- Amazon.co.jp ・雑誌 (84ページ)
- / ISBN・EAN: 4910075110503
感想・レビュー・書評
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幼子の母でもないが特集に惹かれ読む。松田英子さん「夢の話をしようじゃないか」がふにおちる感してよかった。いつもながら森田真生さん東直子さん大野更紗さん面白い。
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眠りが必要とわかっていても、眠れない環境がある。
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福音館書店から発行されている月刊誌「母の友」。
2020年5月号の特集テーマは「眠りと夢の大事な役割」でした。
睡眠や夢の役割について、丁寧に書かれており、眠りのメカニズムを知らないことで睡眠をおろそかにしてしまっている人には、この特集は助けになってくれるでしょう。
しかし世の中には、眠りの大事さはすでに知っていても実行できない環境にある人のほうが多い気がします。
そうした人に、眠りの良さを強調することは、逆に「わかっていてもできない自分」を責める結果になってしまわないだろうか…と、心配です。
親の気持ちに寄り添うのならば、眠りたくても眠れない環境下にある人たちの声や、選抜からのアドバイス、実際にこうしてみたら睡眠環境が改善した、などのお話しもあるとよかったなと思いました。
ただでさえ子育て中の親は、誉められるよりも、やるのが当然と思われがちで、責められる方が多いですから…
「母の友」には、時代とともに変わりゆく親に、いつまでもよりそう存在でいてほしいです。
東京子ども図書館職員の護得久えみ子さんによる「眠りの絵本」紹介、「絵本作家の本棚2 鎌田歩」、東直子さんの連載「母の風景」、そして平田オリザさんの「父の友」では、知らなかった絵本を知れたり、励みになる言葉をいただきました。
特集テーマは☆1ですが、こうした読み物☆3つということで、あいだをとって☆2つにしました。