- Amazon.co.jp ・電子書籍 (214ページ)
感想・レビュー・書評
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2020.11.02
プロの世界の人が鬱で動けなくなる苦しみ
入院が必要なくらいの症状で、心と体が正反対に動き
悩み悶える苛立ち
鬱は多分、なったその人しか辛さがわからないだろう。
他人に理解できるのはメカニズムだけだ。
その中でもまたプロの世界へと返り咲こうとする姿は
もしかしたらいつか見たり体感したり
自分や誰かがそうなるかもしれない姿なのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
プロ棋士先崎学がうつ病にかかり快方に向かうまでの過程を描いた漫画です。原作は先崎学本人の書いた随筆なのですが漫画化されたことによる違和感も特になく、どこかほんわかした絵柄と淡々とした語り口がマッチしており、これはこれで一つの作品として完成しているように感じられました。
自分自身がうつになったことがあるわけではないので、知覚や思考の変化についてはなかなか自分事として感じにくいとことはあるのですが、漫画的な表現によりすっと入ってくるのは良かったです。 -
プロ棋士 先崎学九段の書籍の漫画版。
鬱病の赤裸々な体験記です。
うつの症状についてはもちろんですが、
「プロ棋士が将棋を指せなくなること」の苦悩がとてもよく描かれています。
実力の世界の中で、自分がその枠組みから取り残されてしまう恐怖。
そして、いつかその中に戻ろうとする勇気。
それがいかばかりのものか凡人の自分には想像するしかありませんが、その一端に触れることが出来ます。
パーティの席で楽しそうな若者たちを見たときの、
「皆どうせいずれ病気なるのに…」という言葉が、ズシリと心に残りました。
うつのドキュメントとしても、棋士のドキュメントとしても、読む価値のある一冊です。 -
家人いわく「俺はうつ病白帯だ」。
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将棋が好きなので見たいと思っていた。Amazon unlimitedに出ていたので読んだ。重いうつ病ってこんな感じなんだ、というのがわかる。
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将棋は全く分からないのだけど、将棋番組は流れで見ていた。特に「先崎・神吉の将棋パトロール」は楽しみにしていた。なので、先崎さんのこの本を読んだけど、はじめてうつ病が少しわかってきたような気がする。たくさんの人に読んでほしい。
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3月のライオンの原作者か原案者の棋士がうつ病になって生活を取り戻すまでをまとめた本の漫画版
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将棋好きにとってとても面白い内容