バーナード嬢曰く。: 5【イラスト特典付】 (REXコミックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 今までで一番面白かった。積んであった「三体」を先回しにさせるパワーがある。

  • 2012年に連載スタートしたのでもう8年が経っている。絵柄もちょっと変わった。昔は粗くて線もぐにゃぐにゃしてたのが少し丁寧になった気がする。
    他のレビュアーも指摘してたが、五巻ともなると主人公はほぼ神林といっていい。本の蘊蓄や感想でワイワイ盛り上がるのと同じ位エモ百合成分多め。遠藤と神林は似たもの同士だからこそ、磁極の同極が反発するのと同じ理由で微妙に距離をおいてしまうのか?一度同じ本にハマればとことん熱くて深い議論ができそうだが。
    本好きあるあるは健在で、今巻はとくに「本の上巻貸した時の一番嬉しいリアクションは下巻ある?だ」に大納得。

    「後で恥かくとか気にしてたら誰かが評価したものしか評価できない人間になるぞ」もぐっさり刺さる。
    「たまにTwitterとかでバズってる深いようでよく考えたら普通のこと言ってるだけのちょっといい話風の文章」など、風刺といおうか諧謔といおうか、身も蓋もないが故にその通りで笑ってしまった。
    自分はちょうどダレンシャンとハリポタが流行ってた世代なので、ハリポタVSダレンシャンは楽しかった(ちなみにダレンシャン派)

    それにしても四人が集う学校の図書室デカいな……座って読む用の椅子なんて私の学校にはなかったが、今はフツーなのか?

    基本的にエッセイの延長の日常漫画で、登場人物も四人だけの小さなサークルに終始するので、ドラマチックな変化を求める読者には向かない。
    そういう作品に疲れてしまった人は、このユルくてヌルい雰囲気に癒しを求めにきたくなる。

    それぞれジャンルの違う本好きがだべっているのを愛でる、または自分もそこにいるかのような一体感を共有したい人に勧めたい。

  • カササギ殺人事件に三体にハリーポッターとダレンシャン。本棚整理に書店巡り。相変わらず本好きのツボを押さえています。

    「本屋に行く前に本屋に寄るゼイタク」(P43)をできることは本当に幸せ。私もやりたい。

    なろう小説に新潮クレスト・ブックスとちょっとマニアックなものもあり(神林さんはなろうに投稿はしていない。)

    新潮クレストががっつり入ってる学校の図書室なんて毎日しっかり通う。夏休みも行く。

    隠れオタクだったのでこういう趣味で繋がった友人を持てる十代ってすごく羨ましいですね。

  • オチは2巻あたりの空気が好きだった。
    ただ、VRやなろう小説が題材に出てくるのは時代の流れを感じる。新刊が出たらまた読むと思う。

    また、ウェルベック、ガルシア・マルケスが題材に出てくる著者の引き出しは素晴らしい。高校生が読む本ではないと思うが。

  • ある程度シリーズも長くなってきたので、読書とは関係ないテーマでのキャラ同士の掛け合いも増えてきている。でも相変わらず面白い。本を読みたくなる。マンガに出てくるようなジャンルは読まないのだけれど。

  • 記録

  •  六十六冊目〜八十五冊目。
     『ギネスブック』『カササギ殺人事件』『死に山』(←すごく怖そう)『手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ』『ハリー・ポッター』と『ダレン・シャン』『三体』『本好きの下剋上』新潮クレスト・ブックスに江戸川乱歩賞。『春にして君を離れ』『あなたの人生の物語』『ああ無情』など。町田さわ子&神林しおりは,いつの間にか無二の親友って感じになっている。

  • こんな高校生活送ってみたかったよねー……

  • 彼女らの本に対する知識に感心する。そして、よく覚えてるなぁと。遠藤くんの台詞はとても文学的で、やはりただ者ではない。「読書とは究極的に孤独な趣味であった方が、本とより深い関係を築ける」なるほど。「読みたい時に読みたい本を読めばよい。」「読む読まないは自由。本は強制されないからいいんだ」どうせ一生かかっても読みきれない本が存在してるのだから、そうであるべきだと常日頃感じています。

  • 少しずつ大人になっていく。
    読み終わって時間が経っているけど、
    本を読むことの楽しさ、余韻はある。

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著者プロフィール

代表作『バーナード嬢曰く。』『鬱ごはん』『銀河の死なない子供たちへ』『オンノジ』『ヨルとネル』など多数。2014年に第18回手塚治虫文化賞・短編賞を受賞。2016年10月には『バーナード嬢曰く。』がアニメ化される。

「2019年 『ハナコ@ラバトリー 新装版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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