終電の神様 台風の夜に (実業之日本社文庫) [Kindle]

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    「観客のいない舞台」世の中、いろんなニーズがあるのね。便利といえば便利だし、寂しいといえば寂しい。しがらみのない男女がただ美味しい食事を共にする舞台で素敵な時間を演出する俳優という職業。超えてはならないお互いの職業の線。
    「デウス・エクス・真季奈」うっかり苗字を夫側に変えたばかりに新妻は煩雑な手続きと結婚式を望む母親に振り回される。発想の転換で月島の倉庫をパルテノン神殿にした結婚式で、今度は母親を(幸せに)のせることに成功!
    「消えた終電」嵐で終電がなくなるという神様のいたずらで出会った二人の女性。不法侵入の若い女性を招き入れた洋子が話す昔話とは。
    「インターカム」嵐の夜、入場規制をかけている改札で混雑する駅舎で倒れた女性。偶然居合わせた看護師の女性と駅員たちのインターカムでの連携。
    「ガラスの降る夜」「観客のいない舞台」の後日談。安易にくっつけるハッピーエンドにはならなかったけど、またその後の後日談があったりして。

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著者プロフィール

1954年東京都生まれ。東京大学在学中に野田秀樹らと劇団「夢の遊眠社」を設立。企業のエンジニアを経て、シリコンバレーのベンチャー設立に参加。99年「天使の漂流」で第16回サントリーミステリー大賞優秀作品賞受賞。2005年『覇権の標的』で第2回ダイヤモンド経済小説大賞優秀賞を受賞し、デビュー。主な著書に『D列車でいこう』『インバウンド』『横浜黄金町パフィー通り』など。『終電の神様』で第9回エキナカ書店大賞受賞。

「2022年 『終電の神様 殺し屋の夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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