- Amazon.co.jp ・電子書籍 (210ページ)
感想・レビュー・書評
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マイブームのミニマリスト的な本かと思いきや
75歳の伝説の経営者の生き方のエッセンスが
感じられた本。
今を必死に生きなさい、楽しみなさい。
そう言われている感じがした。
失敗した過去をくよくよ振り返り
まだ見ぬ将来に不安を感じて
色々備えるよりもモノではなく経験を大事に。
人との出会い、今という時間。
重心を変えるべきなのかもと考えさせられた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ここまで潔く過ごせたらいいなぁと思った。自分には難しいけど、取り入れられる部分は意識すると少し身軽に感じながら過ごせるのではないかと思う。
★ 何も持たないからこそ、過去に縛られず、未来に悩まず、今日を大切に生きることができる。
★ レジスタンスとは「抵抗」。「自分はそうは思わないんだけどな」とふと感じた〝違和感〟を大事にしてほしいと思います。
★ 準備万端の日は一生来ない。何も考えず、思い切ればいい。
★ 何かを気にするよりも大事にすべきなのは、自分に嘘をついていないか。できることは精一杯やってきたよな? と自分に問いかけて、嘘がなければ、思い切ればいい。大丈夫。また打席はやって来る。
★ 「会社のため」と身を犠牲にして働くのは、ちょっと変だと僕は思う。
★ 「働く主は、あくまで自分である」と握っておくべきだということ。
★ 人が中心で、会社が道具。この関係性を間違えないようにしたいですね。
★ 始める勇気と同じくらい、大事なのは〝やめる勇気〟。じゃあ、どうやって〝やめどき〟を見極めるかと聞かれたら、「がんばり過ぎている」と気づいた時じゃないかと答えます。
★ 大事なのは今日楽しく働けるかであって、自分にできそうなことがあれば一生懸命やってみる。
★ 人間は慣れるとバカになる。頭を使わなくなって、衰えていく。だから、できるだけ不慣れな機会に身を置くことが大切だ
★ 会話一つとっても、顔見知りの知人友人と会って話すと心地いいのは当たり前。
★ 大事なのは、自分に〝負荷〟をかけ続けること。僕はむしろ見知らぬ町の市場に飛び込んでいって、店内で買い物をしているおばちゃんと三分話すほうが刺激になります。
★ 毎日を豊かにする刺激は、日常の中にたくさん隠れている。
★ 世の中のすべてのものは〝組み合わせ〟によって、生かされたり、殺されたりする。
★ 誰を隣に置くかによって、〝らしさ〟が引き立っていくものではないでしょうか。
★ 人に頼むなら、信じて任せる。
★ できたら褒める。できなかったら我慢する。こういう姿勢を貫かないと、人に任せることはいつまで経ってもできないと思います。すると、仕事を一人でたくさん抱えて、本当にやるべきことができなくなる。ちゃんと成果を出したいのなら、任せ上手にならないといけません。
★ 「生かす」ことにはこだわりたい。どうすれば生き残れるか。どうすれば人から期待される存在になれるか。それが第一優先であって、「人からどう思われるか」なんて顔色を窺っていちゃあ、手遅れになるんです。
★ ものごとがどうしてもうまくいかないときは、自分自身に負けているとき。
★ 人生が走り続けるレースだとしたら、ゴールテープを切れる瞬間が最高の気分を味わえるとき。その瞬間は何度でもつくれるし、それは自分次第でもある。その爽快な感動を何度でも味わって、死ぬ十秒前に「僕の人生、どのレースも最高だったな」と思えたら幸せですね。
★ すべての行いは因果応報。責任と覚悟と希望を持つ。
★ 本当に残るのは〝形にならない思い〟です。例えば、子どもを叱ったとき。ただ叱るのではなくて、なぜこんなに叱るのかをしっかり伝える。部下に対してもそう。なぜこんなに厳しく言うのか、〝思い〟もセットで伝えないと残らない。形ないものをどれだけ残せるか。それがきっと、人としての力量というものです。
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待ち時間にAmazon primeで読んだ。
内容が面白くないです。
こういう強者の理論みたいなのは苦手、上司にいると面倒だし、同僚でも自分勝手に振舞われて、周りの人は迷惑だろなというのが素直な感想です。
個性的な素晴らしい人なのかもしれませんが、読み物としてこの本は面白みがなく、何も刺さるものもはなかったです。
もっといい編集者だとよかったのに。
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挫折があってもそれを乗り越える、胆力と多少の運がある方だなと思いました。
物事に執着しないのではなく、未来をみていて、留まっている暇がない。
なんとかなるさと、思っていたいが、年齢と共に、不安になってしまうものなのだ。 -
寺田倉庫が、話題を作っている。高級ワインの保管所など、食、アート、音楽など新しい提案をしている。面白い具合に、倉庫が、創造空間に変身している。その仕掛け人が、中野善壽。
どんな人だろうと思って、読んだ。いや、はや。1944年生まれで、すごい人だ。
題名もすごい。「ぜんぶすてれば」
中野善壽はいう。
「何も、必要ありません 。ぜんぶ、捨てればいいんですよ。
その生き方の根幹にあるのは『何も持たない』こと。
家や車、時計は持たない。お酒もタバコも嗜まない。
お金も若い頃から、生活に必要な分を除いてすべて寄付している。
何も持たないからこそ、過去に縛られず、未来に悩まず、今日を大切に生きることができる。
今日がすべて。颯爽と軽やかに、ぜんぶ 捨てれば。
僕が何より伝えたいのは、「今日がすべて」という言葉です。
本は捨てる。また、新鮮な気持ちで読みたいから。捨てる、捨てる、惜しげもなく、捨てる。
過去の残像を捨てる 。 いつも新鮮な自分でいる。
演出を捨てる 。 どこで感動するかは 、自分で決める。
思い出も捨てる。 役立たない から 。
いつまでも新しいアイディアを捻り出せる人間でいたいから、僕は思い出も捨てる。
飲み会を捨てる。人間関係 はがんばって広げなくていい。
人付き合いを捨てる。未来を語れる仲間だけでいい。」
いつも、身軽であれば、生み出していける。
それは、僧侶のような生き方にも見えるが、好き嫌いをはっきりさせる。
おかしいなと思ったら、立ち止まり、すぐにやめる。やめるほうが大切だともとく。
なぜそのような好き嫌いをはっきりさせる生き方ができたのか?と言う質問に
おばあちゃんから教わった生け花だと言う
「どの花が好き。どの長さに切るのが好き。
どの角度で挿すのが好き。どの組み合わせが好き。
無限のパターンから、どう生けるかを決めるレッスンは、
大人になってからの“直感を信じる決断力、の基礎になったかもしれない。」
情報の洪水時代、常に新しいことが押し寄せてくる。
そこでのサバイバルは、「個」として身軽にして、直感で判断して、突き進んで行く。
信じるのは、おのれ自身。おのれこそが、全ての責任を果たし、切り開く。
あぁ。振り返ってみると、私はなんと執着心が強いのだろう。
中野善壽。この徳を積む人。その身軽の軽やかさ、素晴らしい。
また、この本の余白の使い方の編集方法も、非常に勉強になった。 -
> 何よりも大事にすべきなのは、自分に嘘をつかないことである。
今日が全て。今に集中すること。悩まずに全てやる。
自分を妨げるものは全て捨てる。 -
【即実行】
耳読です。
何も持っていないから、新しいことにチャレンジできる。
持っていたらどうしても守りに入ってしまいます。
おそらく考え方もそうなのでしょう。
本当に必要な最低限のものしか持っていないので、即断即決。
すでに様々なことに対して、考え抜いた自分なりのルールが確立しているということだと思います。
いくら知識を詰め込んでも、実行しなければ何も変わらないということです。
「死ぬ直前の十秒が幸せならそれでいい」という考えは好きです。
それまではどんなに失敗しても死ぬ直前が幸せならOKということです。 -
自分を大切にして生きるための、ゆるい自己啓発。
心に刺さる言葉がいっぱい。
年輩の人なのに、時流に乗って生きている。
「今日できることは、今日のうちやる。」
「準備万端の日は一生来ない。」
「人が中心で会社が道具。」
「がんばり過ぎたら、やめていい。」
「激動する現代において、前例は役に立たない。」
捨てること、持たないことの身軽さがいい。私は物に執着しがちやから、見習いたい。
「本は読んだら捨てる」のは、難しいなぁ。
仕事を辞めてすぐ海外行きの飛行機に乗り、たまたまトランジットで立ち寄った台湾にそのまま住み着く、という行動力が凄い。