〈屍人荘の殺人〉エピソード0 明智恭介 最初でも最後でもない事件 屍人荘の殺人シリーズ [Kindle]

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  • 東京創元社
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感想・レビュー・書評

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  • 「死力を尽くして真相を求める 。俺はそんな探偵を目指している 。」
    アクセル全開の明智さん、ブレーキ役の葉村くん、神紅のホームズとワトソンここに誕生!

    神紅大学キャンパス内で起きた窃盗騒ぎ。犯人はなぜ貴重品のない2階に上がったのか?
    殺人とか派手な事件ではないけれど明智さんの人柄がよくわかる事件でした。

    明智さんにまた会えたことがただただ嬉しい。
    明智さんにとっては最初でも最後でもない事件。
    だけど、葉村くんとふたりでの初捜査。だから張り切っちゃったんだよね、明智さん。

    • くるたんさん
      けいたん♪おはよう♪
      おー、明智さんに会えるのね♪♪
      サクッと読めるボリュームかしら?
      けいたん♪おはよう♪
      おー、明智さんに会えるのね♪♪
      サクッと読めるボリュームかしら?
      2020/01/13
    • あいさん
      くるたん♪

      こんにちは(^-^)/
      サクッとすぎるよ(笑)70ページくらい。
      そして、今のところKindle限定みたい。
      くるたん♪

      こんにちは(^-^)/
      サクッとすぎるよ(笑)70ページくらい。
      そして、今のところKindle限定みたい。
      2020/01/13
  • 「屍人荘の殺人」の明智先輩と葉村との初めての事件。
    明智先輩〜!!と心の中で叫びながら読みました。
    神紅大学のコスプレ研究部で起きた窃盗事件を捜査するよう依頼された、ミステリー愛好会の2人。
    息がピッタリという訳ではない、どっか探偵らしからぬ明智先輩と、何故かこっちの方がしっくりワトソンぽいと思えてしまう葉村。
    探偵が、ひいき目に見てしまう明智先輩だからでしょうか。
    明智先輩のキャラがホント好きです。
    最後のどんでん返しも、お見事でした。
    ほのぼの面白かったです。

  • 屍人荘の殺人ではあっという間に死んでしまった明智さんの活躍が垣間見れる作品。屍人荘の殺人を読んだ後、個人的にはもっと明智さんと葉村くんのやりとりが見たかったなと思っていたので、この作品でそれが楽しめました。

  • 結局名探偵になれなかった明智恭介の事件簿(1つだけど)
    本編よりもユルめでお楽しみいただけます。

  • 05.01.30 読了。

    明智と葉村、ふたりの掛け合いはまだまだぎこちないものの、会話がすっと入ってきて読みやすい。剣崎とのコンビだと男女間のなにかが挟まってどうにもテンポが悪いと感じるため、この軽快なやり取りを求めていたのだと思いながら、すぐに読み終わってしまった。
    たしかに本編に比べればスケールなんて小さなものだが、それでも明智の活躍が見れたのは嬉しい限り。ラストでふたりがかりで真相に辿り着くところもよかった。
    またふたりの物語を読みたいものです。

  • 非日常的ないつものシリーズもいいけど、学内での日常に近い今回の話もよかった。
    明智さんのキャラいいんだよなー、もっといろいろみたかったなぁ。

  • 屍人荘の殺人の前日談。
    殺人事件でも密室でも無い。学内での窃盗事件の真実を追う話。
    シリーズとしては3作目だけど、魔眼の匣を読む前に先に読んでみた。
    実は、本格ミステリーより、殺人など起きない日常ミステリーの方が好きなので、箸休め的な感じで。

    明智恭介みたいなキャラ好きだなあ。葉村とのコンビもいい感じ。
    現実社会では、突っ走っていく明智の様な人は、めんどくさいやつでしか無いのだろうけど。

  • 明智と葉村が神紅大学の窃盗騒ぎを追う。

    他の二作に比べて登場人物が少ないので把握がしやすい。

    ただ比留子の扱う事件に比べ規模も小さく、迫力に足りない感じの学園ミステリー。

    うまくいかないもんだな。

    明智の活躍が読めたのはよかったし、
    明智もので続編あるかもね。

  • 明智と葉村のエピソード0。キャラミス感の強い短編でした。この二人の連作短編とかも面白そうだな。出てほしい

  • 「屍人荘の殺人」のネタバレあり。


    「屍人荘」を読んでるとき、〇〇があまりにもあっさり〇〇〇になっちゃってびっくり仰天したのに、最後によりによって〇〇〇にとどめ刺されちゃってもうほんとに驚いた。ので、この短編が気になって気になって、電子書籍で読めて嬉しかった。
    と、ネタバレ防止と思ってこう書いたけど、本のタイトルがこれだし、ネタバレしないように書くの難しすぎるな。

    この短編は、語り手の葉村くんが助手としてまだいまひとつ、という意味なのか、謎解きの条件の並べ方が整理されてなくてわかりにくいところも。
    でも、ネタがネタなので比較的目的も犯人も分かりやすかったかな。

    学生時代、医学部の友人が解剖実習中ホルマリンの臭いを気にして必ずシャワーを浴びてから会ってたのを思い出した。そんな思い出もなつかしい。

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著者プロフィール

1985年長崎県生まれ。岡山大学卒。2017年『屍人荘の殺人』で第27回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同作は『このミステリーがすごい!』、〈週刊文春〉ミステリーベスト10、『本格ミステリ・ベスト10』で第1位を獲得し、第18回本格ミステリ大賞[小説部門]を受賞、第15回本屋大賞第3位に選出。映画化、コミカライズもされた。シリーズ第2弾『魔眼の匣の殺人』も各ミステリランキングベスト3に連続ランクイン。2021年、テレビドラマ『ネメシス』に脚本協力として参加。いま最も注目される期待の俊英。

「2021年 『兇人邸の殺人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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