きつねの時間 フレーベル館文学の森 [Kindle]

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  • フレーベル館
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  • 小学六年生のふみは、お母さんと2人暮らし。ある日突然、「実はお父さんは生きてる」と言われ、ふみの心は乱れます。親子、そして友達との関係を軸にした成長物語。
    小学生って、思ってるよりも大人なんだよね。子どもなりに悩みを抱えて、折り合いをつけて生きているんだなぁ…と。料理が得意な"ふみ"は、カレーを作るためにじっくり玉ねぎを炒める。この15分が"ふみ"にとって、自分自身と向き合う時間であり、心の安定を保つために必要な時間なんだろうな。無になれる時間って必要だよね。
    最初はふみの気持ちが理解できずに入り込めなかったけど、気付けばラストまで一気読みでした!そんなに長くないお話なのでサラッと読めますが、読了後には心に何か残るものがある…そんな児童書です。

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著者プロフィール

蓼内明子……青森県生まれ。児童文学同人誌「ももたろう」同人。第1回フレーベル館ものがたり新人賞大賞を受賞し、2018年『右手にミミズク』でデビュー。『きつねの時間』で日本児童文芸家協会主催第18回創作コンクールつばさ賞〈読み物部門〉優秀賞受賞。フレーベル館より出版。ほかに『魔女ラグになれた夏』(PHP研究所)。

「2022年 『ブレーメン通りのふたご』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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