新・日本列島から日本人が消える日(上巻) [Kindle]

  • 破・常識屋出版
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感想・レビュー・書評

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  • アマゾンのレビューが好評価だったので、読んでみた。

    本書はあまりに奇想天外。SF作品なのか、世界史や日本史に宇宙人による陰謀論を大胆に持ち込んだ歴史パロディなのか? 寓話なのか? スピリチュアルものなのか? 日本史/世界史について、バイアスのかかった見方をしているように感じるが、とにかく宇宙規模のストーリーには驚かされた。

    ネットによれば、著者は、宇宙エネルギーからのメッセージを発信するチャネラーでスピリチュアルカウンセラーとのことだが???

    全体構成は、宇宙人が語る宇宙、人類及び日本の歴史、という体になっている。

    宇宙の始まりは、「ん? あれ?」なんだって(笑)。何もない「無」から「突然意識が生まれた」、「突然、自分を自分だと認識した存在が生まれた」のだという。それが波動のはじまりで、この波動エネルギーがさまざまな波に変化し、世界を形づくっていった。「だから、宇宙にあるすべてのものは、もとはひとつ、これがワンネス」なのであり、最初のひとつの波(最初にできた意識)は "絶対無限の存在" と呼ばれるのだとか。イメージし難いが、物理学のビッグバン理論を平たく言うとこんな感じなのかな。

    人類に関与している宇宙人は何種類かいて、一番関わりが大きいのは、怒り・悲しみ・苦しみなどの重いエネルギーが好きなレプティリアン(爬虫類人)。レプティリアン達はテラの金(ゴールド)と重いエネルギーが目当てで、自分達の労働の肩代わりをさせるために遺伝子操作して創ったのが人類。レプティリアン達が人類から利益を搾取する最初のシステムがアトランティス文明。重いエネルギーに辛くなった地球(テラ)の要請で、楽しい・嬉しいなどの軽いエネルギーを好むドラコニアン(水棲龍属)がアトランティスから逃げ出した人々を保護してつくったのがムー、レムリア文明。アトランティスは核爆弾的な武器を開発、間違ってテラに試射してしまって人類はほぼ絶滅。テラが落ち着くとレプティリアンは今度は遺伝子操作で恐竜を創造。重力の計算を間違えて巨大化させてしまったが、幸いなことに隕石の衝突で絶滅してくれた。ということは、恐竜が栄えたジュラ紀や白亜紀より前にアトランティス・ムーの文明が存在していたことになる。そんな馬鹿な!

    レプティリアンは重いエネルギーを搾取するため再び人類を創り、シュメール文明を興した。するとまた重い波動に苦しくなったテラからSOSが発信されて、ドラコニアンは異次元に保護していたムーの人々に地上に戻ってもらって、軽い波動の文明を作らせた。選ばれた場所が、大陸から離れていて安全な日本列島!

    ここからいよいよ日本の歴史へ。新たに、レプティリアンの部下的な宇宙人で、アジア担当のナーガ(半身蛇族)が登場。ムーの子孫、縄文人が平和に暮らす日本列島に、ナーガの思惑により大陸の人達が移住して混血を進め、所有概念や神の概念を定着させて、弥生時代、飛鳥時代を経て神(ナーガ)と交信できる神官(天皇)が日本列島を支配統一していく。「みんな平等に必要なものは、必要な時に、必要なだけ手に入れることができる」平和な縄文文化が失われ、権力争いに明け暮れる争いの文化へと変質していった。

    そして時は下って戦国時代。信長、秀吉、家康は、共にサンカ(ムーや縄文の頃の波動を受け継いだ人々)で、三人は組んで平和な世の中を創ろうとした。本能寺の変は完全なヤラセで、信長は長野に隠棲、光秀は天海僧正として為政者を補佐した。ただ、秀吉は、晩年に生まれた子供可愛さに信長との約束を破って世襲を目論み、その死後不本意ながら家康が天下を治めることとなったという。信長や秀吉、家康の霊へのインタビューも挿入されている!

    以上が上巻の大まかなストーリー。

    それぞれ重いエネルギー、軽いエネルギーを好むレプティリアンとドラコニアン、違う価値観を持つ両者だが、「宇宙ではね、どっちが正しい、どっちが正義だなんて判断するのは不毛なことなの。正しい考え方も、正しい屋内もないの。善悪で判断することじゃないのよ。絶対無限の存在にとっては、すべて素晴らしい体験なの……」。何故なら、絶対無限の存在は「自分がどうして急に突然生まれたのか? 何のために生まれたのか?」を知りたくて、たくさんの自分(形の違うさまざまな波)を創って自分探しをしているのだから、という部分が、深淵な宇宙の真理を言い当てているような気がして、妙に印象に残った。

  • 真偽のほとは置いておいて面白い。

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著者プロフィール

3000倍引き寄せる、身体を持って次の次元へ行く!1.2 新日本列島から日本人が消える日 上下巻・最終巻などの作品がある。

「2022年 『アシュタール宇宙の真実 77のディスクロージャー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ミナミAアシュタールの作品

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