株の鬼100則 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • AIは株式投資の世界でも活躍している。




    取引が始まると同時に売買の数字が目まぐるしく変わる。




    どう見ても人が動かしているようには見えない。




    場中決算でも見かけることのある。




    「板にバレバレ!AI売買の足跡」と著者は指摘しているが、ステルス戦闘機のように密かにとはいかないようだ。





    一度丞相し始めると「アゲアゲフェス」を開催して龍のごとく勢いよく上がることもあり、中にはストップ高2までなることもある。





    このような場合、落ちるのが止まるまで手出しせずに、グングン上げ始めたら迷わず付いていけば良いと述べている。





    コバンザメ投資で機関投資家やヘッジファンドの儲けのおこぼれをもらうのも悪くない。




    入学試験と違って、参考にできるものは何でも利用できるのだから。




    ただし、インサイダー取引はまずいが。




    機関投資家は運用の調節のために、3月と9月に、売却する銘柄を決めることがあり、その影響で対象の株は下げると指摘している。





    個人投資家からすると安く買えるチャンスになると述べている。




    株価目標は嘘であると指摘している。




    これは何かと言うと、証券会社調査期間が出すものだが、大手顧客相手に出す「そうなるはずだが実はわからない」程度のものと述べている。




    「目標株価よりはまだ安い」などと当てにして買ってはならないと断言している。




    それでも株価の上げ下げの材料になり反応するのがマーケット。




    この他にもいろいろ投資するなら知っておいたほうが良いことが載っている。

  • テクニカル分析についてのポイントがいくつか
    書いてあるのと、株における背景や心構えが学べる本。
    特に株の動きの特徴になるようなところについては、
    知らない人にとっては学べることが多いと思います。

    なんとなくですが、初心者向けとは思ったので、
    私にはちょうど良かったです。

    【勉強になったこと】
    ・長い上ヒゲは逃げるべし。

    ・市場コンセンサスとは、証券会社や調査会社の
     アナリストが予想した企業業績の予想値のこと。
     別名「予想中央値」とも呼ぶ。
     決算数値や予想値がこれを下回ると、
    「買われ過ぎの訂正」が起こり、株価が下がる。

    ・暴落時は「高値の32%」が下げ止まりの目処。

    ・決算マタギは大きなリスク。
     45日前ルールに基づき、ファンドの決算数値による
     大量売買が行われるため。
     決算発表が行われる5月,8月,11月,2月半ばは注意。

    ・機関投資家が運用成績を確定する目的で売却が増える
     3,9月は株価が下がる可能性のある時期。
     有望株であれば、売られてもまた上がるので、
     この時期に買い込むのがベスト。

    ・日足で陰線が多い場合は、寄り付き高値となる
     ケースが多い。

    ・75日移動平均線が上がっているのに対して、
     株価が下に向いて乖離した時は「押し目」。

    ・チャートは日足、週足で見るべし。
     日足で上がる傾向が出ても週足で見ると下げ基調の
     ケースもありえるため。
     ゴールデンクロスは短期、長期両方でクロスしている
     かどうかをチェックすることが大切。

    ・原油が上がるとオイルマネーが株式市場に流れる。
     その関係で株価が上がる。

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著者プロフィール

石井経済研究所代表。バブル時代から資産運用の現場で活躍し、不動産ではオピニオンリーダーとして、テレビ、ラジオ、雑誌などマスコミで大活躍。分野は不動産、金融、株式、ビジネス、自己啓発と極めて広い。著作は300冊を超えているが、すべて自己の体験や実践をもとに表現している「実践派」。地に着いたノウハウをもとに評論や講演、相談業務を行いファンも幅広い。1939年、栃木県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。文化放送を皮切りに新聞記者に転身。48歳で評論家活動に入る。
おもな著作は『デイトレ必勝 板情報・チャート・移動平均線の読み方』『短時間で裏読みまで日経新聞の読み方』『知らないと損!経済ニュースが分かる本』(明日香出版社)『お金力がつく本』(ビジネス教育出版社)など多数。現在、毎日新聞で「住宅ローンのアドバイス」の連載を長期に行っている。

「2009年 『世界一やさし~い 経済のイロハがわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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