シメジ シミュレーション 01 (MFC キューンシリーズ) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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  • 中学時代を引きこもりとして過ごした月島しじまを中心に物語が進む、不可思議で心地よい雰囲気の溢れる漫画の第1巻です。
    前作『少女終末旅行』に魅了されたため手に取りましたが、今回の世界観も素晴らしいです…。
    引きこもりから脱したしじまが高校へ通い始めますが、彼女の頭にはシメジが生えていました。
    そして高校では友情を欲する山下まじめと出会いますが、彼女の頭には目玉焼きが乗っています。
    彼女達の高校生活が多く描かれているのですが、大学を中退して自宅で何かを研究しているしじまの姉や、町で出会った人間か否か不明の少女、団地横の妙な物体…存在感溢れる色々なものが登場します。
    それらが今後にどう影響するのか、とても気になります。
    2巻にも期待します。

  • 〉鳩とか石とか電柱さんとかみんなちゃんとしてて偉い
    〉でも道でも電柱でもいつもちゃんとしてるのは疲れるだろうし…たまにはめちゃくちゃになってもいいのかもしれない

    2年に及ぶ引きこもりを経てそろそろ出ようかと思ったら頭にしめじが生えていた主人公「しじま」と、友人で頭に目玉焼きが乗っている(遺伝)「まじめ」の特に何も起きない、ローカロリーな日常シュール漫画。
    日常とシュールは相反概念…か…?


    少女終末旅行の著者があのノリそのままで描いてると言えばだいたい分かってもらえると思います。
    「しじま」は投げやりな女子高生なのでなげやり部に入ろうかと画策しますがそんなものは無いので穴掘り部に入部します。穴掘り部は穴を掘るだけの部活。人生に意味などないのです。部員は2名、幽霊部員なので顧問がひとり、延々穴を掘っています。昔は穴埋め部だったらしい。

    なんの脈絡もなくスコシフシギなこともありますが、それだけです。
    まじめの頭の目玉焼きは毎日新しい物が乗るのか、それともずっと同じ目玉焼きなのか、食べられるのか、気になります。

  •  面白かった。登場人物はシメジ少女の月島しじまちゃんに,目玉焼き少女の山下まじめちゃん。しじまの姉,部活(穴掘り部)のもがわ先生,世界史の高橋先生,筆箱のよしかちゃん(?)。
     しじまとよしか(魚)が喫茶店で向かい合ってい座っている絵が最高に美しくシュールで気に入った。発想が常軌を逸していて天才的すぎるので,1ページ1ページ興味深く読んで,クラスメイトのあやかに影響されてオシロスコープをポチる始末。
     物語的に続きはどうでも良さそうなのに続きが楽しみ。10話の「ゆめ」がシュールでとても良かった。

  • 少女終末旅行を再読したのでこっちも再読。確か2、3巻くらいまでしか読んでないのでこれを機に最後まで読む。
    世界観はシュール系で、学校モノなんだけど、すこしふしぎなことばかり起きる。ギャグのキレが意外と良く、わりと笑える。チトとユーリもさり気なく登場している。それに、少女終末旅行繋がりで言えば、あの特徴的な意匠やモノリスが登場する。お姉ちゃんがキーだな。一体何をしているのか!
    絵が上達していて、線も丁寧になり、漫画としての完成度が高いのも良い。特に雨の表現とか、散歩のときの町並みとか、コマを突き抜けた変則的な構成とか、センスが光っている。

  • ポイント50%還元時に2巻まで購入。安定のつくみずワールド。最初Webで1話だけ読んで、今回は日常系なのかなと思ってスルーしていたが完全に間違っていた

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著者プロフィール

漫画家。2014年、『少女終末旅行』(新潮社)で商業デビュー。他の作品に『シメジ シミュレーション』(KADOKAWA)などがある。twitter: @tkmiz

「2021年 『終わりつづけるぼくらのための』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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