辰野勇 モンベルの原点、山の美学 (のこす言葉 KOKORO BOOKLET) [Kindle]
- 平凡社 (2020年2月19日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (114ページ)
感想・レビュー・書評
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モンベルの社長さんの話。この方自身がクライマー、それもアイガー北壁を登攀したアルピニストなんですね。
山登りはフィジカル面とともに精神性があり、それが「文学」を生むとのこと。著者は名作「白い蜘蛛」を通して山登りと出会い、今、ご自身が山登りで得た感動、経験をこの本で語る。
モンベルの起業、経営、そして後の災害支援は山登りで得た知恵、見識、決断力が原動力になっている言う。
死と隣り合わせの登山家だから、生きるということが愛おしく思える。生きることへの感謝が生まれる。夢が生まれる。挑戦ができるんですね。生きる力をもらいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
しばらくモンベル会員になっていたので、モンベルの活動と辰野さんのカリスマ的な存在は知っていたが、会社創設に至った経緯など面白かった。まだ子供のような年齢で、手作り装備で山登りって、男性脳!(妻のトリセツの読みすぎか)送り出せるお母さんの強さもすごいなあ。
ところで、これを読むと、通気性は欲しいけど防水性も欲しい、といったようにアウトドア用品(とくに衣料)を作るのって難しいんだろうなあと思うのだが、合成繊維の多さにギョッとする部分も多い。アウトドアで使うからこそもっと自然素材のものを開発して欲しい!
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