武器としての図で考える習慣―「抽象化思考」のレッスン [Kindle]

著者 :
  • 東洋経済新報社
3.48
  • (13)
  • (30)
  • (39)
  • (11)
  • (0)
本棚登録 : 460
感想 : 42
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (324ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ◆自分の問い
    どのような図が抽象化を深めてくれるのか

    ◆問いの答え
    4種類の図を臨機応変に活用する
    (ピラミッド、田の字、矢バネ、ループ)


    ◆3つの気づきと共感
    ①【学校や職場でよく言われる「考えろ」という言葉。しかし、肝心な考え方は教えてくれないよね。】への共感。
    確かに教えてくれなかったし、この言葉を言われた苦い思い出が何度もあります。笑

    ②どうして深く考えるには図が効率的なのか?に対する答えに納得。
    【紙一枚とペン一本あればできるから。】説得力ありますね。

    ③航空写真より地図のほうが道に迷わない答えから思ったこと。
    迷わない理由は、地図のほうが情報量が少ないから。
    航空写真は情報量が多すぎて、自分に不必要な情報までも見える化されてしまっている。
    現代の社会は情報量が多すぎて、不必要な通知によって自分の欲しい情報以外も多く吸収してしまっている。
    だからこそ、自分に必要な情報のみを取捨選択することが大切だと感じました。

  • 図にすることの利点はすごくよくわかるのだけど、方法論が私には難しく感じた。
    ビジネスやマーケティングの話に偏ってるからかな?
    最初に出てきた例のような、夫婦で食べたいものが違う時にどうやって解決していくか、みたいな、日常でよくありそうな議論での図の使い方をもう少し知りたかった。

  • ものごとを図式化することで、客観的に見ることができ、その関係性について深く考えことができる。情報が多すぎると「見えすぎ化」や「見えない化」が生まれる。
    情報がインプットされ、処理されて、アウトプットされる。
    ファクト、事実、そして概念、キイワード、それをあるべき姿に発展させる。
    深く考えるためにどうするか?抽象化思考をすることであり、全体を見るために図を描く。
    図は、概念図、構成図、分析図があり、おでんのように、四角、三角、マルで、概念図はできる。
    何をするのか?どうするのか?なぜするのか?という中で、なぜするのかが重要であり、それが判断基準を明確化する。そのことで、正しい意思決定ができる。
    図には、ピラミッド、田の字、ヤバネ、ループがあり、それを組み合わせることで、より高度な理解が可能となる。
    目指す姿との整合性、競争優位の強化、他事業とのエナジー、撤退コストの大きさ、組織風土の整合性を明確化して、健全に疑うことが大切で、視野狭窄に陥らないことだ。
    なぜするのか?を問いかけて、さらに、なぜ?なぜ?と積み重ねると本質が見えてくる。
    問題の枠を広げ、問題をいじる。そして、論理を広げ、論理を深める。
    やりたいこととできることを区別して、得意なもので攻めて行く。
    いろんな図が、書かれていて、あまり目新しさがないが、説明がうまい。
    まずは、とにかく、現場から図をきちんと書いて、全体を見回す作業が必要だ。
    アマゾンのナプキンに書いたと言われるループの図が、実に明快で、わかりやすい。
    なるほどと思った。これは、日常業務の中にきちんと取り入れたほうがいい。

  • 【 #書籍紹介 】 @BizHack1
    最低限必要な図がシンプルにまとめてある本。

    広がりや分解をまとめるのに「図解」は不可欠ですが、テレワークだと若手に抽象化を具体化するまでのプロセスが見せられないので、知識として補うのに良いツールです。

    #武器としての図で考える習慣
    https://amzn.to/3rRL2PK

    2022/01/30

  • 図で考えることにより、思考が整理され「深く考える」ことに注力できるようになる。
    ①ピラミッド②田の字③矢羽④ループの型が便利。

  • 図で考えることのメリット、具体的な方法が記述されている。

    直近では、田の字を変形させていくことにチャレンジする。
    仕事で壁を感じた際に再読し、応用まで身につけていきたい。

  • フレームワークが有効と考えるなら、図で考えることも有効である

    ①行先にたどりつくには航空写真より地図
    図にすることで枝葉を削って、本質にせまれる
    図にすることで、どこがあいまいかはっきりする

    ②図の余白が漏れや新たな視点に気づく手がかりとなる
    平均から外れているものにヒントがある
    図にすることで全体が俯瞰できる=フレームワーク

    ③全体の枠組みを作って議論することで漏れをなくせる
    まずは箱をかいて、それを埋めることで思考が多面的になる

    ④一方があがれば一方が下がるトレードオフの仕組みではなく、スパイラルアップする仕組みを考える

    ⑤同じことでも複数の図を使って考えることで新しい視点で検討を深めることができる

    所感
    図で考えることの有効性には納得できたが、出ている例がなぜその発想になるのか自分の能力不足で理解できなかった

  • 図解が苦手な自分にとって、選択肢が増えたようで嬉しい。

    状況によってどの図が適切か選ぶことが下手なので、まずは学んだ方法を組み合わせたりしながら
    徐々に実際に慣れていきたい

  • 人に説明するときに「具体的に言ってくれ」と良く言われるが、本当にちゃんと理解してもらうためには抽象的に説明する必要がある。
    その抽象化技術の一つが図解だ。
    本書はその図解の概念と技術を平易に示してくれる。
    概念はなんとなく理解していたつもりだけど、技術、手法が豊富で参考になった。図解したくなる!

  • 本書で提唱されている図はあくまで一例なので、自己流でもいいので、とにかくたくさん紙に手で書いてみて考えるということが大切なのだろうと感じた。図で書く方法がパターン化するということには違和感を覚える。

全42件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

筑波大学ビジネスサイエンス系教授
1965年生まれ。東京大学教養学部卒、東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。マサチューセッツ工科スローン経営大学院(MBA)。ベイン・アンド・カンパニー、デル、スターバックス、ローランド・ベルガー等を経て、2017年より現職。

「2022年 『ビジュアル ロジカル・シンキング<第2版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

平井孝志の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×