ビジョナリー・カンパニー 弾み車の法則 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 「ビジョナリー・カンパニー」シリーズの第5作目。これまでの同シリーズの総集編のような形で、復習も兼ねて読むことができた。

  • 経営するなら必読。ビジョナリーカンパニー2の弾み車の概念をより深く理解できる。読みやすい。

  • 偉大な会社を動かすものについて研究やコンサルタントを行っている著者の書。
    Amazonやアップルなどが、偉大な会社となるために、どのような活動を繰り返してきたか、つまりいくつかの構成要素からなる車輪を回してきたか、について述べられている。
    100ページ以外に、具体例を他ず多く入れながら解説されているが、あまり理解できなかった。偉大なリーダーになる能力が自分に欠如しているからだろうか。

  • 著者のジム・コリンズはネクストドラッカー(ドラッカーの後継者)と言われていている人です。
    本書で紹介されている弾み車(フライホイール)は、ビジネスサイクルが回る度に、良質なエネルギーが蓄えられ、それが更なる成長につながる好循環となる仕組みです。

    支援先のスタートアップ2社に実験的にやらせていただいたのですが
    まだしっくりこなくて自分のものには出来ていません。
    いつか自分のものにしていきたいフレームワークです。

  • 2021年8月③

  • 【感想】
    『ビジョナリー・カンパニー』シリーズを読み始めるのに抵抗があった私が、読みやすさで選んだ一冊。すぐに読み切ることができ、「弾み車の法則」について、具体的な会社名とともに学習することができる。PDCAサイクルのように、次につなげるために、今どのように行動していくのか。このような考えは、会社だけではなく、ありとあらゆる日常場面で利用できるため、サイクルを回せるようにしたい。
    【アクションプラン】
    ・自身の仕事内容を「弾み車の法則」にのっとってサイクルを回してみる。
    ・トライ&エラー精神で修正を繰り返す。

  • ビジョナリー・カンパニーシリーズの総集編みたいな本です。個々の巻は分厚いので、先にこれを読んでおくと良いかもしれません。私はまだ2巻目しか読んでません。他の巻も読まないとね。

  • これまでのビジョナリー・カンパニーの総集編のような一冊。
    他のビジョナリー・カンパニーと違い、紙媒体だと90ページほどのボリュームで短い。
    私はまだ1~4巻を読んでいないので、ちょうどよかった。

    弾み車とは好循環ループのこと。企業活動の中で複数のアクションを回しづつけることでよいフィードバックループを無限に回し続けること。
    Amazonの例から始まり各社がどのように弾み車を回しているか説明されている。

    - 大きな賭けへ出る前に実証的有効性を確認する
    - 弾み車は同じ弾み車を何億回と回し続けること
    - 企業規模が大きくなっても勢いを最大化するには、共通のロジックによってすべての弾み車がまとまっていなければならない

    弾み車が回転しなくなる、効果が下がってくる一例も紹介されている。
    最後に「xxxxはビジョナリー・カンパニーXで紹介した。」のような用語解説があるので、まずこれを読んで気になる内容を改めて読んでみるのもいいかもしれない。

  • このシリーズは全部までは読んでいませんが、1番つまらなかった印象。

  • 書籍というのは難しいものだ。
    これぐらい薄くて、内容が凝縮されていると読みやすい。
    確かに60分で読み終えた。
    ただし、すごく大事なことをポイントでしか語っていないために、これでは読者には本質が伝わらないと思うのだ。
    ある程度他の本などで基礎知識を入れているならば理解が出来ると思う。
    しかしその場合は、他の本の方がより詳しく書いてあるために、どうしても本書は「概要」の立ち位置でしかなくなってしまう。
    「ベゾスの紙ナプキン」を知っている人は理解が出来るだろう。
    しかし、それすら知らない人は、この本で語る本質にはたどり着けないのだ。
    本当に優れた人は、難しいこともシンプルに語る。
    今一つ優れてない人は、簡単なことも複雑に語る。
    この本はちょっと中途半端かもしれない。
    難しいことをシンプルに語ってはいるが、読者は腹落ちするだろうか。
    そんなことを思いつつも、自分なりに感じるものが多少あったので、以下に記す。
    ここで「弾み車」と、普段使わず馴染みないタイトルだから、ピンとこないと思った。
    英題は「FLYWHEEL」で直訳が「弾み車」なのだが、そもそもその訳もアテなのではないか?
    おそらく日本語で適切な訳が見つからなかったのではないかとすら感じてしまう。
    こういう点も、本書を読んで分かる人にしか分からない。
    日本語で「FLYWHEEL」に似たビジネス上の表現(決して訳ではない)で「勝利の方程式」がある。
    これもある意味で核心に近いと思うが、本書で言っている「FLYWHEEL」は「循環している」という点が「勝利の方程式」との大きな違いだ。
    それもただのループではない。
    回りながら大きく拡大し、1が10になり100になり、1万になる話なのだ。
    等速回転でなく、加速度回転。
    これは大きな違いだ。
    「勝利の方程式」はあくまでも、ただの公式にすぎない。
    公式はループしないし、循環して拡大はしない。加速度もない。
    この循環図は「物語」になっている点でも大きく異なる。
    物語であり、「ベース=基礎」なのである。
    ここでは「物語」を「ビジョナリー」と言っている。
    夢想家とも訳されるが、もちろんそういう意味ではない。
    結局適切な訳語がないのであるが、だからこそきちんと説明を施さないと、読んでも何が何だか分からない。
    だから読者に伝わらないとしか言いようがないのであるが、どうだろうか。
    本書で言う「FLYWHEEL」を敢えて日本語で説明をするならば。
    「循環するごとに加速度が増し続ける、最も根本的な物語」かな?
    もちろんこの説明でも「?」だろう。
    だからこそ難しいのだ。
    「本当に優れた人は、難しいこともシンプルに語る」
    企業経営もそれと同じだ。
    だから「シンプルにせよ」と言う。
    シンプルなストーリー。
    これは実は思い付きでは決して出てこない。
    叩いて叩いて。削ぎ落して削ぎ落して。
    さらに様々な角度で検証をして。
    本当に真(もしくは「芯」)を作り出す、刀鍛冶のようなことなのだ。
    今の日本で「切れ味のよい、ビジネスの名刀」を作れる人間はいるのだろうか。
    私自身がそうなっているのだろうか?
    そんなことを本書を読みながら考えてしまうのだった。
    (2020/7/29)

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著者プロフィール

『ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則』(Built to Last、ジェリー・ポラスとの共著)をはじめとする世界で1000万部超のロングセラー『ビジョナリー・カンパニー』シリーズの著者。米コロラド州ボールダーの研究ラボを拠点に四半世紀以上にわたって偉大な企業を研究、経営者から絶大な支持を集める。2017年にはフォーブス誌の『現代の経営学者100人』にも選出された。著書に『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』(Good to Great)、『ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階』(How the Mighty Fall)、『ビジョナリー・カンパニー4 自分の意思で偉大になる』(Great by Choice、モートン・ハンセンとの共著)。

「2021年 『ビジョナリー・カンパニーZERO』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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