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- / ISBN・EAN: 4988101208180
感想・レビュー・書評
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相方が綾野剛ファンだというだけの理由で視聴。
つまり個人的には興味は無かった作品
観てみたら、思いの他「いい映画」だった。
取り立てて山場があるわけでもなく、終始閉塞感に包まれた暗い世界観であるが、だからこそのリアリティも感じられたし、原作者の訴えたかったことも理解できる気がした。
綾野と鶴瓶の芝居に圧倒されるためだけにでも、観た価値はあった。
★4つ、7ポイント半。
2022.06.14頃。レンタル
決してエンタメではなく
画面も内容も終始暗い映画
決してハッピーエンドでも無い
という理由で評価は★4つ7ポイント半
ではあるが、観て損は無い作品でもある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
長野県のとある精神科病院。死刑執行が失敗し生きながらえた秀丸(笑福亭鶴瓶)。 幻聴に悩まされるチュウさん(綾野 剛)。DVが原因で入院する由紀(小松菜奈)。 彼らは家族や世間から遠ざけられても、明るく生きようとしていた。
そんな日常を一変させる殺人事件が院内で起こった。彼らの日常に影を落とす衝撃的な事件はなぜ起きたのか。 それでも「今」を生きていく理由とはなにか。 法廷で明かされる真実が、こわれそうな人生を夜明けへと導く―――。
現役精神科医の帚木蓬生が、執筆した同名小説を映画化。
死刑執行が失敗して精神病院で陶芸を生き甲斐に世捨て人のように生きる秀丸。
幻聴に悩まされて、暴れ出したくなる発作に苦しみながら、秀丸を父親のように世話して生きるチュウさん。
義理の父に性的虐待され母親に見捨てられ、生きる気力を無くした由紀。
3人が、身を寄せ合い支え合う中で、擬似家族的な絆を育むヒューマンドラマを軸に、母が認知症になり治療費を工面するため自宅を売却して施設に入れたり兄貴の退院後の世話もしたくない弟夫婦に煙たがられていることに葛藤するチュウさんの苦悩、やむにやまれぬ思いで事件を起こしたが命を奪った罪悪感を引きずっている秀丸の苦悩、義理の父に性的虐待され母親に見捨てられ生きる気力を無くした由紀の絶望感と閉塞感、いじわるだが仲間には優しいキモ姉(平岩紙)やカメラを手放さない昭八や家族の所に外泊すると偽りカプセルホテルを外泊のたびに泊まり歩いている石田サナエ(木野花)などの患者仲間との互いの事情に立ち入り過ぎない絆を絡ませて描き、彼らに起こる事件をきっかけに互いに支え合い社会の中でもう一度生きてみようと決意するチュウさんや由紀や秀丸の心情の変化が丁寧に描かれていて、家族や社会に見捨てられても精神病院や社会に理解してくれる人や支え合える人がいるなら社会からこぼれ落ちることがないしそういう優しい社会であって欲しい作り手の願いが込められたヒューマンドラマ映画に仕上がっていた。 -
色々と感じたことあり、他の方の評価と感想はどれもそのとおりだと思います。リアリティや差別に繋がりかねない表現もその通リ。しかし、弱者に置かれてしまった者の懸命さ、特に仲間に対しての感情は、実は誰もが共感するものではないだろうか。そして、鶴瓶と綾野剛の表現力。とても暗いけど、希望もあるような。
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Hulu視聴
本も読みましたが、映画は映画でとても良かった。
皆が懸命に生きていく様子、
一歩踏み出すさま、
愛おしくてたまらなかったです。
それぞれが、自らの足で立ち、
その歩みは小さくとも前に向かう。
そんな彼らが大好きです。
余談
個人的には、綾野剛の憔悴感がツボ。 -
舞台は長野にある精神科病院。
という設定ですが様々な方達が入所しているよう。
殺人事件で有罪になりながら死刑執行が失敗して生きながらえた秀丸を中心に人々の想いや欲望、希望、妬み恨みなど普通の社会と共通なことが渦巻く。
主人公は病院の中でも義憤と怒りによって再度殺人を犯してしまう。
人の運命というものを感じる。
正しく生きようとしてもそうさせない見えぬ力が働いて人生を翻弄してしまうとしか思えない事柄もある。
この作品の秀丸の人生のように。 -
昨日はおチビちゃんを早く寝かしつけれたので、久々に妻とアマプラで。
精神病棟でそれぞれの苦悩・病を抱えながら生きていく物語。
感動とか共感とかスッキリ感とかはないです。
なるほど、こんな生活を強いられている人、それを支える人が居るんだな…という気づきです。 -
妻イチオシ。
演技が素晴らしかった。
どうしてそういった病棟は山や丘の上にあるのでしょう。
理由などわかっているけど。
わからないから、怖い。
マイノリティーは求める。
知ってもらうことを。 -
鶴瓶さんの抑えた演技は良かった。症状の描き方が緩い感あり。病棟内で強姦や殺人は管理能力の欠如。