NINE LIES ABOUT WORK 仕事に関する9つの嘘 [Kindle]
- サンマーク出版 (2020年6月16日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (400ページ)
感想・レビュー・書評
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仕事に関して定説を思われることが嘘だった。納得する部分が多い。特に「最高の計画があれば勝てる」に納得、計画がいらないとは思わないが。計画は計画でしかない。
人の評価もできないもそっかーって思うところが多かった。 -
仕事の世界には、一見もっともらしいが、実は的外れな慣行があふれている。生産性の低下を招く、職場の慣行の「ウソ」を暴き、よりよく働くための普遍的な真実を明らかにする。
今日、職場に「ホント」のこととして定着している考えや慣行の多くは、実は的外れな「ウソ」である。例えば以下のようなもの。
■最高の企業は「目標」を連鎖させる
・組織は全体目標を設定し、社員にそれを落とし込む。だが、目標を課すことは、生産性の向上にはつながらない。
・一方、社員が自発的に設定した目標は、よい方向へ向かう推進力になる。
・組織に必要なのは、目標ではなく、仕事の「意味」を落とし込むこと。従って、リーダーは、本当に重要な仕事の意味を部下に理解させ、彼らのやる気を引き出すことに努めるべき。
■人は「他人」を正しく評価できる
・社員の資質を正確に評価することは、企業にとって重要である。だが研究によれば、人は他人を正しく評価できない。
・評価の結果は、評価者によって異なる「ものの見方のパターン」に左右される。また評価者は、その資質を正確に評価できるほど、相手と密に交流していない。
■「ワークライフバランス」が何より大切
・一般に、「仕事は悪」「生活は善」という発想の下、ワークライフバランスが重要と信じられている。だが、絶えず変化する世界で完璧なバランスを保つのは不可能。
・大切なのは、ワークライフバランスではなく、自分の仕事に愛を見つけることである。今の仕事で「大好きなこと」が何かを見極め、その仕事を増やせるようにすること。 -
常識を疑うことが大切。当たり前とされすぎていて疑いすら持たずにやっていて、ひとにもそれを押しつけているところがあると感じた。
自分なりに意味を持ち合わせた納得感のある行動であるかを軸に考えていこうと思った。
オールラウンダーではなく、そのひとが得意としていることを確認し、よりその力を上手く引き出すために必要なものを一緒に考えられるようになりたい。 -
P110 自己評価は謙虚な自分を宣伝する機会
現実世界での目標設定は、仕事を生み出すシステムというよりは、むしろすでに決まっている仕事を記録・管理するためのシステムに近い。
たぶん、あなたが実際に行っているのは、目標を全部達成したと豪語して傲慢な勘違い野郎だとにらまれるリスクと、計画通りに進まなかったことを認めて上司や会ったこともない重役にボーナス減額の口実を与えるリスクとの間で、適当な落としどころを見つけようとしているだけ
⇒目標の自己評価とは、自分の仕事を評価することではなく、注意深い自己宣伝と、政治的な位置決め、そしてどれだけ自分をさらけ出すか、猫を被るかの選択である。
P120 あなたには違いが判らないかもしれないが、ザッカーバーグにはわかっている。だからこの日ザッカーバーグは、過去10年にわたり半年ごとに行ってきたように、世界に対し、またさらに重要なこと自分のもとで働く社員全員に対し、新しい違いを真剣に発表した。
それがザッカーバーグの仕事なのだ。
P146 仕事にそうした喜びの要素が含まれるとき、つまり自分の仕事に愛を感じるとき、人はすばらしい仕事をするのだ
P332 人生は取捨選択の連続で、自分の人生は自分で選択するしかない。
P342 ワークライフバランスよりも、仕事に見つけることが何より大切だという真実を分かち合いたい。
P360 100人に一人の逸材も「愛の欠如」で簡単につぶれる -
8つの質問
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つかみどころのない内容だけど、現実的で夢や希望はない。当たり前の事実に目を背けない観察力が必要。誰も助けてくれないのは当たり前なんだよ。
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本書の内容は著者独自の視点はほぼ感じられず、他の本の内容の寄せ集めがメインでした。この手の本は抽象度が高く「わかった気になる」だけで終わることが多いです。