タイトル通り、異世界に来て生きる術として娼婦になる少女の物語。
「元の世界」の話をするところが好きでした。
いつも明るく在ろうとするハルが、不安と諦観でグラグラきているところ、胸にきました。
しかしそれでもやはり、「明るく在ろう」という方向へ収束していくハルが、なんかかっこいいんですよね。
ちょっと意外だったのは、その不安の中で千葉にちょっと揺れているところ。
本作が男性向けの物語ならあり得たと思いますが、女性向け作品なので、そっちのルートには絶対に行かない物語だと思っていました。
揺れただけでも「あっ、それ有りなんだ」と。
千葉の揺さぶりが結構効いてて、うーん、でも女性向けだからこそなのかなぁ。
印象的なシーンでした。