潜伏中です』（フェアリーキス ピンク）などがある。

「2022年 『死に戻り令嬢の仮初め結婚　～二度目の人生は生真面目将軍と星獣もふもふ～』 で使われていた紹介文から引用しています。」