辰野勇 モンベルの原点、山の美学 (のこす言葉 KOKORO BOOKLET) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  •  モンベルの社長さんの話。この方自身がクライマー、それもアイガー北壁を登攀したアルピニストなんですね。
     山登りはフィジカル面とともに精神性があり、それが「文学」を生むとのこと。著者は名作「白い蜘蛛」を通して山登りと出会い、今、ご自身が山登りで得た感動、経験をこの本で語る。
     モンベルの起業、経営、そして後の災害支援は山登りで得た知恵、見識、決断力が原動力になっている言う。
     死と隣り合わせの登山家だから、生きるということが愛おしく思える。生きることへの感謝が生まれる。夢が生まれる。挑戦ができるんですね。生きる力をもらいました。

  •  しばらくモンベル会員になっていたので、モンベルの活動と辰野さんのカリスマ的な存在は知っていたが、会社創設に至った経緯など面白かった。まだ子供のような年齢で、手作り装備で山登りって、男性脳!(妻のトリセツの読みすぎか)送り出せるお母さんの強さもすごいなあ。

     ところで、これを読むと、通気性は欲しいけど防水性も欲しい、といったようにアウトドア用品(とくに衣料)を作るのって難しいんだろうなあと思うのだが、合成繊維の多さにギョッとする部分も多い。アウトドアで使うからこそもっと自然素材のものを開発して欲しい!

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著者プロフィール

株式会社モンベル創業者、会長。登山家。京都大学特任教授。1947年大阪府生まれ。少年時代、ハインリッヒ・ハラーのアイガー北壁登攀記「白い蜘蛛」に感銘を受け、山一筋の青春を過ごす。69年アイガー北壁日本人第二登(当時世界最年少)を達成。70年日本初クライミングスクール開校、75年登山用品メーカー・モンベル設立。91年日本初の身障者カヌー大会をスタートさせるなど社会活動にも力を注ぐ。東日本大震災では、阪神淡路大震災以来の「アウトドア義援隊」を組織しアウトドアでの経験をいかした災害支援活動を指揮

「2020年 『自然に生きる力 24時間の自然を満喫する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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