ホテル・ムンバイ [DVD]

監督 : アンソニー・マラス 
出演 : デヴ・パテル  アーミー・ハマー  ナザニン・ボニアディ  ティルダ・コブハム=ハーヴェイ  アヌパム・カー  ジェイソン・アイザックス 
  • Happinet
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感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953276499

感想・レビュー・書評

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  • 内容紹介 (Amazonより)

    五つ星ホテルで起きたテロからの、奇跡の脱出劇。
    『ボーダーライン』製作陣が放つ、衝撃と感動の実話!

    2008年、インド・ムンバイの五つ星ホテルで起きた無差別同時多発テロ。世界を震撼させた事件に隠された、ホテルマンと宿泊客による《奇跡の脱出劇》。“銃"に“信念"で立ち向かった人々の、真実の物語。

    ストーリー
    インドの巨大都市ムンバイに、臨月の妻と幼い娘と暮らす青年アルジュン(デヴ・パテル)は、街の象徴でもある五つ星ホテルの従業員であることに誇りを感じていた。この日も、いつも通りのホテルの光景だったが、武装したテトリスト集団がホテルを占拠し、"楽園"は一瞬にして崩壊する。500人以上の宿泊客と従業員を、無慈悲な銃弾が襲う中、テロ殲滅部隊が到着するまでに数日かかるという絶望的な報せが届く。アルジュンら従業員は、「ここが私の家です」とホテルに残り、宿泊客を救う道を選ぶ。
    一方赤ん坊を部屋に取り残されたアメリカ人建築家デヴィッド(アーミー・ハマー)は、ある命がけの決断をするのだが――。




    アルジュンが靴を片方落として出社してしまう序盤から 終始ハラハラして観てました。
    実話というのがまた衝撃的です。
    貧しく無知な若いテロリスト側の思いなども描かれていて 洗脳されて無差別殺人を犯している姿は心が悲しくなります。
    地元警察や軍の対応がなんだかな...といった感じ。
    主役のデーヴ・パテールは好きな俳優さんの1人♪

  • ムンバイテロ事件に基づいたドラマ。テロリストはためらいなく殺していくので非常な緊迫感がありました。マシンガンで武装されると警察では鎮圧できませんね。ジハードと洗脳して貧しい少年たちを殺し屋に仕立てる宗教は恐ろしい。特殊部隊の到着が遅く、長時間にわたり極度の不安状態にある集団をまとめて生還に導いたホテルマンの尽力は大きい。でも、生き残った勇敢なホテルマンもコロナのせいでリストラの憂き目にあっていると思うとやりきれません。

  • 実際に起こったテロ事件を基に出来上がった作品
    やはり、とてもリアルで恐怖を覚えた。
    最初、まるで「ホームランド」を彷彿させるアラーの神のしもべとされる若者がテロリストとして、標的にされる、、そう、実際にテロリストに狙われる一般人やvipな人々もテロリストに仕立て上げられる若者同様…支配される者って怖い。
    2008年のインド・ムンバイ同時多発テロでテロリストに占拠されたタージマハル・パレス・ホテルでの人質脱出劇を、「LION ライオン 25年目のただいま」「スラムドッグ$ミリオネア」のデブ・パテル主演で映画化。
    2008年11月、インドを代表する五つ星ホテルが500人以上の宿泊客と従業員を人質にテロリストによって占拠された。宿泊客を逃がすために、プロとしての誇りをかけてホテルに残ったホテルマンたち。部屋に取り残された赤ちゃんを救出するため、決死の覚悟で銃弾の中へと向かう父と母。テロリストたちに支配される極限の状況下で、特殊部隊の到着まで数日という過酷な現実を前に、人々の誇りと愛に満ちあふれた脱出劇が描かれる。パテルが宿泊客を守ろうとするホテルマン役を演じるほか、「君の名前で僕を呼んで」のアーミー・ハマーがアメリカ人旅行客役で出演。ところで、ザーラ役の女優さん、何処かで観たことがある⁉︎綺麗な人だなぁって思ってたら、やはり…というのも変ですが、まさに「ホームランド」に出演してたナザニン.ボニアディだったんですね。
    監督はこれまでも数多くの短編作品を手がけ、
    本作が長編初監督作となるオーストラリア出身のアンソニー・マラス。
    臨場感あり良かったし、一流ホテルマンの命をかけた誇りある行動、プロフェッショナルな素晴らしい人間像。事件に、慌てふためく民衆と野次馬 そして 人ごとのように無関心な野次馬だけの人々
    色んな意味で恐ろしい惨事
    自分の使命を着実に行動する者に賛辞を送りたい気分になった。

  • 2008年11月に起こったインドムンバイの老舗高級ホテルテロ事件をもとにした作品。2019年公開。

    イスラム原理主義者によるテロ事件が相次いだ2000年代前半。
    2001年の米国機ハイジャック、NY世界貿易センタービルへの自爆テロ等は私たち日本人が生放送で観て、記憶にとどめたこともあり、衝撃がまだ心の片隅に残る。

    一方で、同じアジアながらムンバイ、ジャカルタ、バリ島で次々起こったテロ事件は混同され、一緒くたにしたうえで忘却の彼方にというものが多いのが実情だと思う。

    テレ東さんありがとう。消費される事件情報の数々で平和ボケの日々、息をすることも忘れるような思いで観た2時間の作品だった。

    ある日突然起こるのがテロ事件。普通の人々が異様な状況に巻き込まれ、生死を分けられる。
    次々と無慈悲に銃口を突きつけられ、銃弾に倒れる様。とにもかくにも凄絶。覚悟がいる。問答無用の殺戮が続く。

    テロリストは年端もゆかぬ少年青年たち。貧困、無教養、教育や経験の不足。操った黒幕はまだ捕まっていないとのこと。
    2016年には日本育ちのテロリストがバングラシュダッカのレストラン襲撃事件に加わっていたことも忘れてはいけない(それも日本の大学で教鞭をとっていた学者だった)。

    事の善悪でいえば、善くないことが起こってしまった。しかし消費されるニュース映像で観て終わりにしてはならない壮絶さを目の当たりにした。

    出張が頻繁な夫はこの事件後、つまりホテルの再建直後に当のタージマハルホテルのレストランで食事をしたとのこと。当時はあれこれ言っていたけれど、先ほど確認してみたら「美味しかったよ」とホテルの記憶笑。忘れてしまうものだ。

    残酷なシーンはどこかで観た記憶。米国テレビドラマ『ホームランド』に似た感覚。
    本作でセレブ宿泊客ザーラ・カシャニ役の女優は、『ホームランド』S3でイラン系エイジェントのファラを演じたナザニン・ボニアディだった。麗しい。

    実際の報道映像も後半交えながら、現場の緊迫感や臨場感で何度チャンネルを変えてしまおうかと思いながら、やっぱり観てよかった重たい作品でした。

    どこの国の子どもも豊かな教育と機会に恵まれ、視野が広まりますように。

  • 事件のことは恥ずかしいくらいに記憶にないけど邦人も1名犠牲になっている痛ましい事件。従業員達の姿勢に深い哀悼の意と尊敬の念を覚えた。

    「無事を祈っています」という従業員に対してワシリーが「祈るな。そもそもそれが元凶だ」との一言が頭に残っている。「祈り=信仰心」が暴走してしまった結果。事件そのものよりも、無宗教に近い自分たちがその本質を理解できるようになるのはかなり先になると思う。

  • なんとも後味が悪いです。実話をベースにされた作品であることに重みを感じます。スーパーヒーローはもちろん登場しない。テロリストたちに無慈悲に殺戮されていく人々、守ろうとするホテルの従業員たち。電話で若者たちに指示を出し続ける主犯。やりきれません。宗教的なベースの全くない私には何故若者たちが盲信的に殺戮を続けるのか理解に苦しみます。テロとは、あまり関係なく暮らせている日本人にとっては、恐ろしさを実感させるに十分過ぎる作品です。

  • 実際の事件をもとにした映画ゆえの迫力と残酷さが交錯した映像に圧倒される、あっという間の2時間だった。もっと話題になってもいい映画だ。ただただ圧倒された。

  • いきなり始まる銃撃戦
    えっ!そんな至近距離から・・・あわあわあわ 
    壮絶すぎて絶句。
    容赦なく惨殺されていく客や従業員たち。
    日常の中に突然現れるテロリストの恐怖が激しくて生々しい
    結構きっつい映像流れてくるしビビりながら観ましたよ。
    このリアルさが残酷で怖くて、祈りながら観ました。
    だってね、もう祈るしかないんですもの。
    で、料理長が言うわけですよ。
    脱出しようとする客に「ご無事を祈ります」みたいなことを
    その言葉に対して客が
    「祈るな、それが全ての元凶だ」って
    答えるんだけれど、
    なかなか皮肉が効いてて印象に残るセリフでした。

    テロリストたちも
    まだ少年のあどけなさを残した若者たち
    影の首謀者に洗脳されてこうすることが正義だと
    信じていたり、貧しい暮らしの中で少しでも家族を
    助けようと思っていたり、大切に思ってるのよね。
    きっと家族にお金は届かない。

    信仰だけじゃなくて貧富の差やら国同士の争いや
    いろんなものが絡み合ってはいるんだろうけれど。
    結局影の首謀者は捕まらない。
    どうにもやりきれなさが残った。

    終始緊張して息はつまりへとへとになった。
    もうぐったり。
    ちょっと忘れられない作品だ。
    もう一回観たいかと聞かれたら、いやーちょっと
    もういいかな・・・ だってほんま怖かったです。
    でも、矛盾してるけどおすすめ。  

  • 緊迫するホテルムンバイの長い1日を描く。極限の恐怖に支配された張り詰めた緊張感がとてもスリリングに描かれている。そのリアルさゆえに、ホテルの従業員たちの勇気ある立ち居振る舞いには、こちらも勇気づけられる。信仰の違いが生むテロリズムの恐ろしさに身震いする。それは決して他人事ではないと思うと恐ろしい。

  • とにかく銃撃戦が起きまくる絶えず緊迫感の絶えない映画だった。実際のテロ事件をテーマにしているだけあって「重み」が違う。

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