シメジ シミュレーション 01 (MFC キューンシリーズ) [Kindle]
- KADOKAWA (2020年2月28日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (139ページ)
感想・レビュー・書評
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中学時代を引きこもりとして過ごした月島しじまを中心に物語が進む、不可思議で心地よい雰囲気の溢れる漫画の第1巻です。
前作『少女終末旅行』に魅了されたため手に取りましたが、今回の世界観も素晴らしいです…。
引きこもりから脱したしじまが高校へ通い始めますが、彼女の頭にはシメジが生えていました。
そして高校では友情を欲する山下まじめと出会いますが、彼女の頭には目玉焼きが乗っています。
彼女達の高校生活が多く描かれているのですが、大学を中退して自宅で何かを研究しているしじまの姉や、町で出会った人間か否か不明の少女、団地横の妙な物体…存在感溢れる色々なものが登場します。
それらが今後にどう影響するのか、とても気になります。
2巻にも期待します。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
〉鳩とか石とか電柱さんとかみんなちゃんとしてて偉い
〉でも道でも電柱でもいつもちゃんとしてるのは疲れるだろうし…たまにはめちゃくちゃになってもいいのかもしれない
2年に及ぶ引きこもりを経てそろそろ出ようかと思ったら頭にしめじが生えていた主人公「しじま」と、友人で頭に目玉焼きが乗っている(遺伝)「まじめ」の特に何も起きない、ローカロリーな日常シュール漫画。
日常とシュールは相反概念…か…?
少女終末旅行の著者があのノリそのままで描いてると言えばだいたい分かってもらえると思います。
「しじま」は投げやりな女子高生なのでなげやり部に入ろうかと画策しますがそんなものは無いので穴掘り部に入部します。穴掘り部は穴を掘るだけの部活。人生に意味などないのです。部員は2名、幽霊部員なので顧問がひとり、延々穴を掘っています。昔は穴埋め部だったらしい。
なんの脈絡もなくスコシフシギなこともありますが、それだけです。
まじめの頭の目玉焼きは毎日新しい物が乗るのか、それともずっと同じ目玉焼きなのか、食べられるのか、気になります。 -
ポイント50%還元時に2巻まで購入。安定のつくみずワールド。最初Webで1話だけ読んで、今回は日常系なのかなと思ってスルーしていたが完全に間違っていた